2016/03/10
3月4日(金)、午前中いっぱいをかけて1年生、2年生の探究学習発表会を開催しました。
フィールドワークやインタビューでお世話になった方々、小中学校の先生方、商店会の方々、保護者の方々、視察・取材の方々など約30人の方が来校くださり、発表後には講評もいただきました。
会の冒頭に、校長先生からはこのようなお話がありました。
「テーマは地域、でも何のためにこの探究学習を行っているかと言えば、まず、みんなのためです。将来どんな仕事に就くとしても、自分で考えていかなければいけません。いやな仕事でもにっこり笑って頑張れることが大事。そして仕事というのは正解が一つではないことばかりです。答えがない問いに向かっていくというマインドを持つことが大事です。そしてみなさんが取り組んだ地域課題というのは大人であっても正解が見えない、答えがない問題ばかりです。将来、仕事の場で、あるいは地域で活躍してゆくために必要な学びが探究学習です」
当日の発表内容を紹介します。
■1年生 探究基礎編Ⅱ「提案!和気の困りごと解決策」発表内容
1年生は調査・問題解決・表現といった探究活動の基礎を学んだ後、11月から約2か月半、和気町の7つの課題テーマ別グループに分かれ、自分たちなりの提案を考える活動を行ってきました。各テーマ内で4人1チームとなり、グループ内で相互評価によって選ばれた優秀チームのプレゼンテーションを軸に、グループごとに工夫をした発表を行いました。
7つのテーマ
■2年生 「和気⇔世界の問題」発表内容
今年度は希望進路別に4グループに分かれ、更に小チームで各自の問題関心や興味に沿ってテーマを設定し、1年をかけて探究活動をしてきました。4つのグループはユネスコスクールである本校が考えるESDの取り組み4大テーマに沿っています。和気町内の病院や福祉施設でのフィールドワークや、幼稚園、保育園、小中学校と連携して調査を行った成果をポスター発表とプレゼンテーションで発表しました。
4つのテーマ
2年生のステージ発表は、4つのテーマから各1チームが代表で発表しました。フロアの観客に意見を求めたり、実際に自分たちがつくった英語版の岡山ガイドを配布するなど、工夫を凝らした発表でした。
最後に、インタビューやフィールドワークでお世話になった、地域おこし協力隊の坂口さんと、和気駅前商店会理事長の和田さんからコメントをいただきました。「聞いていてワクワクした」「こんな学びの機会があるみなさんは恵まれている」といった励ましとお褒めの言葉をくださいました。
1年生、2年生のみなさん、1年間良くがんばりました!