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和気閑谷高等学校

校長日記 26.10.28 〜伝統に触れる「静」・地域と躍動する「動」のひととき〜

2026/10/28

校長日記

秋の深まりを感じる中、和気閑谷高校では、伝統文化に触れる厳かな時間と、地域の方々とともに汗を流す活動という、「静」と「動」それぞれの魅力に満ちた行事が行われました。

先週の土曜日、旧閑谷学校で、孔子の遺徳をたたえる儀式「釈菜(せきさい)」が厳かに執り行われました。まず、孔子像の前で「大成殿の儀」が行われ、和気閑谷高校の教職員が祭官を務めます。孔子像を安置した厨子を開いてお供え物をし、香を焚き、お酒を供えてご挨拶をし、詩を捧げる。その後に、参列者が孔子像に敬拝するというのが大きな流れです。続いて、国宝の講堂において論語講義の「講堂の儀」が行われ、論語の教えに触れながら、学ぶことや人としての在り方について思いを巡らせました。そして、最後に「分胙(ぶんそ)の儀」が行われ、祭典の供物を分かち合いました。和気閑谷高校生も受付や接待、記録に携わりました。
孔子の徳をたたえ、学問を尊ぶ心を新たにする。歴史ある学び舎に受け継がれてきた伝統と、先人の教えに静かに向き合う、心引き締まるひとときとなりました。

同日、和気町の田土地区の棚田では、岡山理科大学の長谷部ゼミの皆さんが取り組む米作りの収穫活動に、本校生徒も参加しました。実った稲穂を収穫しながら、自然や農業に向き合うとともに、普段の学校生活ではなかなか得られない交流の時間を過ごしました。地元の方々が大切に守ってきた棚田で、大学生とともに作業し、言葉を交わすことは、地域の営みや米作りに込められた思いを知る貴重な機会となりました。

翌日曜日には、「和気あいあい夜市」がIPU環太平洋大学と和気町、和気町公営塾の連携で開催されました。和気町体育館でのスポーツ大会、中央公民館やエンターワケでのハロウィンイベントなどを通して、誰もが気軽に参加して和気藹々に過ごすことができるよう、本校生徒も企画・運営に携わりました。

こうした行事を通して、生徒たちは、伝統を受け継ぐことの意義と、人と協働することの豊かさを、それぞれの場で感じ取ることができたことでしょう。この縁を今後もつないでいってもらいたいと思います。

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