生徒の創作した夏の俳句

岡崎先生、北川先生が担当する2、3年生の「国語表現」の授業では、季節ごとに句会を行っています。

国語表現は言葉のよりよい使い手になるために、日本語について学び、さまざまな方法で話すこと、聞くこと、書くことを学んでいく科目です。

あと数日で始業式、秋も近づいていますが、ゆく夏を惜しみ生徒の夏の句会での作品からいくつか紹介します。

句会で作った生徒の作品は、職員室脇に掲示しています

句会で作った生徒の作品は、職員室脇に掲示しています

夜祭りの 浴衣姿は 蓮の花 (2年2組)

海の底 とげを光らす ウニ一つ (2年1組)

我が心 服と一緒に 衣替え (2年1組)

恋蛍 君と出逢えて 恋をした (3年4組)

炎天下 効果が出ない 日焼け止め (3年3組)

夏祭り 何着てほしい my darling (3年3組)

受験生 今年の夏は 遊べない (3年4組)

本校卒業生でもある北川先生は、作文教育の実践で読売教育賞受賞の実績ある先生です。今年度より特別非常勤講師として授業を担当し、1学期の授業の中で生まれた生徒の作文が新聞に多数掲載されています。

渡り廊下に、新聞掲載された生徒の作文や、授業での作品を掲示しています

渡り廊下に新聞掲載された生徒の作文や、授業での作品を掲示しています

 

季節ごとに1時間ですが、句会では定型詩という比較的取り組みやすい創作を通して表現する楽しさや喜びを味わいます。創作した俳句は、匿名で発表され相互の投票によって評価されます。

作品は黒板に貼り出して紹介。挙手によって投票されます

作品は黒板に貼り出して紹介。挙手によって投票されます

他者の表現に触れることで多様な感性に気づいたり、クラスメイトの個性を受け入れること、批評の目を持つこともできます。また、作品が他者に受け入れられる体験を通して、表現することへの自信や自尊感情を育むことができると北川先生、岡崎先生は考えています。