備前焼のお皿

 1学期に2年次「閑谷學」備前焼チームが備前市の陶芸作家・森敏彰さんと協働して作ったお皿が、備前市日生のステラカフェで使われることになりました。

ステラカフェ https://www.facebook.com/stella.hinase/

 お皿は本校の源流である閑谷学校創学350年を記念したもので、閑谷学校の楷の木の葉を灰にして釉薬にし、これまでの備前焼にはない新しい色付けをしています。お皿の形も楷の葉をイメージしています。

 11月20日に備前焼チームが森さんに招待され、ステラカフェを訪問しました。自分たちが考案したものが形となってお店で使用されるのはとても嬉しいことです。私たちのお皿が多くの方の目に触れ、この地域を訪れた思い出に残ってくれると良いと思います。

 この日は、NHKや山陽新聞社の取材を受けましたので、近日中に報道される予定です。

「商品開発」企業訪問

 11月18日、キャリア探求科2年「商品開発」選択者のうち福祉系の学習をしている生徒3名が、赤磐市黒本の山陽総業株式会社へ訪問させていただきました。

 「商品開発」の授業では、現在、「岡山モノづくり★学生アイデア•デザインコンテスト2020」の応募に向けて、企業から出されたテーマ(課題)に沿った、新製品・新商品のアイデアやデザインを考えています。

 山陽総業株式会社から出されたテーマは、「介護シーンにあれば便利だと思う木製の家具や機器(グッズ)」で、福祉系の生徒にとって授業での学びを生かす機会になるため、このテーマで応募することに決めました。

 三宅社長から家具や防音ドアなどの製品やさまざまな種類の木材の特徴について説明を伺い、製造工場も見学させていただきました。また、介護製品のニーズについてもお話を伺いました。初めて現場を見させていただいた私たちにわかりやすく丁寧にご説明いただいて、これから考える新製品のアイデアが膨らみました。

【生徒の感想】

 工場見学をさせていただいて、家具は一枚の木の板を組み合わせて作るのではなくて、いろいろな木を重ねて素材を活かして製造していることがわかりました。介護施設で使う家具などは角を丸くして安全にするなど工夫がされていました。

 想像以上に細かい作業ができることを知り、多方面のものを作ることができると思いました。介護シーンの様々な場面を考えてアイデアをつくるということで、考えるのが楽しみになりました。

 特注の家具を作っていたり、小さいものから大きいものまで作れる所がとても強みであることが分かりました。社長さんがわかりやすく、一つずつ作業を教えてくださったので、自分がアイデアを作るときの考えができてきました。今日は見学をして初めて知ったことが多かったので、訪問させていただいてよかったです。

English Fes 2020

 11月14日(土)、岡山県青少年教育センター閑谷学校にて「English Fes 2020」が開催されました。このイベントは、英語研究部が中心となって企画・運営まで全ての担当を担うビッグイベントです。

 昨年度までは、1泊2日の「English Camp」として開催されていましたが、今年度は新型コロナウィルスの影響により「デイキャンプ」という形で行いました。

 今年は、「Beyond Borders」をテーマに5つのグループに分かれて、それぞれがFlagを創り上げるアート活動を行いました。「SDGs」を元に、それぞれがアイデアを共有し、できるだけ筆を使わず、手やローラーを用いて作品を創り上げました。活動の最後には、各グループからの発表があり、それぞれの作品についてのイメージを共有しました。今回の参加者は、小学生9名、中学生3名、大学生5名、ALT10名、そして和気高生(ボランティアを含む。)22名、大人数名、総勢50名以上が参加し、多世代・多国籍が交流する充実した取り組みとなりました。

Beyond Borders Flag
Beyond Borders Flags

 夜はキャンプファイヤー場に移動し、キャンプファイヤーを行いました。 そこでは、ゲーム・ダンス・歌など高校生が考えた企画で盛大に盛り上がりました。 最後には火を囲み、全世界で有名である「We are the world」を全員で歌い、English Fes 2020の  活動を締めくくりました。

高校生にとっては、このイベントを成功させるために、約1ヶ月間、事前準備にリハーサルにと全力で取り組んできました。「英語」での企画説明や運営という責任感のある役割を担い、全うしたことは必ずや彼ら彼女らの財産になると思います。

来年度は例年通り「English Camp 2021」として開催されることを願っています!!

