陸上競技部11月1日(日)駅伝に出場します!

陸上競技部、駅伝に出場します。

男子はサッカー部、バスケットボール部の助っ人と共に。女子は邑久高校、玉島商業高校との合同チームで。男女とも出場するのは8年ぶり(女子は合同チームのためオープン出場)。IMG_0459

女子は合同チームなのでゼッケンも今年専用のものをマネージャーが作ってくれました。そして、男子は襷(たすき)を新調しました。IMG_0449

男子は3区終了時点で先頭と15分以上差があれば繰り上げスタートになる厳しい戦いとなりますが、是非最後まで襷をつないでほしいものです。

平成27年度岡山県高等学校駅伝競走大会は平成27年11月1日(日)に井原陸上競技場を発着で、男子は42.195km、女子は21.0975kmで争われます。男子は11時、女子は11時10分にスタートです。

応援よろしくお願いします。

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和気中学校で本校教員が出前授業

10月23日(金)に、和気中学校で本校の校長、教頭、主幹教諭が出前授業を行いました。

出前授業は、高校の授業を体験してもらうもの。今回の出前授業は和気閑谷高校らしく、どの授業もジグソー法などグループワークを取り入れた授業。和気中学校の生徒たちも積極的に授業に参加してくれました。

授業の中身をご紹介します。

国語(香山校長)

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内田樹の「学ぶ力」とP.レイノルズの「てん」をテキストに、作品の共通点を探すことが目標です。このことを通してつけたいのは、複数のテキストや事象の共通点と相違点を見つけ出して説明できること。

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問いごとのグループで考えたことを、元のグループに持ち帰って再度検討し、板書して全体でシェア。テキストを通して学ぶとはなにかも考えました。

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化学(水島教頭)

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この時間の目標は「扇風機の風にあたるとなぜ涼しいのかを、友達に科学的に説明することができる」こと。みなさんは説明できますか?

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団扇で温度計をあおいでみながら、風で気温は下がるのか、温度が下がるとしたらどういう場合なのかを体感し、実験結果から科学的な働きを推察してゆきました。個体、液体、気体の違いを、教室にいる生徒を例に説明した水島先生。最後にはなぜ、扇風機で涼しく感じるのかを説明できた生徒もいました。

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数学(大野主幹教諭)

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数学の授業の目標は、数学の美しさに触れること。黄金比とフィボナッチ数列がテーマです。花弁の数や、ヒマワリの種の並びなど自然の中に潜む数にはフィボナッチ数が多いことを、視聴覚教材を使って見せてゆきます。IMG_2531 - コピー

フィボナッチ数を数式で表すこともできますが、視覚的に理解するために、フィボナッチ数を1辺の長さとする正方形を並べて描いていきました。人間が美しいと感じる形や、自然界の形を数式で表すことができる不思議や面白さを感じてくれたかな?

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旧閑谷学校で行われる「釈菜」とは?(歴史編)

毎年10月、旧閑谷学校で行われる孔子の徳を讃える「釈菜(せきさい)」が開催されます。和気閑谷高校からは教職員が祭官として参加。生徒も参列し、ボランティアとして運営の一部を担っています。

釈菜とはどんな行事なのでしょうか。メインとなる「大成殿の儀」の内容を、リハーサル時の写真とともに紹介します。

●旧閑谷学校の釈菜

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孔子を奉る新聖堂(聖廟)が現在のかたちで完成した翌々年、貞享3年(1686年)秋、藩主池田光政に命じられて閑谷学校を創建した津田永忠らによって初めて行われました。その後絶えることなく受け継がれてきたものの、明治になって一時途絶えましたが、大正4年(1915年)、当時の私立中学閑谷黌の教職員と生徒によって復活され、さらに昭和6年(1931年)、新たに祭器が用意され、古式に則った現在の形に整え直されました。

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釈菜の主催は旧閑谷学校顕彰保存会ですが、祭官を務めるのは閑谷学校の歴史と伝統を継承する和気閑谷高校の教職員です。これは、閑谷学校の釈菜を実際に守り続けてきたのがこの地で教え学んだ教師と生徒であったという歴史に由来します。

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また、奏楽は吉備楽(明治の初頭に雅楽等をベースにして岡山に生まれた邦楽。釈菜では笙、笛、琴、太鼓を使用)でなされています。昭和6年に取り入れられその後、途絶えていたものを平成13年(2001年)、創学330年釈菜を記念して新たに復活されました。

