「デザインシンキング」 オンライン講座

11月4日、キャリア探求科2年生の「商品開発」選択者20名が、授業の一環でオンライン講座を受講しました。

「デザインシンキング」はユーザーの目線で本当に必要な課題解決方法を探る、いわば答えや模範解答のない探究学習のようなものです。近年企業の製品開発等でも採用されており、特定非営利活動法人みんなのコード様の紹介でソフトウェア会社SAPジャパン株式会社の阿部理央様に講義をしていただきました。

講座では商品開発に必要となる「ニーズを探る力」や「発想を転換する力」を身につける体験をしました。

ペアになって相手のことを知るためにお互いにインタビューをし、その結果を分析して相手が喜ぶモノやコトのアイデアを創出していきました。

今回の体験を通して、相手のことを知って相手に寄り添う気持ちを持つことが商品開発においても大切だということがわかりました。

最後に体験講座全体を通しての振り返りを行いました。その一部を紹介します。

【生徒の振り返り(フィードバック)】

良かった点: 相手のことをもっと知ることができた/相手の情報からどういうものが喜ばれるかを深く考えることができた/普段考えないことを考えることができて楽しかった

改善点: もう少し深く相手のことを聞く必要があった/もっと相手の特徴が出る質問をしたかった/もっと頭を柔らかくしてアイデアをたくさん出したい

わかったこと、これからがんばりたいこと: みんなが喜んでくれるようなアイデアを出してそれを商品として実現できるようにしたい/ 相手の立場になって考えることが大切。立場を変えることでどんなことを相手にしたら喜んでくれるかわかったような気がした/ 相手のことを掘り出してどういうことを思っているのか感じ取れるようにしたい

「地域との協働による高等学校教育改革推進事業」に係る第1回運営指導委員会開催

11月6日、文部科学省から指定(令和元年度から3年間)を受けて進めている「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(地域魅力化型)」に係る第1回運営指導委員会を本校で開催しました。

6名の運営指導委員の方にご出席いただき、1・2年次生の「閑谷學」の参観と本事業への指導助言をしていただきました。

協議の中で、地域協働コーディネーターの必要性、授業でのiPadの有効活用方法、企業で長期就業体験を実施する新科目「地域協働探究」の内容についてなど、貴重なご助言をいただきました。

また、運営指導委員会に合わせて、高校魅力化事業を推進する岩手県教育委員会から6名の方が視察に来られました。