北海道は3日目の札幌自主研修を無事に終え、最終日になりました。
天気は快晴で、サッポロドームもよく見えました。
放牧されていた羊は既に毛が刈られていて、一瞬では「ひつじ」わかりませんでした・・・。
その後は、小樽へ移動し、班別研修をしています。
北海道コースは東京コースよりこじんまりした人数で楽しく過ごしています。
1日目の夜は2つのペンションに分かれて宿泊しました。朝、お世話になったペンションの前で、集合写真を撮り、体験活動の場所に移動しました。
フィッシングとジャム&アイスクリーム作りに別れて体験しました。
フィッシングでは、じっと辛抱して魚を待ち続け、何人かの生徒は魚を釣ることができました。
釣った魚は自分たちで焼いて美味しくいただきました。
ジャム&アイスクリーム作りはいちご、ハスカップ、ブルーベリーのジャムを作り、瓶に入れてお土産にしました。
また、ボールに氷を入れ、塩を振って、アイス液の入ったボールを入れて冷やして作りました。最初に作ったジャムをアイスに混ぜて食べました。どちらの体験も充実していたようです。
お昼からは、ファーム富田に移動し、綺麗に咲いた花を見ました。
今日から2年生は修学旅行です。
和気閑谷高校の修学旅行は関東と北海道の2コースに分かれています。
関東コースは岡山から新幹線に乗って出発!
今日は富士山周辺での体験学習ののち山中湖のペンションに宿泊。2日目は東京に移動し、湯島聖堂での論語学習ののち班別に自主研修。3日目はディズニーランド、4日目は浅草とスカイツリーを訪れた後、飛行機で岡山に帰ってくる予定です。
北海道コースは往復とも飛行機。1日目は白老町でアイヌ文化に触れ、富良野に宿泊。2日目は釣りやジャムづくりの体験学習ののち、旭山動物園へ。3日目は札幌での班別自主研修、4日目は小樽をめぐったのち、新千歳空港から帰岡予定。岡山とは違う北海道の風土や文化をたっぷり体験して帰ってきてもらいたいですね。
無事の帰校を待っています。
5月29日(金)~31日(日)岡山県競技場で岡山県高校総体陸上競技大会開催されました。
中国大会出場を決めた円盤投をはじめとする、主な結果を報告します。
岡山県高校総体陸上競技大会(5月29日(土)~31日(日) 於:岡山県陸上競技場)
戸田 将暉くん(佐伯中出身・3年)が男子円盤投で5位に入賞しました。大会規定により、6月19日(金)から3日間、島根県で開催される中国高校総体陸上競技大会に出場することが決定しました。また、8位入賞には届きませんでしたが、磯辺 歩佳さん (上道中出身・2年)が女子走幅跳で9位、戸田 将暉くんが男子やり投で10位となりました。
多くの選手、リレーで最高記録を記録することができました。残念ながら、今回最高記録が出なかった選手も、次の大会では頑張りたいと力強いコメントを残してくれています。戸田くんの円盤投ではチーム全員で応援し、その熱い声援が円盤に力をあたえてくれました。県大会の決勝の雰囲気を選手も応援する側も経験することができたことは、チームの財産になると思います。
中国大会まで3週間しかありませんが、チーム全体で準備していきたいと思います。
5月29日(金)5・6限の時間に、閑谷學(総合的な学習の時間)の一環で外部講師として様々な分野で活躍する社会人の方々が来校されました。
この日は計8人の講師に、それぞれの分野に関する社会人ならではのお話を聞かせていただきました。
【社会人講師】
玉田浩二郎先生 : 学校法人本山学園 西日本調理製菓専門学校
西家忠治 先生 : 岡山理科大学専門学校
梶原慶三 先生 : 就職アドバイザー
高橋洋子 先生 : コーワン株式会社 総務部長
菅原直樹 先生 : 元介護福祉士
森元純一 先生 : 和気町役場社会教育課 係長
岩崎恵子 先生 : ひとり企画会社 イワサキケイコキカク
松石 享 先生 : 和気町国際交流協会理事
玉田浩二郎先生 西日本調理製菓専門学校での経験をもとに、生徒の質問に対して的確に答えてくださいました。「今はヨーロッパに留学しないでも国内で良い料理人の元につけば十分学べる」や「数学に強くなれ、新しいレシピの開発には分量などの数字が感覚的に分かるのも大切」といった話が印象的でした。
