おかやま新聞コンクールで個人賞、特別賞受賞!

岡山県、岡山県教委、岡山市、岡山市教委、山陽新聞社主催による第5回「おかやま新聞コンクール」で、本校の1年生4人、2年生1人、3年生3人が賞を受賞しました。

また、学校を挙げて熱心に取り組んだ高校として、山陽新聞社山陽会長賞(特別賞)を受賞しました。

1年生4人が受賞したのは「新聞づくりの部」。3人が入選し、1人が奨励賞を受賞しました。入選3作を紹介します。

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2年生、3年生が受賞したのは「新聞感想の部」。本校では今年度、積極的に新聞投稿を行ってきましたが、多数掲載された中から4人が選ばれました。

受賞者のみなさん、おめでとうございます!

初の3年生卒業研究発表会

12月18日(金)、本校ではじめての試みである、3年生の卒業研究発表会が行われました。

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3年生の閑谷學は卒業後につながる学習として自身の志望分野に関して「●●博士になる」ことが目標です。1学期の間は進路実現に向けて分野別の講師へのインタビューや、志望分野についての調べ学習、志望理由書をまとめるなどの進路学習を行いました。そして2学期から、3年間の進路学習の集大成として、分野で探究したことを活かし、他分野と協力して理想のまちづくりを行うというテーマで以下の4つのグループに分かれて活動を行ってきました。

  1. デパート
    • 名物のあるデパート~和気町物産展~特産品を企画する
    • 志望分野:製菓・調理、技能・労務、デザイン、事務、営業・販売
  2. 学校
    • 子どもたちにとってより良い学校を提案する
    • 同:保育、教育心理、動物、文学、英語
  3. 病院
    • 地域に愛される病院のあり方を考える
    • 同:看護、リハビリ(理学・スポーツ)、福祉、技術(IT)
  4. 役場
    • 他の3テーマを融合させ、町づくりを牽引する
    • 同:経済、公務員、就職(運送、技術)

発表会は「和気町の魅力発見ツアー」と題して、移住を検討する家族がデパートでの物産展や学校説明会を聞いて回るという、芝居仕立てで進行しました。

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はじまりはじまり

 

 

 

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まずは、和気町がどんなところか、その魅力を紹介

デパートでは物産展が開催されています。

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商業科目の学びも活かし、価格やパッケージも練った論語クッキーや、特産の果物を使ったスイーツなどが提案されました。

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下級生たちも真剣に発表を聞いていました

学校グループの発表は理想の教育システムを供えた学校の、説明会という仕立て。

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理事長役の生徒が堂々と発表をします

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提案内容は近隣の小中学校にご協力いただいたアンケートなども活かしたものでした

病院グループの発表は、病院のパンフレットを用意

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役場チームの提案は防災や交通システムなどさまざまなテーマがありました。

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和気町のこれまでの公共交通の歴史を調べたうえで、今後の和気町に必要な新しい交通システムの提案を行いました。

防災をテーマとしたグループでは、「和気町防災検定」を作成し、クイズ仕立てで発表を行いました

防災をテーマとしたグループでは、「和気町防災検定」を作成し、クイズ仕立てで発表を行いました

1限から4限までと長い発表会でしたが、飽きさせない構成と、3年生の充実した発表内容で後輩たちの聞く態度も最後まで真剣でした。

閉会式では生徒の感想を聞く場面も

閉会式では生徒の感想を聞く場面も

終了後は各教室に戻り、3年生の発表から学んだこと、これからの自分たちの探究学習に活かしたいことをまとめました

終了後は各教室に戻り、3年生の発表から学んだこと、これからの自分たちの探究学習に活かしたいことをまとめました

3年生のみなさん、後輩にすてきなプレゼントを残してくれてありがとう!

