2022/10/11
和気閑谷高校では、10月に創立記念日を設けています。一昨年度は閑谷学校の創立から数えて350年に当たり、創学350年記念式典を開催し、多くの方とお祝いすることができました。昨年度はコロナの影響により全校で体育館に集うことが出来ず、オンラインで校長挨拶を行い、芸術鑑賞も延期となりました。
本年度は、本校のルーツの一つである和気高等女学校がここ和気の地に設立されてからちょうど100年に当たります。本校の卒業生は、大正時代からでも2万6千人を超え、各界で活躍されておられます。
10月3日には、体育館にて「ようこそ先輩」として、卒業生の講演会を企画し、地元赤磐市の備前化成株式会社、代表取締役役社長の清水富江氏をお招きしました。代表生徒2名が清水社長と対談し、高校時代や社会に出られてからのこと、経営者としての思いや高校生へのメッセージなどについてお伺いすることができました。
ーーーーー[生徒の感想] 清水社長と対談させていただきました。高校時代の打ち込んだり頑張ったりされたエピソードや思い出に残っているお話など、今の自分の学校生活と照らし合わせながらお話を伺うことができました。私は、会社の経営理念である「常に一歩先、一歩上を目指して」に込められた思いの、他と同じことばかりしていては成長はなく、常に世の中の一歩先を目指して動くことが大切で、社員にも上司からの指示を待つのではなく自分から動くように指導しているというのがとても印象に残りました。自分から率先して行動したり、挑戦することの大切さを改めて感じました。
対談はとても緊張しましたが、清水社長がとても素敵なお話をしてくださって、私も対談を聞いている人にしっかり伝わるように場を回す努力をしたり、生徒を代表して質問させていただいたり、貴重な経験ができてとても濃い時間になりました。お話から学んだこと、そして対談者の立場になって学んだことをこれからに活かしていきたいと思います。ーーーーー
本校はこれからも、和気の地にあって閑谷学校以来の教えと伝統を受け継ぎ、生徒の社会的自立に向けた支援と地域を担う人づくりに取り組んでいきたいと思います。
《和気高女誕生から100年 これまでも、これからも地域とともに》