※参考資料:(公財)特別史跡旧閑谷学校顕彰保存会資料「閑谷学校釈菜」

図書委員が岡山県立図書館ティーンズコーナーで展示

10月18日(日)~11月12日(木)の間、県立図書館閲覧室1階の「ティーンズコーナー」で、本校の図書委員生徒による展示が行われます。17日(土)に、同時に展示を行う岡山一宮高校、新見高校の図書委員と展示作業を行いました。

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テーマは「The springtime of life ~熱い・感動・青春~」図書委員が「感動した本」をポップで紹介。青春ど真ん中の高校生がオススメの本を展示します。

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近くにいらした際はぜひお立ち寄りください。

岡山県立図書館HP
http://www.libnet.pref.okayama.jp/

運動部員対象のトレーニング教室を実施

10月16日(金)、(株)クレーマージャパンから関口博之氏をお招きし、運動部員対象のトレーニング教室を実施しました。

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今年のテーマは「軸」。2時間にわたって身体を動かしながら、体幹を意識できるようになること、またそれを意識的に鍛えることについて学びました。

「軸を意識できるようになると、身体の使い方が変わり、競技力が上がる」とその重要性を説く関口氏。

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指導はとにかく熱く、楽しいので、生徒たちもわいわいと元気に参加していました。

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今週は中間考査

今週は中間考査です。

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試験前にクラスメイトと確認をする生徒たちがそこここに。

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試験は午前中で終わりですが、放課後も教室に残って勉強する生徒の姿もみられます。

学習してきた内容を復習し、どこまで理解し活用することができるのか、自分の学力や到達度を測るのが定期考査。

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日ごろの取り組みの成果を発揮し、試験の結果からまた学んでほしいですね。

『ハムレット』観劇~芸術鑑賞会

創立記念式典の後、和気町社会福祉センター大ホールを会場に、芸術鑑賞会が行われました。今年は演劇。東京演劇集団「風」のみなさんが『ハムレット』を上演してくださいました。

生徒の感想文(一部抜粋)からいくつか紹介します。

会場は和気町役場に併設された社会福祉センター大ホール。保護者の方々も一緒に観劇しました。

会場は和気町役場に併設された社会福祉センター大ホール。保護者の方々も一緒に観劇しました。

1年AコースUさん

オフィーリアが発狂し、命を落としてしまったシーンや、王妃が自ら毒を飲んでしまうシーンでは何ともいえない気持ちになりました。憎くても復讐はするべきなのかどうかを考えました。シェイクスピアの作品を観るのは初めてだったので、楽しみにしていました。また他の劇も見てみたいです。シェイクスピアの本も読んでみたいと思いました。

2年3組Iさん

みんな死に、バッドエンドで終わることに衝撃を受けました。重要な人物全てが亡くなっていって、ああ、こういう作品もあるのだ、でもなにか寂しいな、と思いました。劇は見ていてとても楽しかったです、演技にとても引き込まれていって、またこんな演劇を観に行きたいと思いました。

2年4組Iさん

時代背景に視点を置くと、とても報われない気持ちになりました。現代と違って主権は王にあり、その王が義理の父であっても王子は従わなければならず、そんな心の葛藤も伝わってきました。ひとつの演劇で「人の心」を教わったような気がしています。今の時代でこそ人権は尊重されていますが、それが当然でないことを改めて思い知りました。クライマックスは切なさで溢れ、とても複雑な作品であることを知りました。

有名なハムレット、中世ヨーロッパを舞台にした芝居ですが衣装は現代的。水を使ったり、さまざまな用途に化ける普段なかなか目にしない演劇表現

有名なハムレット。中世ヨーロッパを舞台にした芝居ですが衣装は現代的。キャスターのついた箱が舞台上を自在に用途を変えたり、水を使った演出など、演劇ならではの舞台表現を体感しました。

3年3組Hさん

『ハムレット』はシェイクスピアの作品の中で一番好きなので、観ることができて本当に嬉しかったです。劇中で私の好きな「幾千、幾万の兄の愛があろうとも、この俺ひとりの愛にはとうてい及ぶまい」というセリフが出て、とてもテンションが上がりました。私が一番好きなシーンは死んだ国王の幽霊が出てくるシーンです。すごい演出だと思いました。あえて姿を出さず、陰にすることでより幽霊っぽく見えました。

3年3組Sさん

2時間もの舞台を完成させるにあたり、一人ひとりの努力とチームワークが大切なんだと感じました。台詞を覚えることだけでなく、ステージの後ろで楽器を演奏するリズムや間、水中にもぐり続けるための体力など細かいところまで努力を惜しまない姿が見えてきた気がします。

3年4組Mさん

毒で王を殺した叔父が王になり、最後には毒で妻を失い自分も死ぬ。これは自分の過ちを隠していればいずれ自分にも返ってくることを意味しているのではないかと感じた。論語にもある「過ちを改めざる是を過ちという」という言葉通りではないか。