平成27年度卒業式 答辞

続いて、卒業生代表の答辞を紹介します。3年間の思い出、成長、感謝、そして後輩への想いが記されています。

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答辞

 

厳しい冬の寒さも次第に和らぎ、吹く風にも春の気配が感じられる季節がやってきました。そして、この今日の良き日に、ご来賓の皆様のご臨席を賜り、私たちのために厳粛かつ盛大な卒業式を挙行していただき、ありがとうございます。卒業生を代表して心よりお礼申し上げます。

思い返せば、希望と不安を胸に抱えながら、校門をくぐってはや三年。あっという間でしたが、たくさんの思い出が今でも鮮明に蘇ってきます。

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三年前の春、真新しい制服に身を包み、和気閑谷高校に入学しました。入学式の前にクラスごとに並びましたが、近くに中学校からの友達がおらず不安だった私に、隣の列にいた二人が話しかけてくれたことを今でもよく覚えています。それからすぐに行われた閑谷合宿は、早起きをして勉強に取り組んだり、みんなで校歌を歌ったりしました。勉強では、同じ机に座った友達と二人のグループで意見をやり取りしたことをよく覚えています。そのとき一緒のグループだった子と同じクラスになったとき「そういえば同じグループだったよね」と一緒に思い出し笑いをしたこともまたいい思い出です。校歌のクラス対抗合唱大会では、練習方法に迷ってしまって少し言い合いになってしまうときもありましたが、話し合ってよりよい練習方法を考え、合唱をしました。歌い終わった時の達成感は今でも忘れません。

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一月に行われたウォーキング大会、寒さと足の痛みと闘いながら山頂を目指しました。途中で友達と「もう下りちゃおうよ」と冗談交じりに会話したり、「あそこの木にどっちが速くつけるか競争しよう」とゲームをしたりすると、あっという間に時間が過ぎてしまいました。登りおわった後の豚汁は、寒さと疲れもあったけれど、一緒に目標を達成したみんなで食べたので、何倍も美味しく感じました。初めての体験ばかりで、毎日が忙しく感じた一年生。友人と協力してやり遂げることの大切さを学びました。

二年生の修学旅行、友達との初めての旅行でしたが、最高に充実した四日間を過ごすことができました。中でも印象に残っているのが、大自然の中の急流を下っていくラフティング体験です。山奥の青々とした木々の中を通る清流は、本当の自然の美しさを感じさせてくれました。少し濡れてしまった人もいるようですが、それもまたいい思い出として記憶に残っています。他にも、関東コースではディズニーリゾートや東京スカイツリー、北海道コースでは旭山動物園や白い恋人パークなど、それぞれの場所で思い出作りをすることができました。

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そのほかにも、中心学年として部活動や委員会活動のリーダーを任されるようになり、まわりを引っ張っていったり、まとめたりといったことが多くなりました。ときには、友達と意見がぶつかり合ってケンカになってしまったことや、他のメンバーとの連携が上手くいかなくて悩むこともありましたが、仲間一人ひとりが自らの得意分野を生かしながら協力することで、納得のいく活動ができたように思いました。学校生活にも慣れてきて、任されることの責任も大きくなった二年生。自分が担う役割の大切さについて学びました。

三年生になると、進学や就職に向けて動き出す人も多くなってきました。そのような中で迎えた最後の楷楓祭。入試が間近に迫っているというのに、弱音も吐かずにクラスの準備を手伝ってくれたこと。夏休みにもかかわらず、登校して応援幕の制作をしてくれたこと。そのほかにもたくさんのことを手伝ってくれました。そのおかげで、納得のいく楷楓祭となり、最後の締めくくりにふさわしいものとなりました。

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それからは、進路実現のために自分との戦いの日々が続きました。進学先や就職先の下調べをしたり、志願理由書を書いたりなど、毎日頭の片隅で進路のことを考えていました。挫けそうになったり、あきらめかけたことも何度もありました。そんなときは先生がおっしゃった「進路実現は一人での戦いではない。団体戦だ。」という言葉を思い出すことで、クラスのみんなのためにも頑張ろう、という気持ちになりました。そして当日、いつになく緊張していましたが、面接の直前までみんなからもらったメッセージを何度も読み返し、「自分ならできる」と気持ちを奮い立たせました。試験は合格、無事志望校に受かることができました。私たちはこの時期を通して、自分で考えて動くこと、主体性を身に着けることができました。

在校生のみなさん、先ほどは心のこもった温かいメッセージをありがとうございました。私からみなさんに伝えたいことは、後悔をしないように一日一日を過ごしてほしい、ということです。私は、この高校生活でたくさんの後悔をしています。小さな後悔から大きな後悔まで、すべて挙げるときりがないほどです。それは、自分がしたいこと、やりたいことを行動に起こさなかったからだと思っています。だから、みなさんには後悔をしないように、やりたいと思ったことは行動に起こしてください。それは、たとえどのような結果になったとしても、自分にとっての経験になり、成長に繋がります。高校生の時期は特に、多くの経験をして学んでください。そうすることで、視野が広がり、将来の可能性の幅が広がるはずです。よりよい進路実現に向けて頑張ってください。

