学 校 紹 介

School Introduction

校長あいさつ

Greetings from the Principal

和気閑谷高等学校 校長

赤松 一樹

Principal

KazukiAkamatsu

和気閑谷高校は

少人数規模、先進的なICT活用、地域との協働、旧閑谷学校との連携など、和気閑谷高校は地域等との連携と協働により、学びの質が高い環境を実現して、生徒一人一人の成長・自立につなげる「面倒見のよい学校」づくりを目指します。

《育てたい生徒像》
・幅広い知識・教養を身に付け、自身の成長を目指し、何事にも挑み続ける生徒 
・探究心を持ち、持続可能な地域社会の実現に向け積極的に行動できる生徒
・「恕」(思いやり)の心を持ち、自分と他者の良さを認め、互いに高め合える生徒

「恕」とは「思いやり」の意味です。その心を持つには、自分自身が人間的に成長していかなければなりませんし、自分自身の可能性を信じることができるようになることが必要です。本校では、生徒一人一人の心身の成長に向けて、経験や努力を通して前に進んでいくことができるよう、様々な挑戦の機会を用意しています。

岡山県立和気閑谷高等学校公式ホームページにようこそ。

○長きにわたる歴史、伝統と精神を受け継ぐ
江戸時代、学問を重視した岡山藩主の池田光政が1670年に開いた「閑谷学校」は、地域の指導者となる人材を育成するため、教育の門戸を自藩・他藩を問わず庶民の子弟に広く開き、各界に多くの優れた人材を輩出しました。本校は、その伝統と精神を今に引き継ぎ、自らの進路を切り拓き、よりよい地域(社会)を創ることのできる人材の育成を目指した教育活動を行っています。本校は、2020年度(令和2年度)に創学350年を迎えています。
また、閑谷の地に閑谷中学校があった頃、ここ和気の地に1922年(大正11年)、地元の熱い思いにより、和気高等女学校が創立されました。今年はその創立から100年に当たります。ここ和気の地で、これからも閑谷精神を受け継ぎ、高校教育の機会を持続発展できよう、その社会的役割と意義を見つめます。

教育活動を支える地域との協働

令和元年度に、本校が所在する和気町、通学圏の備前市や赤磐市を中心とする地域の様々な関係者とのつながりを一層強め、生徒の学びの環境の充実とともに、学校と地域が持続・発展できるよう、県立高校で初めてコミュニティ・スクールとなりました。

「論語の教え」から自己の在り方を学ぶ

本校の源流・閑谷学校。そこには日々、講堂に正座して論語を学ぶ者たちの姿がありました。現在もその精神を引き継ぎ、論語を人生の教科書とした学びを展開し、本校独自の「論語百章」や「論語手帳」を用い、生きる意味や学ぶ意味を自らに問いかけます。

地域との連携・協働による探究学習「閑谷學」、就業体験やボランティア活動

地域の現状、歴史文化・産業などを踏まえて、地域の課題解決や魅力づくりなどに挑む探究学習「閑谷學」。学校を飛び出し、地域の人々と協働しながら、様々な問題に挑みます。また、新たな学校設定科目「地域協働探究」を開設し、長期・複数の事業所での就業体験を通して、社会や職業を理解するとともに、自己の在り方生き方を問います。こうした活動や、様々なボランティア活動や社会貢献活動を通して、高校生に地域への愛着を持たせ、地域コミュニティの中心的な担い手になる人材を育成する働きかけを続けています。

生徒1人1台端末による学習活動

すでに生徒全員が、端末を自在に活用できる環境を整えています。日々の授業や「閑谷學」での活用はもちろん、学習の記録や振り返り、数学の基礎学力向上や英語4技能向上のための教材の活用などにより、生徒一人一人が主体的に自らの強みを伸ばし、弱みを克服できるよう、ICT機器を駆使した最新の取組を行っています。

リアルな世界に触れる国際交流

中国・韓国・台湾の高校と協定を結び、修学旅行やオンラインによる交流を行っています。また、本校主催のイングリッシュ・キャンプ、訪日教育旅行の受入れなど、海外文化に触れたり、外国の方々とコミュニケーションがとれる機会を設けています。

全国募集の実施

特色ある活動を県外の意欲ある生徒へも提供することとし、5年前から全国募集を行っています。現在、14名の生徒が本校で充実した学校生活を送っています。「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」のとおり、切磋琢磨しあう友達は何ものにもかえがたい財産となっています。また、学校敷地内に、「金剛寮」(男子寮)を新たに開設し、今春、新入生が2名入寮しました。遠方からの生徒受入れの環境をこれからも充実させていきたいと考えています。

以上のような学びの環境を用意しています。卒業した生徒は口々に、「小規模なので、アットホームな雰囲気で安心できる」「先生をはじめ大人と生徒の距離も近く、親身に関わってもらえる」「校内外でいろいろな経験ができ、役割を通して成長できる」と言います。

かつて池田光政が学校を開くに当たり、閑谷の地を「山水清閑、宜しく読書講学すべき地」と称賛したのと同じように、現在の本校にも、生徒一人一人にとり、小規模校ならではのきめ細やかで目の行き届いた教育とともに、先進的かつスケールの大きな学びができる環境があります。
ぜひ、日本で最も古く、同時に最も新しい高校でもある、本校の門を叩いてみてください。

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