この夏からスタートした、和気町内の小中学校での放課後学習支援ボランティア。
夏休みの集中学習会や放課後に、本校からは現在、1年生から3年生まで18人の生徒が各学校に伺っています。
先日、石生小学校の児童の皆さんからお礼のメッセージが届きました。
わからなかった問題が分かるようになった、勉強が好きになった、といったかわいいお手紙を読んでいると、私たちもうれしくなります。
石生小学校のみなさん、ありがとうございました!
この夏からスタートした、和気町内の小中学校での放課後学習支援ボランティア。
夏休みの集中学習会や放課後に、本校からは現在、1年生から3年生まで18人の生徒が各学校に伺っています。
先日、石生小学校の児童の皆さんからお礼のメッセージが届きました。
わからなかった問題が分かるようになった、勉強が好きになった、といったかわいいお手紙を読んでいると、私たちもうれしくなります。
石生小学校のみなさん、ありがとうございました!
2年生キャリア探求科の「商品開発」の時間に、和気町の地域おこし協力隊員、坂口玄さんがゲストスピーカーとして登壇しました。商品開発は商品をどのように開発するか、原価計算を含めての企画や、売るためのパッケージデザイン、価格決定など一連の商品開発の流れを体験的に学ぶ授業です。
坂口さんは、3年前に和気町の田土地区の村落支援担当の協力隊員として赴任し、棚田の再生事業などを手掛ける中で出会った田土梅の梅干しを生産しています。生徒は商業科目の学びの一環として11月23日に和気ドームで行われる、ふるさとまつりで田土梅の販売実習を行います。
※田土梅のWEBサイトはこちら → ここをクリック
同時に、今回は売れるパッケージデザインを考え、坂口さんに認められればそのパッケージでの販売も体験させていただく予定です。今回は、坂口さんから、放棄されていた梅の手入れからはじめた商品開発の経緯や田土梅にかける思い、パッケージデザインのコンセプトやそのプロセスについてのお話を伺いました。
商品の深い理解のあるなしで、販売の際の行動も変わります。今回の一連の授業は、販売に向けての準備であると同時に、パッケージデザインを学ぶ授業。実際にそのパッケージで販売することができれば、パッケージで売れ行きはどれだけ変わるのか、実地で体験することができます。
商品を理解し、良いパッケージデザインができるか。坂口さんのOKが出るデザイン制作を目指してがんばって!
地域の皆様、
11月23日は和気ドームでその成果をご覧になってください。
旧閑谷学校で学び継がれ、現在の和気閑谷高校でも日々生徒が朗誦する論語は、孔子の言葉や弟子たちとの真摯な対話を、その弟子たちがまとめたもの。釈菜は孔子の遺徳をたたえる儀式です。
孔子像の安置された孔子廟での「大成殿の儀」に続き、講堂での論語講義「講堂の儀」、お供えされた食物を分け合っていただくことを元にした「分胙(ぶんそ)の儀」(昼食会)で構成されますが、ここでは大成殿の儀を紹介します。
扉の内に孔子像を安置した厨子を開くところから儀式ははじまります。お供え物をし、香を焚き、お酒を供えてご挨拶をし、詩を捧げる。その後に、参列者が孔子像に敬拝するというのが大きな流れ。このようにして、論語に学ぶ者たちが学祖の徳を敬い、感謝するのです。
ここからは、大成殿の儀の写真(一部リハーサル時)とともに流れを見てゆきましょう。
・儀式の始まり
・進行役(掌儀・賛・司尊)が厨子を開き、敬拝の場を整える
・5人の祭官(執事)がお供えをする
・祭官が全員、中庭に入る
・掌儀がお供えや祭器を点検
・祭官の長(献官)が香を焚く
・献官が酒器を洗い、酒を供える
・言上担当の祭官(祝(しゅく))が孔子に開会を告げ、捧げる言葉(祝(しゅう))を読む
・祝が孔子に詩を捧げる
・参列者が孔子を敬拝
・祭官が退場する
・お供えを下げる
・厨子を閉じる
・祝(しゅう)の書かれた紙を燃やす
・参列者全員の礼をもって終了
以上長い長い記事となりましたが、この大成殿の儀は45分~50分間ほど。本校の生徒会の代表も参列し、伝統を受け継いでいます。