終演後、演劇部の生徒は舞台に上がって劇団の方々と懇談しました。小道具を触らせていただいたり、観たばかりの芝居の舞台裏を見せていただいたり、充実した時間を過ごすことができました。

終演後、演劇部の生徒は舞台に上がって劇団の方々と懇談しました。小道具を触らせていただいたり、観たばかりの芝居の舞台裏を見せていただいたり、充実した時間を過ごすことができました。

1年AコースTさん

まず驚いたのは、大道具に透明な椅子と中に人の入れる箱くらいしかないことだった。しかもそれなのに、しっかりいろんなものがあるように感じられた。それ以外にも驚かされること、心が動かされることがあり、最後まですごく楽しく心に残った。上演後、お話を聞く中で驚いたのが水の色が一瞬で変わる演出と剣の先に血糊がつく演出だ。そのネタはとても単純なものだったが、こんなことができるというのはすごいと思った。

劇団のみなさんからは、とっても立派な観劇態度でやりがいがあった、良い芝居ができた!との言葉をいただきました。

劇団のみなさんからは、「とても立派な観劇態度でやりがいがあった、良い芝居ができた!」との言葉をいただきました。

創立記念式典が行われました

10月1日に、創立記念式典が行われました。

岡山県立和気高等学校と岡山県立閑谷高等学校を統合し、岡山県立和気高等学校(本荘校舎・閑谷校舎)の開校記念式典が行われたのが昭和24(1949)年。岡山県立和気閑谷高等学校として再編されたのが昭和40年(1965)年でした。

寛文10(1670)年に備前藩主池田光政が津田永忠に命じ閑谷学校を設立してから345年目の今年。創立記念式典は、それに先立って論語朗誦から始まりました。校長による講話も、これまで生徒に大事にしてもらいたい言葉として紹介してきた論語を引いたお話でした。

論語朗誦は黙想から始まります

論語朗誦は黙想から始まります

生徒、教員全員で朗誦した論語は「子曰、知者不惑。仁者不憂。勇者不懼。(のたまわく、知者ちしゃまどわず。仁者じんしゃうれえず。勇者ゆうしゃおそれず。)」(子罕第九/論語百章75)

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創立記念式典で朗誦したのは「子曰、知者不惑。仁者不憂。勇者不懼」(子罕第九/論語百章75)

校長は「知」「仁」「勇」この3つを備えてほしいと生徒に語りかけました。

「知」について特に知ってほしいことは「性相近也、習相遠也(せいあいちかし。ならあいとおし)」(陽貨第十七/論語百章22)、生まれついたときには大きな差はないが、その後の行いや学びが人を大きく変えるということ。
「仁」については「克己復礼為仁(おのれちてれいかえるをじんす)」(顔淵第十二/論語百章76)、わがままや欲にうちかち、礼(正しいふるまい)を実行することで仁に近づくということ。
「勇」については「先難後獲(かたきをさきにしてるをのちにす)」(雍也第六)、自分の利益を第一に追求することなく、難しいこと、特に人のため世のためになることを先にするという勇気をもってほしいということ。

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論語朗誦に引き続いて行われた創立記念式典の式辞では、閑谷黌の三つ宝(みつだから)と呼ばれる「信・勤・倹」、あわせて「知行合一」の語を引いて話をされました。

知っていることは実行することで初めて知っていることになるということ、そのために先生方が心を砕いていることを知り、和気閑谷の伝統を受け継ぐ者として誇りを持って日々の生活を送ってほしいという内容でした。

【同窓会】閑谷学校訪問の会

9月27日に、同窓会主催の第5回「閑谷学校訪問の会」が行われました。

閑谷学校の史跡を見学

閑谷学校の史跡を見学

この会は、同窓会会員で80歳以上の方々を閑谷学校にお招きする会です。旧交を温めていただくこと、また、本校の教育を支えてくださっていることへの感謝をお伝えする場として、5年前から行っています。

今回は、昭和29年(1954年)3月以前に閑谷中学校、和気高等女学校、和気高等学校(本荘校舎、閑谷校舎)を卒業なさった19人の方々がご参加くださいました。

講堂では論語を朗誦しました

講堂では論語を朗誦しました

当日は、同窓会長、校長の挨拶に続き、記念撮影や講堂学習そして岡山県青少年教育センター閑谷学校での昼食会などが行われました。校歌や旧友との歓談で昔を懐かしむ和やかな時間を過ごしていただきました。

懐かしい校歌を歌い、青春に日に戻りました

懐かしい校歌を歌い、青春の日に戻りました