西家忠治先生 「動物が好きなだけじゃ仕事にはならない。」 好きなことがそのまま仕事につながるとは限らず、仕事を続けていくには強い想いや、根気が必要であることを語ってくださいました。また、動物が好きでも、安楽死といった辛い選択を迫られることもあるため、どこかで一線を引くことも大事だと教えてくださいました。
梶原慶三先生 来年度の就職事情として、アベノミクスやインフレ・デフレ、円安・株高などについてわかりやすく解説してくださいました。その後、就職試験の基本的な流れや、面接試験の注意点などを説明してくださり、実際に就職が控える生徒たちは真剣なまなざしで梶原先生の話を聞いていました。
高橋洋子先生 コーワンでの経験から、「事務は来客の対応もあり、会社の顔である」というお話や、「電話対応も笑顔で行うと全然印象が違う」というお話をしてくださいました。5S(整理、整頓、清潔、清掃、しつけ)の大切さも語ってくださり、基本の大切さを再確認できました。
菅原直樹先生 「福祉ってなんだとおもう?」というところから始まり、現場の生きた声を聞かせていたいただきました。生徒が持っている命題である「現在の医療・福祉に関する問題点への解決策を考える」ということに対して、視点を広げてくださり、生徒は課題に対して考えやすくなった様子でした。
森元純一先生 森元先生のクラスでは、先生から投げかけられた問いに対して生徒が答え、それに対して先生がより深まるような投げかけを行いました。「自立心を育むかめに、大人は子どもにどう接することが必要か」という命題に対して、「自分たち自身は自律・自立できているの?」という森元先生の問いが印象的でした。
岩﨑恵子先生 生徒らの質問に対して、ひとつひとつ丁寧に対応してくださいました。今までは漠然と「こんなことをしたら町は元気になるだろうなー」と思っていた生徒も、現実と向き合い、どのようにしたら本当に自分が考えていることを実現できるのか、もしくは、考えを改めないといけないということを確認できたようです。
松石享(すすむ)先生 外国の方に日本の良さを説明する時に気をつけたら良いこととして、「ガイドブックに載っていないことを教えてあげる」「なぜ?と聞かれたときに答えられるようにいろいろなことに対して日頃から準備しておく」ということを教えてくださいました。
どの授業においても、外部の社会人講師の方々がされる現場感あふれる専門的な話を聞いて、教室中にメモをとるカツカツという音が響いていまいした。学校に外部講師の先生がいらっしゃることで、生徒は自分の興味関心分野について、その道のプロならではの専門性の高い話や、現場の生の声を聴くことができ、いつにもまして真剣なまなざしで授業に臨んでいました。
どの生徒も自分の興味関心を深めるのためにとても有意義な時間を過ごせたようです。
5月26日(火)、岡山県ユネスコスクール高等学校ネットワーク第1回協議会を和気閑谷高校で開催しました。
このネットワークは、昨年11月に開催されたユネスコスクール世界大会高校生フォーラムを県内のユネスコスクール高等学校9校の生徒が運営した成果を受け継ぎ、9校がネットワークをつくり情報交換や交流活動をしていこうというものです。
会議では、各校の取り組みに他の高校からも生徒が参加できる行事についての情報交換、11月に9校の実践交流会を持つこと、岡山ESD推進協議会との連携、等について話し合いました。
議論が行き詰まったとき、
「このネットワークは、世界大会のあと “もうこれで終わりですか?” という生徒たちの声に押されてできたという原点に立ち返ろう。」
「それぞれ背景の違う高校の生徒たちが交流することで生徒たちは格段の成長を見せてくれた。そういう場をつくってあげよう。」
という意見が出され、先生方の熱い思いは共通!、と嬉しく思うと同時に、9校が再び動き始めた!、と実感しました。
将来はこのネットワークが岡山県のESDを牽引していけるように、と願っています。