英語研究部顧問 山本 葵

VRACKS異文化交流ゲームBafa Bafa

11月6日(金)の放課後にVRACKSで異文化交流ゲームを開催しました。

Bafa Bafa(バファバファ)と呼ばれるこのゲームは、文化・風習・価値観の全く異なる2国に分かれて、戸惑いながらも交流をスタートさせることを目的としています。

A国、B国は共にカードを交換して暮らしています。お互いの国に「使節団」を派遣して、無事に相手国とカードを交換できるでしょうか。 

A国はとにかく陽気。笑顔がマナー。ほかの人が笑顔でないと不安になるので、相手を笑顔にするべく褒めまくるのが特徴。

対照的にB国はあんまり喋らない文化を持っています。他人に笑顔を見せるのは失礼とされていて、笑顔を向けられると不快になり舌打ちします。

無事にカード交換成立。向かって右側の方はどうやらB国の王様だったみたいです。

その他にも様々な違いがある両国。生徒は文化や習慣の違いを乗り越えて、カードを交換できました。

様々な取り組みを行っているVRACKS。次回も楽しみです。

*VRACKSとは金曜日の放課後に、有志の生徒が参加している課外講座です。様々な活動を通し、通常の教科学習では身に付きにくい思考力や表現力をj磨いています。

ガチャガチャ in 閑谷学校

以前、このブログでも紹介したガチャガチャマシンについて続報です。

11月23日まで閑谷学校でガチャガチャの販売をしています。

創学350年記念の閑谷学校の缶バッジと楷の葉をかたどった備前焼のマグネットをどちらも¥200で販売しています。

訪れた方には喜んで買っていただけているようです。

放課後学習支援

11月9日に和気中学校、11月11日に佐伯中学校へ放課後学習支援のボランティア活動に行きました。

本校1〜3年次生の各中学校出身生徒や教員志望の生徒、数学が好きな生徒がボランティアで参加し、1・2年生を中心に自主学習のお手伝いをしました。

自分ではわかっていても相手が理解できるように教える難しさを生徒たちは肌で実感していますが、何度か参加している生徒は教え方のコツをつかめてきたようで、優しく声かけをしながら中学生が自分で問題を解いていくのをそばでサポートしています。

次回は11月16日に和気中学校、11月18日に佐伯中学校へ伺います。

岡山県ユネスコスクール高等学校ネットワーク 実践交流会

11月14日に岡山県ユネスコスクール高等学校ネットワーク実践交流会に生徒会のメンバーがZoomを使い、参加してきました。 参加各校の実践を共有することで、より一層岡山県のESD活動を促進させる目的で開催されているこの活動を通して、コロナ禍でも進めていけるであろう今後の活動のヒントをたくさんいただきました。 コロナウィルスを一つのきっかけに、『学校ってどんな場所なのか』を、改めて考える機会となったことを前向きにとらえ、知識だけでなく、心を育む環境となるために、様々な活動に多くの生徒を巻き込んでいく必要性があることを学ばせていただきました。 本校からは、高齢化の進む和気町を持続的に住み続けられる町にするためにできることを発表させていただきました。ご縁のある障がい者団体との協力から、『障がい者に優しい町づくりは、高齢者に優しい町づくりへつながる』という考察を一つのテーマとして、本校の取り組んできたことを発表してきました。本日の学びを今後の活動に活かしていきます。

(参加生徒の声)