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三年間を共に過ごしたみんなへ。初めて会ったときはこんなに仲良くなるとは思っていませんでした。時にはケンカをしたこともあったけれど、いつの間にか仲直りをしていましたね。ほかにも、私が一人で悩んでいるときに、誰よりも早く気づいてくれて声を掛けてくれたこと、私の話を親身になって聞いてくれたこと、たわいもない話で笑いあえたこと。みんなと過ごした三年間だからこそ時間があっという間にすぎてしまいました。楽しい幸せな時間をありがとう。これからは、それぞれが違った目標を目指していきます。今までのように一緒に過ごすことはできませんが、みなさんが幸せに過ごせていることを願っています。また会う機会があれば、その時は笑顔で会いましょう。

三年間支えてくださった先生方、今までしたことのなかった経験をすることができたのは、先生方のバックアップがあったからです。そのおかげで、私たちは人として大きく成長することができました。この学校に来て、先生方に出会うことができ、本当によかったです。今までありがとうございました。

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私たちを一番近くで見守ってくれた家族へ。家族の支えがあったからこそ、今の自分があると思います。いつも感謝しているけれど、なかなか言えないのでこの場をお借りして伝えたいと思います。お母さんとお父さんの子どもに生まれてよかったです。これからも迷惑を掛けてしまうかもしれないけれど、よろしくお願いします。

私たちはこの三年間で、さまざまな経験をしてきました。いろいろな方々と出会い、成長していく過程で、自分のあるべき姿を見つけられたような気がします。この学校に来たことによって、自分を変えるきっかけを与えてくれた先生方に出会うことができました。さらに、共に信頼し合い、これからも一緒にいたいと思える友人にも出会うことができました。

この学校に来て本当によかったです。ここで得た三年間を糧に、これからは自分で選んだ道を目標に向かって精一杯頑張って生きます。

最後になりましたが、本日私たち一三九名の卒業式にご出席くださいました、すべての皆様方の健康とご多幸、そしてこの伝統ある和気閑谷高校のますますのご発展をお祈り申し上げ、卒業生を代表して答辞といたします。

 

平成二十八年三月一日

岡山県立和気閑谷高等学校 卒業生代表

延原梨奈

平成27年度卒業式 送辞

先日行われた卒業式において、在校生代表が読んだ送辞を紹介します。先輩の姿を見ながら何を学んだのか。卒業した3年生の学校での姿が生き生きと描かれています。

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送辞

厳しい冬の寒さも次第に和らぎ、陽の光にも春の訪れが感じられる、この佳き日に、ここ岡山県立和気閑谷高等学校を旅立っていかれる卒業生の皆さま、ご卒業おめでとうございます。在校生一同、皆さまのご卒業を心よりお祝い申し上げます。

校内でいつも響いていた、明るく元気な先輩方の笑い声や話し声、その声を聞くことができるのも今日で最後になりました。それを思うと、何か寂しい気持ちになってしまいます。

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振り返ってみますと、私たちは入学以来、いつも先輩方の背中を追いかけてきたように思います。高校という未知の世界に進んできた二年前、私たちは大きな不安と緊張をかかえていました。友人はできるだろうか。部活動はどうしようか。戸惑いながら始めた学校生活の中で先輩方は私たちに優しく声をかけて下さいました。そして、いろいろな機会を使って積極的に私たちとの距離を縮めようとして下さいました。先輩方と関わる中で、私たちはだんだんと学校生活に馴染むことができたように思います。学校行事を通しての先輩方との思い出はたくさんあります。最初の思い出は、新入生歓迎球技大会です。先輩方は絶対に勝つぞという気持ちで、後輩の私たちに本気で挑んでくださいました。先輩方のやる気に圧倒されましたが、それでも私たちも必死に競技をすることができました。一生懸命することは大切なことだと、先輩方に教えていただきました。