この後、釈菜は講堂の儀、分胙の儀が続きます
10月24日(土)に行われた旧閑谷学校の釈菜。和気閑谷高校の教職員が祭官を務めています。
明治以前に起源があり、現在でも孔子を祀る儀式を行っている施設は、旧閑谷学校の他には、足利学校聖廟、湯島聖堂、多久聖廟、久米至聖廟などに限られています。その中でも、旧閑谷学校の釈菜は、流れを受け継ぐ高校の教職員が祭官を務める全国的にも珍しいものです。また「簡素にして厳粛な」儀式としても知られています。
今年も生徒会の代表が参列し、教職員、生徒ともに歴史と伝統を受け継ぐ場となりました。
また、茶道部、生徒会、閑谷学校ガイドのメンバーが、受付、案内、接待、会場片付け、分胙(ぶんそ)の儀の準備等にあたりました。
しっかりと役目を果たしている姿に、参列の方々から、
「高校生が笑顔とまごころで接してくれて、気持ちよく参加することができました。」
「伝統をしっかり受け継いでおられて立派ですね。」
と多くの励ましの言葉をいただきました。
11月6日(金)、秋季球技大会を開催しました。春季の新グラウンドでのバレーボール大会とは異なり、秋はバスケットボール、卓球、バレーボール、ドッジボールの4種目。クラスで種目ごとのチームに分かれて闘いました。
お天気は爽やかな秋晴れ。会場は体育館、武道場、グラウンド、テニスコートと、本校の恵まれた施設をフル活用しました。
クラス対抗で行った試合の結果を発表します。
バスケットボールは全試合終了後、表彰式までの間に男子優勝チームと教員チームの試合も行われました。こちらの結果は、担任の西尾先生も加わった3-Bチームの勝利!
10月23日(金)に行われた生徒総会で、生徒会の新執行部が発表されました。
少し前になりますが、10月2日(金)に行われた、生徒会役員選挙に先立つ演説会の様子を紹介します。生徒会長1人、副会長2人の候補者それぞれへの応援演説に続き、立候補者からの演説が行われました。
生徒会長候補の安井さんは、生徒会長になったらやりたいこととして、①挨拶の活性化、②行事を盛り上げる、③生徒会活動をもっと知ってもらう、という三点を掲げました。具体的には、①については挨拶運動のやり方を変える、②については楷楓祭文化の部で卒業生の有志バンドやダンスも可能にするといった方策を挙げ、和気閑谷高校を最後まで通ってよかったと思える学校にしてゆきたいという抱負を語りました。
副会長候補の井本さんは、副会長として実現したいこととして、今年度、生徒会総務のメンバーとして自分が企画した校内トイレ掃除の規模を拡大すること、和気閑谷高校の良いところを増やすこと、の二点を伝えました。また、良いところを増やすための具体策としては、①ボランティアの活性化、②楽しい学校にするための生徒目線での学校づくり、③生徒会を盛り上げることをしてゆきたいとのこと。
同じく副会長候補の森下さんは、副会長に立候補した理由として、生徒会総務1年目に行事の運営を経験してとても楽しく、それを会長だけに負担をかけることなく行いたいため、また、新しい企画を立ち上げたいため、と語りました。みんなの意見を取り入れた学校づくりをするために、たとえば学校で映画の上映会を行う、特に挨拶の良かったクラスの願いを叶えるなど、一見無謀と思えるようなことでも実現したいと。「このメンバーで過ごせるのはこの時だけ、皆さん一緒に最高の思い出を作りましょう」と締めくくりました。
新執行部は、さっそく閑谷学校での釈菜や同窓会総会への参加、秋季球技大会の運営などにあたっています。
10月31日(土)、岡山県青少年教育センター閑谷学校で開催された「論語フェスティバル」で、本校書道部が書道パフォーマンスを披露しました。
岡山県教育委員会のフォトニュースは→ ここをクリック
黒の用紙にアクリル絵の具を使い、「論語 学而第一」の章句を篆(てん)書体で、学校北側の金剛川の流れをイメージし、書いていきました。大勢の参加者が見守る中、5人の気迫のこもった縦10m、横4mの大作が完成し、会場は大きな拍手で包まれました。
