2013/12/19
12月16日(月)、1年生のLHRは、無人島ゲームを通して国際協力について考えました。
このゲームでは「テレビなどの電波の届かない無人島に5年間4人で暮らす」という設定で、人間が生きていくために本当に必要なものは何かを考えます。必要不可欠なもの(Needs)とあればいいもの(Wants)を地球規模で考え、自分以外の人々に共感が持てるようにするというものです。
生徒はまず、一人ひとりで無人島に持って行くもの10個を考えました。次に、グループに分かれてみんなの意見をまとめて、必要不可欠なものとあればいいものを9個選び、グループ用ワークシートに書き込みました。選ぶための話し合いもESDの考え方に基づいています。
最後に各グループのワークシートが黒板に貼られ、それぞれの代表がNeedsとWantsを選んだ理由を含めて発表しました。自分のグループと似たものがあったり思いつきもしないものがあったりと、他のグループの考え方を共有して必要なものを考えることで、自分とは違う価値観にも気づくことができた1時間になりました。
<生徒の感想より>
・私たちはいろんなものが安全に手に入るけど、安全に手に入らない人がいると思うと、なんか悲しくなりました。
・みんなそれぞれ選ぶものが違っておもしろいと思った。班によって、食料が1位になったり、寝るためのものが上位になったりするのでそれぞれ考えが違っていておもしろかった。
・無人島に行ったら、たぶんこのリストでは生きていけないと思いました。「猫に小判」というように、あっても無駄なものはたくさんあります。でも、それを必要とする人もいます。そういうものの見分けを自分でできるようになりたいと思いました。私たちの生活には何が重要なのか、改めて考えた時間でした。