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そして学校行事の要ともいえる楷楓祭。文化の部では、先輩方がいろいろな模擬店を出されていました。「餃子の孝平」「安心してください。焼いています。」「三の三、愉快な仲間たちともじゃしげのりのシューアイス」など、ユニークなネーミングでした。どの店も行列ができていて賑わっていました。また、体育の部では、先輩方の強い団結力を感じさせられました。ハイスクールミュージカルのダンス、ドラえもんのパフォーマンスなど趣向を凝らしたもので、会場を盛り上げてくださいました。私は生徒会役員として撮影を担当していましたが、リレーの応援で絶叫している先輩、パフォーマンスをしている先輩。そんなやる気にあふれた姿を見て、私たち在校生も、本気になれました。

もうひとつ、忘れられないことは、先輩方と合同の探究学習です。一年生の時、何をすればよいのか、どこから取り組めばよいのか。分からないまま探究学習を始めていた私たちにとって、先輩方の本気で取り組む姿勢は励みであると共に、目標でもありました。失敗しても、つまずいても、本気で取り組む姿勢がどんなに大切なことであるか。当たり前のことを当たり前に取り組む姿勢の大切さを改めて確認することができました。そして、十二月に行われた、和気閑谷高校、初の卒業研究発表会。和気町への移住計画というテーマに沿って作り上げられた劇は、とても見応えがあるものでした。休み時間や放課後、学校行事で見る先輩方の楽しそうな姿とはまた違う、真摯な姿、必死な姿に感銘を受けました。限られた時間の中で、最後まで熱心に取り組む姿を見て、先輩方のように私たちも活動したいと強く感じました。来年度、私たちは先輩方の研究成果を受け継ぎ、それをさらに超えていくことを目標に、卒業研究に取り組んでいきたいと思っています。

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こうして振り返ってみますと、先輩方とは本当に多くの時間を過ごさせていただきました。先輩方と共に喜んだこと、大笑いして騒いだこと、悔しくて涙を流したこと、それら全てが私にとっては宝物です。先輩方と過ごした二年間を私たちは一生忘れません。今日まで私たちを様々な面で支えて下さって、本当にありがとうございました。私たちは先輩方を見習い、みんなで困難を乗り越え、和気閑谷高校の伝統を引き継いでいきます。

最後になりましたが、卒業生の皆さまの歩まれる道が、より良いものとなりますように、心からお祈り申し上げ、送辞といたします。

 

平成二十八年三月一日

岡山県立和気閑谷高等学校 在校生代表

森下朋美

卒業おめでとう!

3月1日(火)、平成27年度卒業証書授与式を執り行いました。

来賓の方々、保護者の皆様、在校生、教職員に見守られる中、普通科70名、キャリア探求科69名、計139名が証書を授与され、和気閑谷高校を巣立ってゆきました。

担任から生徒一人ひとりの名前が読み上げられ、力強い返事とともにその場で起立。各学科から1人の生徒が代表で証書を受け取りました。

担任から生徒一人ひとりの名前が読み上げられ、力強い返事とともにその場で起立。各学科から1人の生徒が代表で証書を受け取りました。

校長先生の式辞では、公職選挙法が改正され、選挙権を持つようになった卒業生に以下のようなメッセージが送られました。

全文はこちら→ ここをクリック

人口減やテクノロジーの進化など、確かな未来の設計図などどこにもない今、答えのない問題を考えるためにどのような心の持ち方が必要とされるのか。一つは「自分の味を出す」ということ、二つ目は「学ぶ力を捨てない」ということ、三つ目は「人を思いやる」ということ。

「人を思いやる」ことを論語では、「恕」と言い本校の論語手帳の表紙にも書かれ生徒には馴染み深い言葉です。式辞の締めくくりとして、恕にまつわる論語を卒業生、在校生、教職員が朗唱しました。

「子貢問ひて日はく、一言にして以つて終身之を行ふべき者有りや。子曰はく、其れ恕か。己の欲 せざる所、人に施すこと勿れ。」

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続く来賓の岡山県教育委員会、岡山県議のお二方はともに本校の卒業生。先輩として、伝統ある本校の歴史を受け継ぎ、お思いやりの心を育て、人間として成長し続けて欲しいという温かいエールをいただきました。

