芸術鑑賞会

 10月1日(水)、創立記念式の後、和気町総合福祉センターを会場に、芸術鑑賞会を行いました。今回は、三宅狂言会による「狂言」を鑑賞しました。
 まず、有名な狂言である「盆山」を交えて狂言の歴史や特徴、表現や鑑賞の仕方、舞台の構造、物語の内容などを、丁寧に解説してくださいました。について解説していただきました。

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 ワークショップでは、生徒が舞台に上がり、構えや歩き方の指導を受け、実際に掛け合い(セリフ)を体験しました。

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 最後に「棒縛」を鑑賞しました。これは太郎冠者と次郎冠者が主人の留守の間に酒を盗み飲むので主人が一計を案じます。二人は縛られてしまいますが、無性に酒が飲みたくなり、酒蔵へはいり酒盛りを始めます。そこへ主人が帰ってきて騒ぎとなる話です。

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 古典芸能というと敷居が高いと思われがちですが、今回の狂言は庶民の生活を表現したわかりやすい内容で、生徒も親しみやすかったと思います。独特の語り口や動きに引き込まれ、会場のあちらこちらで笑い声があがっていました。

創立記念式

 10月1日(水)、旧閑谷学校設立以来344年目の創立記念式を行いました。
 まず、全員で論語朗誦を行いました。今日の論語は「子曰、三人行必有我師焉。択其善者而従之、其不善者而改之。」でした。(三人が共に行動すると、必ずその中に手本とすべき者がいる。良い仲間を良きお手本とし、悪しき仲間を見たら、自分にもその様な所がないか反省して改める。出会う人すべて師となる。)

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 校長先生からは式辞の中で、先輩方が大切にしてきた閑谷精神を受け継ぎ、和気閑谷高校の生徒として「信・勤・倹」を生活の中に活かしてほしい、とお話ししていただきました。
 本校の校訓は、「誠実・勤勉 自主・自律 敬愛・協調」で、「信・勤・倹」の精神を承け継いでいます。
「信」は、人に言ったことは必ず実行する、約束を守る、ルールを守る、それが信頼のもととなる。
「勤」は、一人ひとりが目標に向かって一心に励む。
「倹」は、自分をコントロールしてエネルギーを集中させる。
 どんな困難があっても切り拓いていく…そんな和気閑谷高校生であってほしいと思います。