2年濱本:各校それぞれ出来る事をやっていて凄いと思った。和気高も負けないように、出来る事を全力でやって行きたいと思いました。

1年鉄谷:コロナ禍でも出来ることがたくさんあるので、挑戦していきたいと思いました。

1年大森:オンラインで他校と情報交換をしてみて、新しい考えが増えたので実行していきたいと思いました。

「デザインシンキング」 オンライン講座

11月4日、キャリア探求科2年生の「商品開発」選択者20名が、授業の一環でオンライン講座を受講しました。

「デザインシンキング」はユーザーの目線で本当に必要な課題解決方法を探る、いわば答えや模範解答のない探究学習のようなものです。近年企業の製品開発等でも採用されており、特定非営利活動法人みんなのコード様の紹介でソフトウェア会社SAPジャパン株式会社の阿部理央様に講義をしていただきました。

講座では商品開発に必要となる「ニーズを探る力」や「発想を転換する力」を身につける体験をしました。

ペアになって相手のことを知るためにお互いにインタビューをし、その結果を分析して相手が喜ぶモノやコトのアイデアを創出していきました。

今回の体験を通して、相手のことを知って相手に寄り添う気持ちを持つことが商品開発においても大切だということがわかりました。

最後に体験講座全体を通しての振り返りを行いました。その一部を紹介します。

【生徒の振り返り(フィードバック)】

良かった点: 相手のことをもっと知ることができた/相手の情報からどういうものが喜ばれるかを深く考えることができた/普段考えないことを考えることができて楽しかった

改善点: もう少し深く相手のことを聞く必要があった/もっと相手の特徴が出る質問をしたかった/もっと頭を柔らかくしてアイデアをたくさん出したい

わかったこと、これからがんばりたいこと: みんなが喜んでくれるようなアイデアを出してそれを商品として実現できるようにしたい/ 相手の立場になって考えることが大切。立場を変えることでどんなことを相手にしたら喜んでくれるかわかったような気がした/ 相手のことを掘り出してどういうことを思っているのか感じ取れるようにしたい

「地域との協働による高等学校教育改革推進事業」に係る第1回運営指導委員会開催

11月6日、文部科学省から指定(令和元年度から3年間)を受けて進めている「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(地域魅力化型)」に係る第1回運営指導委員会を本校で開催しました。

6名の運営指導委員の方にご出席いただき、1・2年次生の「閑谷學」の参観と本事業への指導助言をしていただきました。

協議の中で、地域協働コーディネーターの必要性、授業でのiPadの有効活用方法、企業で長期就業体験を実施する新科目「地域協働探究」の内容についてなど、貴重なご助言をいただきました。

また、運営指導委員会に合わせて、高校魅力化事業を推進する岩手県教育委員会から6名の方が視察に来られました。

野球部が岡山桃太郎と交流試合を行いました!

こんにちは!和気高広報チームです!野球部の活動内容をご紹介します。11月1日(日)に和気閑谷高校の新グランドで障害者野球チーム「岡山桃太郎」と和気閑谷高校野球部が交流試合を行いました。

朝8時からそれぞれアップをし、開式セレモニーを行いました。9時から交流試合が始まり「岡山桃太郎」と「中学生・和気閑谷混合チーム」が戦いました。障害者野球の特別ルールで試合は進行され、生徒たちは少し慣れない中でも楽しく、最後まで諦めずにバットを振る様子が見られました。試合中、和気高生と和気中の吹奏楽部も応援してくださって、グランドはとても活気溢れた場所になりました。

午後は岡山桃太郎と練習補助を行いました。お互い笑顔が絶えない良い交流になったと思います。和気閑谷広報チームは、今回の試合風景や個人撮影をとりいれたPVを作成しています。岡山桃太郎の魅力等を伝えるべく動画作成をしていますので楽しみにしていてください。これからももっと和気閑谷高校と岡山桃太郎で交流をレポートしていきますね。