2024/07/02
3年生の就業体験全6回が6月19日に最終日を迎えました。60人の生徒が地域の全30の事業所に出向いて就業体験をさせていただきました。
本ブログでは、そのうちの2つの事業所に行った6人の生徒の経験を記事にしました。
受入事業所の皆さま、大変お世話になりました。全ての生徒にとってとても有意義な経験になりました。ありがとうございました。
(取材担当・・・3年1組 岡田 3年2組 中原・松島・宮岡 3年4組 岡本・近藤)
◼◼◼◼◼恒次工業株式会社◼◼◼◼◼
私が体験したのは、鉄筋マルチで小さい機械を使い排水口の骨組みとなる部分を作る仕事です。教えてくれたのはベトナム人のリンさんです。とても日本語が上手で、教え方も上手かったです。私が体験したのは、細長い鉄筋をリンさんに渡して、リンさんがプレスをして完成まで近づける作業で、それを一日中しました。ベトナムの人と仕事すると、たまに聞き間違えてしまったりします。海外の人とあまり会話をしたことがなかったので、いい経験になりました。作業をしていたら暑いし力仕事もするので結構体力を使います、でも時間が過ぎるのはあっという間で楽しかったです。これから気温が高くなってくるので、この作業は大変だと思います。
私が恒次工業で働いてわかったことは、職場の人は全員が優しい人ということです。私はスポットという溶接とマルチという作業をしました。鉄筋を運んだり、野菜の収穫をして袋詰めなども行いました。その時わからないことがあって、その場の人に質問をすると、優しく教えてくれて、何不自由なく仕事をこなすことができました。他にも職場の人全員で食事会をしていたり、働く意義などを聞くと「社会に貢献できたり、上司に褒められるのがモチベーション」と答える人もいて、すごくいい雰囲気でした。また、仕事は完璧にこなす良い会社でした。
恒次工業では主に建設工事、土木工事などで必要不可欠な鉄筋を作っているところで、他にも農業部門、不動産部門、太陽光発電部門などがある。今回僕は、鉄筋を作っている鉄筋加工部門を体験をしてきた。まず鉄筋加工部門では、大型と中型があって、鉄の棒と棒をつなぎ合わせて鉄筋を作っていて、結構火花が飛び散っていた。違う形のを作る時に何回も調節していたり棒も真っ直ぐにしないといけなくて集中力も使うし大変だった。違う国籍や若い人もいたけど、みんな優しく教えてくれて、すごく楽しく活動ができた。「コミュニケーションをとる」という最初に立てた目標は達成できたと思う。
◼◼◼◼◼和気鵜飼谷温泉◼◼◼◼◼
ラウンジ業務では、朝来たお客様にモーニングを作りました。モーニング作りでは、目玉焼きを焼いたり、サラダやヨーグルト、コーヒーやパンを準備します。何回かやるうちに、自分で一からできるようになりました。他にも、洗い物や次の日の準備などをしました。売店業務では、販売しているものの賞味期限を確認したり、ジュースやアイスの補充、レジなどをしました。教えてくれる方ともたくさんお話できて楽しかったです。
フロント業務では、お客様の出入りのときに挨拶をしたり、お風呂の券を交換したり、スタンプを押したり、ホテルに宿泊される方の準備をしたりしました。スタンプを押す作業は、お客様が持っているカードによってスタンプを2つ押す人や3つ押す人など色々と複雑で難しかったです。またほとんどのお客様がお年寄りの方で、声を聞き取りづらい方が多いので、お客様の表情を見て何をすればいいのかを考えるのも大変でした。フロント業務では確認することが多くあり、大変でした。
私はフロント、売店業務、応接業務の中で主に応接業務を担当しました。応接業務では、お客様がチェックアウトされた後のベッドメイキングや、部屋の片付けなどをしました。力仕事も多いと聞いていたので、最初は「片付けが大変だし、他の業務をしたいな」と思っていました。しかし、実際にやってみると、シーツの正しい敷き方やきれいに見えるタオルのたたみ方を学べたり、お客様に気持ちよく使ってもらうためにはどうすればよいのかを考えながら業務をこなすことができ、自分の成長につながったと思います。