最後に部長が先導して、参加者全員で論語を朗誦しました。
論語
子曰、學而時習之、不亦説乎。有朋自遠方来、不亦樂乎。人不知而不慍、不亦君子乎。
有子曰、其爲人也、孝弟而好犯上者、鮮矣。不好犯上而好作亂者、未之有也。君子務本、本立而道生。孝弟也者、其爲仁之本與。
曾子曰、吾日三省吾身。爲人謀而忠乎。與朋友交言而不信乎、傳不習乎。
子曰、道千乘之國、敬事而信、節用而愛人、使民以時。
子曰、弟子入則孝、出則弟、謹而信、汎愛衆而親仁、行有餘力、則以學文。
金剛 和気閑谷高等学校
岡山県教育委員会の教育関係功労者表彰式が行われ、本校が表彰を受けました。
表彰理由は以下の通りです。
「アクティブラーニングを活用した授業力の向上、地域コミュニティに生かす道 徳的実践力の向上を掲げ、様々な教育活動を実践した。 生徒参加型授業、協同学習をテーマとして授業改善を進めることにより、生徒の自主性や努力への意識の向上が見られ、他の学校の授業改善のモデルとなっ た。
全校集会においての論語の朗誦や、生徒が論語について研究し、小中学生に対 して出前授業を行うなど、論語の考えを中心に据えたことによる、落ち着いた学習環境の構築や、地域コミュニティの活性化に成果を上げた。」
保護者の方々、地域の方々をはじめとし、日ごろから本校の教育を支えてくださっている皆様にあらためて感謝申し上げますとともに、今後も表彰に恥じぬ教育活動を進めてまいります。
陸上競技部、駅伝に出場します。
男子はサッカー部、バスケットボール部の助っ人と共に。女子は邑久高校、玉島商業高校との合同チームで。男女とも出場するのは8年ぶり(女子は合同チームのためオープン出場)。
女子は合同チームなのでゼッケンも今年専用のものをマネージャーが作ってくれました。そして、男子は襷(たすき)を新調しました。
男子は3区終了時点で先頭と15分以上差があれば繰り上げスタートになる厳しい戦いとなりますが、是非最後まで襷をつないでほしいものです。
平成27年度岡山県高等学校駅伝競走大会は平成27年11月1日(日)に井原陸上競技場を発着で、男子は42.195km、女子は21.0975kmで争われます。男子は11時、女子は11時10分にスタートです。
応援よろしくお願いします。
10月23日(金)に、和気中学校で本校の校長、教頭、主幹教諭が出前授業を行いました。
出前授業は、高校の授業を体験してもらうもの。今回の出前授業は和気閑谷高校らしく、どの授業もジグソー法などグループワークを取り入れた授業。和気中学校の生徒たちも積極的に授業に参加してくれました。
授業の中身をご紹介します。
内田樹の「学ぶ力」とP.レイノルズの「てん」をテキストに、作品の共通点を探すことが目標です。このことを通してつけたいのは、複数のテキストや事象の共通点と相違点を見つけ出して説明できること。
問いごとのグループで考えたことを、元のグループに持ち帰って再度検討し、板書して全体でシェア。テキストを通して学ぶとはなにかも考えました。
この時間の目標は「扇風機の風にあたるとなぜ涼しいのかを、友達に科学的に説明することができる」こと。みなさんは説明できますか?
団扇で温度計をあおいでみながら、風で気温は下がるのか、温度が下がるとしたらどういう場合なのかを体感し、実験結果から科学的な働きを推察してゆきました。個体、液体、気体の違いを、教室にいる生徒を例に説明した水島先生。最後にはなぜ、扇風機で涼しく感じるのかを説明できた生徒もいました。
数学の授業の目標は、数学の美しさに触れること。黄金比とフィボナッチ数列がテーマです。花弁の数や、ヒマワリの種の並びなど自然の中に潜む数にはフィボナッチ数が多いことを、視聴覚教材を使って見せてゆきます。
フィボナッチ数を数式で表すこともできますが、視覚的に理解するために、フィボナッチ数を1辺の長さとする正方形を並べて描いていきました。人間が美しいと感じる形や、自然界の形を数式で表すことができる不思議や面白さを感じてくれたかな?