教育委員会、県議、和気町長、近隣中学校校長先生など、多数の方に列席いただきました。

教育委員会、県議、和気町長、近隣中学校校長先生など、多数の方に列席いただきました。

在校生の送辞では、最初の球技大会で一生懸命に取り組むことの大切さを教えられたことから、昨年末に本校で初めて行われた卒業研究発表会での立派な姿まで、数々のことを先輩たちから学んだこと。先輩たちとの別れの寂しさ、次は私達が先輩を乗り越えるぐらい頑張りたいことなどが心を込めて語られました。

卒業生の答辞では、溢れる想いが言葉と涙になりました。友達ができるかと不安な思いで入学した当初、閑谷合宿で仲間ができたこと、2年生の修学旅行の楽しい思い出、3年生の最後の楷楓祭、進路実現に向けて団体戦で頑張ったこと…。支えてくれた先生方や家族への感謝とともに、最後に伝えられたのは「和気閑谷高校で学ぶことができて本当に良かった」という言葉でした。

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ご家族の皆さま、本日はおめでとうございます。

卒業生の皆さん、今日、後輩たちは3年間の皆さんが学び、成長してきた姿をしっかり胸に刻みました。皆さんのこれからの幸せをお祈りしています。そして、人生の中で迷ったり不安になった時、嬉しいことがあった時、和気閑谷高校はいつでも皆さんを待っています。

文集『思ひ出』が完成しました

今年度、生徒が取り組んできた表現活動の成果が、一冊の冊子になりました。

和気閑谷高校文芸作品集『思ひ出』に掲載されているのは国語表現の時間に創作した俳句、短歌、詩や作文。「名前の由来」や友人関係、社会について考え、書き、新聞に掲載された作品。また、山陽新聞社の記者の方に指導を受けて作った新聞など、生徒の多様な個性が光る作品が並んでいます。

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本校の卒業生でもある北川先生は、書くことを通じて生徒が自己と向き合うこと、自分の良さを発見すること、個性を認め合うなかで安心感や自信を培っていくことを大切に授業をしています。何よりも表現する喜びを知ってもらいたい、その力をもっと伸ばしてもらいたい、とゲストティーチャーを招いたり、積極的に新聞への投稿を呼びかけることをしてきました。この冊子はその教育実践の集大成でもあります。

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作品を読むと、驚くほど率直に内面を表現した詩や作文に出会います。のびのびと楽しく表現をした俳句や新聞もあります。本校の生徒の活動に触れて、その感動を新聞に投書をしてくださった方の作品も掲載させていただきました。

国語表現の授業について生徒の書いた感想文を最後に紹介します。

「僕はずっと作文を書くのに苦手意識があったので、新聞社に送ると先生が言っても自分には関係ないことだと思っていた。だから、ある日、起きると母に「作文が新聞に載るからインタビューされる」と聞かされた時は、何かの冗談だと思った。
記者さんに、面白い作文といわれ、本当にうれしくて自慢しまくったのを覚えてい る。それから、僕は国語表現の時間が楽しみになった。
ある日は句会をするという。俳句は小学校の頃から好きだったので、楽に作れると思ったが、なかなか難しく苦労した。恥ずかしかった。しかし、作れるようになると、皆の作った句を聞くのも楽しかった。
僕の苦手意識をなくしてくれた国語表現。作文を書くのが楽しいと思えるようにしてくれてありがとうございました。」(2年Aコース)

1年生ウォーキング大会で天神山へ!

雨で延期になっていた1年生のウォーキング大会を、2月5日(金)に無事実施しました。

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朝方は冷え込んでいましたが、歩いているうちに身体もぽかぽかに。

学校の裏の金剛川土手から片鉄ロマン街道へ。和気ドームで休憩したのちに和気美しい森まで更に6キロ。

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最後は上り坂が続きます。この頃にはちょっと疲れ気味の生徒もちらほら

元気のある生徒たちは更に天神山城山頂までを往復し、和気の美しい棚田の風景や、森の中の山歩きを楽しみました。昼食をとった後に同じ道を下って往復18キロ、ほぼすべての生徒が完歩しました。

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天神山城跡の史跡を楽しみながら山道を登ると

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こんな棚田の風景が広がっていました

朝9時から午後3時半ごろまで、天気の良い中で友達や先生と話したり、歌いながら歩いたり。思いっきり体を動かし、友達と楽しそうに歩く生徒たちのきらきらした表情をたくさん見ることができました。

