閑谷学校「読初の儀」に参加

 1月4日(日)、閑谷学校で「読初の儀」が行われました。本校からは運動部の生徒を中心に77名が参加しました。
 朝8:00玄関前で出発式を行い校長先生から激励を受けました。教頭先生のピストルの合図で一斉にスタートし、閑谷学校までの約9kmをランニングしました。

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 制服に着替え大成殿で孔子像に拝礼した後、国宝の講堂へ移動し、論語を朗誦しました。

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 続いて参加者で新年の抱負を発表し合いました。
「周りへの感謝の気持ちを忘れずに練習に励みたい。」
「地区大会を突破して県大会でベスト8を目指したい。」
など、新年の決意を新たにしました。
 最後は参加者全員で講堂の床をきれいに磨きました。

 この「読初の儀」は江戸時代から執り行われ、当時の人々にとっては「勉強はじめ」、閑谷学校にとっては「学校びらき」の儀式でした。
 明治初頭に途絶えてしまいましたが、1999年、本校野球部が新年の練習を始めるにあたり、心身の鍛練のために閑谷学校までランニングし講堂学習を行ったことが復活のきっかけとなりました。その後、他の運動部も参加するようになり、本校運動部の年頭の恒例行事となりました。
 この様子を見ておられた閑谷学校の先生方が、途絶えていた「読初の儀」を是非復活させようと取り組まれました。本校も全面的に協力し、2005年1月に記念すべき1回目が開催されました。秋の「釈菜」と並ぶ閑谷学校の恒例行事となり、今年で11回目となりました。