2023/01/10
こんにちは。英語研究部1年生の谷村陽です。12月17日土曜日に、岡山大学でユネスコスクール実践交流会がありました。
和気閑谷高校はユネスコスクール加盟校です。ユネスコの理念を実現するために様々な活動をしています。実践交流会とは、県内にあるユネスコスクール加盟校が集まり、互いの実践内容を紹介し合ったり、ユネスコの掲げるテーマについて一緒に考えたりする会です。今年は11の高校と、岡山大学の学生スタッフが集結し、100人を超える規模の会になりました。実践交流会は大きく二部構成になっており、午前中は各高校の実践発表、午後は今年のテーマである「エコ」に関わるワークショップでした。
今回は学校の代表として、英語研究部が和気町教育委員会と協力して取り組んだ「English Fes」についての実践発表と、藍染作家の定國さんのもとで体験してきた藍染作品の展示をしてきました。
交流会本番に向けて、私達英研部は様々な準備をしました。例えば、実践発表用の模造紙を作ったり、スライドを完成させたり、英語の発表原稿を用意しました。そのときに、当日の様子を思い浮かべながら、「見やすいペンの色を使ったほうがいいかな」とか発表に英語を取り入れたため、「伝わりやすいようにできるだけ簡潔にしよう」とか仲間同士でたくさん話し合いながら工夫をし改善を繰り返して、より良いものを完成させようと頑張ることが出来ました。今まであまり関わりのなかった先輩や同級生と協力することが出来て楽しみながら準備をすることが出来、良い時間だったと思います。
本番、印象に残ったのは他校の生徒さんも先輩方も全く、物怖じせず交流を図っていたことです。私はあがり症だし、緊張してしまうと言葉が出なくなってしまいます。しかし先輩方は初めて会った人でも、話を広げ笑顔でコミュニケーションを取ることが出来ていて、尊敬の念でいっぱいになりました。
そして私も、他校の生徒さんから話しかけてもらえて、色んな交流やゲームを一緒に体験し、友達と変わらないくらい話せるようになりました。その子はおかやま山陽高校の男の子でした。普段、クラスメイトの男子でさえあまり話さないので、とても緊張しましたが、私の話をしっかり最後まで聞いてくれたり、話題を作ってくれたり、困っていたら助け舟を出してくれたりなど優しくコミュニケーションを取ってくれたので、嬉しかったし楽しかったです。
また実践発表では、多くの高校の発表を聞き、各々今まで取り組んできた活動内容を知ることが出来ました。例えば、私達和気閑谷高校も取り組んでいるウクライナ募金や清掃活動の他にも、実際にフィリピンに渡り貧困街の様子を見て、「本当の問題はどこにあるのか?」を探り発表している高校もありました。
ワークショップの活動では、どの高校も「SDGs」の観点から、米袋をエコバックに改良したりいらない雑誌を切り取って、ブックカバーにコラージュしたりと様々な工夫をみることができました。作品だけでなく、実際に作る体験ができるところもたくさんあり驚きました。
実は、私達英研部はユネスコの本番を迎える前に、自分が成長するための目標を決めていました。例えば私は、「将来へ向けて視野を広げる。そのために今まであまり関わったことのない人とコミュニケーションを取る!」というものでした。今回のユネスコで、話したことのない人と自己紹介から始まり、好きなものや世間話まですることができていて私は無事目標を達成できたと思います。全く知らない人とコミュニケーションを取ることで、全く知らない世界を知ることが出来、「こんな考え方があったんだ」とか「この問題は知らなかったな」と自分の世界を広げることができ、大きな成長の機会へと繋げることができました。
中学校のときにはできなかった経験ができて、とても楽しかったです!これからもいろんな活動に参加していきたいと思います。
【参考】English Fes 2022 開催!