藤野小学校「論語」出前授業

 12月12日(金)、藤野小学校4年生で「論語」出前授業を行いました。「論語」を通じて、町内の小学校と高校がつながりを深めようという目的です。本校からは探究学習で「論語・閑谷学校研究」を選択しているキャリア探求科2年生3名が、講師役で参加しました。

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 今回の論語は、 
 「子貢問曰、有一言而可以終身行之者乎。子曰、其恕乎。己所不欲、勿施於人。」
 「子曰、巧言令色、鮮矣仁。」
 「樊遅問仁。子曰、愛人。問知。子曰、知人。」
の3編です。「小学生に読んでほしい」と3人が選んだ章句です。
 生徒はプリントを準備し少しでもわかりやすくと一生懸命、子どもたちも熱心に書き取ったり声に出したり、予定時間をオーバーしても頑張っていました。

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 論語の授業の後は、質問コーナー。「高校は何時から何時まで?」「部活動は?」「好きな動物は?」などいっぱい質問が出て、和やかに終えることができました。
 初めての試みで今後工夫の余地はありますが、普段接することの少ない小学生と一緒に過ごすことができて、いい経験になったと思います。

教員研修-ESD

 12月9日(火)、奈良教育大学の中澤静夫先生を講師にお招きして、「ESDによる学びの再構築」と題して教員研修を行いました。

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 ESDでどのような力を育てていくかというESDの基本概念とともに、毎日の授業を、そして学校全体をどう変えるかについて、先月発表されたユネスコスクール岡山宣言をもとに講義を受けました。
 グループワークでは、地元地域の持続可能性に関する課題を解決するための指導計画を立案し、発表しあいました。活発な意見交換ができ、ESDの理念を教育実践に生かす充実した研修会となりました。

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教員研修-道徳教育

 12月5日(金)、くらしき作陽大学の秋山博正先生を講師にお招きして、「高等学校における道徳性の育成」と題して教員研修を行いました。
 
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 高等学校における道徳教育の捉え方、本校が取り組んでいる論語教育の可能性、道徳性を養う上でのポイントなどについて、様々な場面を想定しながら研修しました。
 グループワークでは道徳教育推進の方策や一人ひとりの在り方生き方などについて活発に意見交換ができ、充実した研修会となりました。

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国内釈菜・釋奠訪問

 和気閑谷高校は旧閑谷学校の釈菜に、教職員が祭官、生徒会が受付、茶道部が接待、華道部が生花と深く関わっています。今年は、国内の他の釈菜・釋奠を訪問し交流を深めることになりました。4月の湯島聖堂(東京都)訪問に続き、10月に多久聖廟(佐賀県)、11月に足利学校(栃木県)をそれぞれ訪問しました。
 
 10月25日、多久聖廟釈菜に生徒2名、教員1名が参加しました。特別に聖廟内で見学させていただきました。市長を始め教育委員会の方々が祭官を務め、衣装は当時のものを再現し、画楽団も狩衣を着て行うなど、旧閑谷学校の釈菜とは趣の異なるものでした。骨董市やフリーマーケットが場外で開催され、多くの人が訪れていました。釈菜後は、地元小中学生による「釈菜の舞」披露、中国式獅子舞などの各種イベントも行われていました。

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 11月23日、足利学校釋奠に生徒2名、教員1名が参加しました。釋奠保存委員会が主催し、祭官は羽織はかま姿で行います。儀式の後、庠主講話および記念講演、雅楽演奏会が行われました。釋奠にあわせて展示「釋奠―孔子とその門弟を祀る儀式―」「江戸時代の庠主」が行われていました。また足利学校は市民の方々に「学校様」と親しみをこめて呼ばれ、まさに足利市のシンボルになっています。市をあげて論語学習に取り組んでいます。

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 旧閑谷学校の釈菜は最もつつましやかで最も厳粛と言われています。訪問先では旧閑谷学校の知名度は高く、講堂での論語朗誦は高く評価されていました。今回の訪問をきっかけに、旧閑谷学校について、論語・孔子について、学びを深めていってほしいと思います。

岡山高校生ボランティアアワード2014 大賞受賞!