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楽しい一日を過ごしました

帰り道は、各班に1袋渡された45L入りのゴミ袋がいっぱいになるぐらい沿道のゴミ拾いを行い、地域に貢献することもできました。

足が痛い、膝が痛いという教員を尻目に、学校に帰ってから漢字検定を受ける生徒、部活に参加する生徒も多数。明日の土曜塾もがんばってくれることでしょう。

1年生はプレゼンウィーク

1年生、2年生は3月の探究学習発表会に向けて、閑谷學(総合的な学習の時間)や放課後の時間に発表の準備をしています。

閑谷學の探究活動の一環でお菓子をつくるチームも。何をつくっているのでしょうか... ?

閑谷學の探究活動の一環でお菓子をつくるチームも。何をつくっているのでしょうか… ?

1年生は閑谷學の時間に加え、「社会と情報」「コミュニケーション英語」の時間でもパワーポイントを使ってのプレゼンテーションに取り組みました。

「社会と情報」の時間には、閑谷學でチームで取り組んでいる課題について、個人の考えをまとめたプレゼンテーションを行いました。

「社会と情報」では1人3分間のプレゼンを行いました。人前で、ひとりで発表する機会が今まであまりなかった生徒もがんばりました。

「社会と情報」では1人3分間のプレゼンを行いました。人前で、ひとりで発表する機会が今まであまりなかった生徒もがんばりました。

「コミュニケーション英語」の時間では、ALTのReggie先生と北口先生へのインタビューを元に、わかったことをみんなに発表するという内容。「Ms. Kitaguchi’s favorite things」、「Reggie’s winter vacation」といった先生方個人のことだけでなく、自分たちが興味のあるアメリカ(Reggie先生の故郷)について聞いた内容を発表したチームもありました。

「コミュニケーション英語」でのプレゼンの様子。インタビューはもちろん、プレゼンも英語で行いました。

「コミュニケーション英語」でのプレゼンの様子。インタビューはもちろん、プレゼンも英語で行いました。

どちらの授業でもプレゼンについて内容や表現方法などいろいろな角度からの相互評価を行い、評価をする側もされる側もよりよいプレゼンについて学ぶことができました。

「社会と情報」の授業では担当の大場先生から「これから就職でも進学でも、入試の場面で自分の考えを伝えなければならない場面はたくさんあります。そういう時に正しく自分の思うことを伝えられるように、2年生、3年生になっても発表の場面は多くあるので今回のはじめての経験を後に活かしてほしい」というお話がありました。

探究学習発表会でもさらにいいプレゼンができるように期待しています!

ESD岡山アワード授賞式でのプレゼンテーション動画

昨年、ESD岡山アワード受賞のニュースをお伝えしましたが、岡山市のWEBサイトほかに、授賞式の様子と本校、大野主幹によるプレゼンテーションの動画等が掲載されましたのでお知らせします。

■ESD岡山アワード授賞式のレポート(岡山市)

http://www.city.okayama.jp/esd/esd_00191.html

http://www.city.okayama.jp/esd/esd_00193.html  (英語版)

■授賞式での事例発表の様子

■事例共有のスライド資料
http://www.city.okayama.jp/contents/000244061.pdf

雨でウォーキング大会は延期になりましたが…

1月29日(金)に予定されていた1年生のウォーキング大会は、雨天のため数年ぶりに延期となりました。予備日の2月5日(金)に実施予定となっています。

家庭科室で準備をしてくださったPTAの方々。例年と勝手の違う中てきぱきとあっという間に…

家庭科室で準備をしてくださったPTAの方々。例年と勝手の違う中てきぱきとあっという間に…

ですが、この日のために予定してくださっていたPTAのみなさんが、1年生のお昼休みに合わせて、豚汁の炊き出しをしてくださいました。

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教室での

教室でおいしくいただきました

1年生の保護者に加えて、2年生、3年生の保護者の方々、そしてお父様も2人参加してくださり、大きな鍋に120人分!何杯もおかわりする生徒もいました。

美味しい豚汁をありがとうございました。

生徒が食べきれなかった分は職員室へ。忙しい教職員もほっと一息のあたたかいごはんとなりました。

生徒が食べきれなかった分は職員室へ。忙しい教職員もほっと一息のあたたかいごはんとなりました。