2026/09/14
2学期が始まり、校内での授業に加えて、生徒たちが実際の社会へと飛び出し、「本物の現場」から学ぶ機会が続いています。
本校では、教科書で学んだ知識を社会の課題と結びつけ、自ら考え行動する力を育むため、工夫を凝らした多様な学習活動を展開しています。
先週、2・3年生の「公共」および「政治・経済」の授業では、岡山地方裁判所を訪問し、裁判員裁判を傍聴しました。法や正義がどのように運用されているのか、その現場の緊張感や当事者たちの姿に直接触れることで、社会のルールや課題を「自分事」として捉える貴重な機会となりました。
また、普通科協働探究系の2年生の生徒たちは、地域の18の事業所で初めて(第1期)の就業体験に挑みました。実際の現場に立ち、仕事に向き合う大人たちの工夫や責任感に触れることで、働くことのリアルさや地域社会の仕組みを肌で感じ取っています。今後の第2期・第3期の就業体験では、それぞれ異なる事業所を訪問する予定です。多様な職業や人々との出会いを通じて物事を多面的に捉え、自分自身の生き方や将来について深く考える機会にしていきます。





さらに週末の土曜日には、和気町田土地区にて、岡山理科大学の長谷部ゼミの皆さんが進める「棚田保全活動」に本校生徒が参加しました。地域の豊かな自然と歴史を守るための取り組みに直接加わり、世代を超えた協働の中で地方が抱える課題とその改善に向けた取り組みの現場を体感しました。
生徒たちが現場に足を運び、そこで活動するプロフェッショナルと出会うこと。そして、課題解決に向けて工夫し、挑戦する姿に触れることーー。これらは、生徒の視野を広げ、社会に対する「当事者意識」を高める上で欠かせない体験です。




もちろん、こうした体験活動は、その場限りのイベントで終わってしまっては意味がありません。事前に行う問題意識の整理、現地での気づき、そして事後の振り返りを通して、自身の学びを言語化し、次なる疑問や自発的な行動へとつなげていく。この「探究のサイクル」を回し続けることこそが、これからの時代を生き抜く本当の力になると考えています。
生徒たちの学びを快く受け入れ、貴重な現場を提供してくださった事業所の皆様、そして岡山理科大学の皆様に深く感謝申し上げます。今後も本校では、地域固有の資源を活かした教育を軸に、多世代との関わりを通じた学びを大切にしてまいります。