 11月29日(土)、岡山高校生ボランティアアワード2014が行われ、本校の『生徒会が主催する地域密着ボランティア活動』が大賞に選ばれました。昨年の共感賞に続き2年連続の受賞となりました。

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 この日は、1次選考(書類選考)を通過した6団体が岡山県ボランティア・NPO活動支援センター「ゆうあいセンター」で公開プレゼンテーションに臨みました。
 メンバーは先輩たちのアドバイスを受けながらプレゼンを作成し、練習を重ねました。英語で閑谷学校をガイドする場面を実際に行うなど、プレゼン方法にも工夫しました。「勇気!」「笑顔!」と励まし合い、緊張の中でも堂々と発表できたと思います。発表者として前に立った5人以外にも先輩・後輩・仲間が応援で参加し、チームの「つながり」で得た賞と思います。
 この受賞をあらたな出発点として、今後の活動に磨きをかけてほしいと思います。

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防災訓練

 11月28日(金)、防災訓練を行いました。
 今回は地震発生時にどのように行動すべきかを理解し、冷静に身の安全を確保できるようになるのが目的です。
 6限のはじめに「地震発生」の放送で生徒は机の下に避難しました。続いて「揺れがおさまった」との放送を受けて、担任の誘導で旧グラウンドに集合しました。

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 東備消防北部出張所の方から「日頃からの備えが大切」「まずは自分の身を守ること」「あわてないこと」との心構えを教えていただきました。
 次に、生徒代表6名が消化器を使った消火活動を体験しました。また、地震で階段が使えない想定で、記念会館に取り残された人をロープで救出する訓練を見学しました。

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 災害はいつ発生するか分かりません。あらためて常に意識し、想定外のことに対応できる力を個人個人で身につける必要性を感じました。

オリジナル新商品

 キャリア探求科2年生の授業『商品開発』では、一校一品運動の一環として和気閑谷高校オリジナル商品を開発しています。

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 今年は地元の『多久工房』様のご協力をいただき、『和気“愛”ブッセ』が完成。リンゴ&カスタード、ブルーベリー&カスタード、さつまいも、ジャージークリームの4種類。ネーミングに込めた願いは「和気の特産品をみんなで分け合う」「和気を愛してもらいたい」です。

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 11月23日(日)の第9回和気町ふるさとまつりで販売しました。「毎年楽しみにしていますよ」と声をかけてくださったり、「家族みんなで」とたくさん買ってくださったり、多くの方とふれあうことができました。
 お買い上げくださった皆さん、ありがとうございました。
 

1年生国際理解LHR

 11月14日(金)、1年生のLHRは「テレビなどの電波も届かない無人島に5年間4人で暮らす」という設定で、人間が生きていくために本当に必要なものは何かを考えました。必要不可欠なもの(Needs)とあればいいもの(Wants)を地球規模で考え、自分以外の人々に共感が持てるようにするというものです。

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 まず、一人ひとりが無人島に持って行くもの10個を考えました。次に、グループになり意見をまとめて、Needs と Wants を9個選び、ワークシートに書き込みました。選ぶための話し合いもESDの考え方に基づいています。最後に各グループの代表がワークシートを黒板に貼り、Needs と Wants を選んだ理由を含めて発表しました。

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 食べ物や飲み水、医療等は私たちが生きていくうえで必要な人類共通のもの。そして、貧困とはお金や物が無い状態だけではなく、これらが不足している状態、つまり人間らしい生活の欠乏、人間の権利が満たされないことを理解しました。
 自分のグループと似たものがあったり思いつきもしないものがあったりと、他のグループの考え方を共有することで、自分とは違う価値観にも気づくことができました。

JRC部 善行表彰

 11月25日(月)、JRC部が備前警察署善行少年表彰を受けました。清掃活動や地域行事の運営など、平素のボランティア活動が認められたものです。

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 今後の活動に一層期待したいと思います。

ボランティアスピリット賞 5年連続受賞!

 11月24日、岡山国際交流センターでボランティアスピリット賞の授賞式が行われました。

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 本校は生徒会が主催するボランティア活動が評価され、5年連続の受賞となりました。生徒会副会長の末廣孝道くんが代表して受け取り、本校の活動について紹介しました。
 また、その後のディスカッションでは、
・活動をはじめたきっかけ
・活動して良かったこと、大変だったこと
・社会に出てやってみたいこと
について情報交換しました。

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 活動の輪が広がるとともに、今後の活動に大いに役立つものになりました。