日韓中 高校生フォーラム

 1月12日(土)、13日(日)の2日間、文部科学省・大阪府立大学主催の日韓中
高校生フォーラムが、大阪府立大学の学術交流会館で開催されました。ESDの観
点から、3か国の高校生たちが「持続可能な社会」について考えようというもので
す。韓国から清州市の上薰高等学校、中国から北京市の中国人民大学附属高等
学校(中国での表記は「中学」)が招待校として来日、日本からは大阪・岡山ほか全
国からのASPnet加盟校から120名が運営およびディスカッションチームを作って参
加しました。

 この大会は、2014年に岡山市で開催される「ユネスコスクール世界大会 高校
生フォーラム」に向けた準備大会の位置づけで、すべて高校生が運営する点が特長
です。

 本校からは、万波生純さん(2年、吉永中出身)と髙取華渚さん(1年、吉永中出
身)が、6月からの5回の準備セミナーに参加し、ESDのスキルとハートを学んでき
ました。フォーラムでは、万波さんは装飾・環境創造班として、髙取さんは司会・進
行班として、活躍しました。

【12日】

 10時、来賓の方、生徒、関係者、約200名で会場はほぼ満席。正面には「3か
国の生徒がともに未来を創る」をコンセプトにした壁画が飾られました。この壁画は
万波さんの作品で、参加の皆さんから「会場の雰囲気を盛り上げてくれました」な
ど、多くの賞賛をいただきました。

 開会式では、来賓の方からの挨拶の後、手話サークル「亜飛夢」から手話コーラ
スでのコンセプトメッセージが披露され、フォーラムのスタートです。

 午前中は韓国・中国による学校紹介と、3か国から「持続可能性の課題」について
のプレゼンテーションが行われました。日本からは「日本の食生活から持続可能性
を考える」、韓国からは「スマートフォンの弊害について」、中国からは「より良い教
育、より良い未来へ」という内容で発表がありました。いずれも身近なことから持続
可能性を阻害している課題と解決を探るものでした。

 司会・進行班の連携のとれた司会で、会はスムーズに進行しました。髙取さんも
堂々とした姿で、日本語と英語での進行を見事にこなしていました。

 午後からは「身近なことから持続可能性の課題を考える」をテーマにディスカッショ
ンが行われました。人々のマナー違反から人と人の関わりの大切さや、異文化理
解についても人と社会の関わりの重要性が提案されました。

【13日】

 前日の議論を踏まえて、「私たち高校生は、共に何を目指すべきか」というテーマ
で2回目のディスカッションが行われました。「社会が発展するとはどういう定義か」
また持続可能性の観点から「私たちの目指す発展の理想の形とは」などが話し合
われました。3か国の代表だけではなく、フロアーの高校生からも活発に意見が出
されました。その結果、それぞれの文化を大切にしつつ、可能な融合を図り、人と社
会のつながりの中で「調和」と「バランス」をとることが大切であるとの考えの基に、3
か国共同宣言を採択しました。

 この2日間、すばらしいフォーラムになりました。1年間準備してきた高校生は躓き
を自力で越える力を身につけ、成長の跡がはっきり見えました。支えてくれた大学
生にも感謝です。

 全員が輝いていました!

 

新しい一年が始まりました

平成25年が始まりました。

8日には全校集会、宿題考査があり、

9日からは本格的に授業が開始しました。

初日は友人と久しぶりに会い興奮気味だった生徒も、

落ち着いて勉強に取り組んでいました。

全校集会での校長先生のお話にあったように、

目標を設定し、「和気高生としての自覚と責任」を持って、

この一年を過ごして欲しいと思います。

11日、一年生は寒中ウォーキングに出かけます。