桜の季節は過ぎましたが、和気閑谷高では・・・「フジ」
中庭のフジも今がちょうど見ごろ。いい香りで満ちています。
平成22年、本校の創立340年記念式典で岡山大学から寄贈されたイチョウです。今年も新芽が出てきました。元気に育っています。
さて、4月29日(祝)に毎年恒例「和気駅前こいこい祭り」が開催されます。今、駅前は鯉のぼり、鯉のぼり・・・。
和気閑谷高は今年もこいこい祭りに参加します! いっしょに楽しんで祭りを盛り上げましょう!
閑谷研修の1日目、夜のプログラムは「世界がもし120人の村だったら」、そしてクラス対抗の「校歌熱唱大会」です。
120人=1年生の人数。アジア、オセアニア、ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリカそれぞれにどれぐらいの人が住んでいるのか、そのうち字が読める人はどれぐらいいるのか、富はどのように偏在しているのか、それはなぜか、…、地歴科のH先生のファシリテーションにより、身体を使って体感しながら考えました。
識字率を考える場面では、識字率の男女差にも言及。教育を受けられることが当たり前ではないということを実感できたでしょうか。女性が教育を受ける権利を求めて活動してきたマララ・ユフスザイさんのスピーチは英語科のK先生が解説しました
そして、クラス対抗の「校歌熱唱大会」。司会は野球部監督のN先生。若い先生が盛り上げ、テンションもアップ!
最後に学年の先生たちによる熱唱!も披露されました。一緒にごはんを食べ、同じ部屋で暮らし、縄跳びや校歌の練習をする中で、少しずつクラスメイトの個性を知りつつあります。考え方の違う人たちがどうやって一緒にやっていくか、自分の考えを伝えたり、人の思いを受け入れたりする中で、より良い価値を見いだすことを学んでいきます。
和気閑谷高校のルーツでもある閑谷学校に一泊二日の研修に来ています。クラスの関係を深め、チーム作りをすることが大きな目的となっているこの研修。初日はお天気にも恵まれました。
バスに分乗して出発!
入所式では、本校卒業生のセンター次長、徳光先生にお迎えいただきました。「昭和40年から1年生はまずこの地で研修を受けるのが伝統、その頃から同じ釜の飯を食い、仲間作りをしてきた、これからひとつのチームとして切磋琢磨して成長していってほしい。」とエールを送ってくださいました。
まずは国宝である閑谷学校を見学します。
講堂での論語朗誦。円座への座り方からご指導いただきました。
谷の奥の開けた気持ちの良い空間。静かで開放的な、素晴らしい学びの環境です。
午後は校長先生によるワークショップ。テーマは『18歳で投票に行こう』。「みなさんは身分を超えてどんな人とでも学び合える閑谷学校の歴史のバトンを受け取ったのです。だからこそ、少し難しいこの課題にみんなで挑戦してほしい」
社会参加のあり方を参加型の授業で考え、意見を交換し、みんなの前で発表しました。新しい考えを持つことができたかな?
自分が政治家だったらどんな政治をしたいか、という問いには以下のような意見が発表されました。
・人々の意見を反映してより良い国にする
・金に溺れない
・世の中を明るくする
・世界のルールを変える
・義務教育を高校までにする
・高齢者だけでなく若者の意見を反映する
・地方と都市の格差を是正するために地方交付税を増やす
・みんなが平等になる政治
明日に備えてクラスごとに校歌と大縄跳びの練習も。夕食後も研修は続きます。
和気閑谷高校には11の文化部、10の運動部、3つの同好会があります。入学2日目は、新入生が興味津々の部活動紹介。すでに入る部を決めている生徒も、これからどうしようと考えている生徒も、パフォーマンスも交えた先輩たちのプレゼンテーションにくいついていました。
持ち時間は1部活動につき45秒。それではスタート!
書道部
♪吹奏楽部
演劇部
ダンス部
芸術部
文化部はほかに茶道部、華道部、放送部、商業部、JRC(青少年赤十字)部、文学部があります。
次は運動部です。
ソフトテニス部
バレーボール部
硬式野球部
バスケットボール部
剣道部
運動部はほかに卓球部、陸上競技部、サッカー部、柔道部、バドミントン部があります。
最後は同好会。同好会は英語研究会、社会問題研究会、ESD同好会の3つです。
ESD同好会
持続発展可能な社会について考えたり、実現のための活動をする同好会です。ボランティア活動や国際会議への参加など詳しい内容はこちらからご覧ください。
今週は、各部・同好会が体験入部や説明会を行っています。
今週はオリエンテーションウィークです。
入学式直後の上級生との対面式から始まり、身体計測、ホームルームでの委員や係決め、校内施設めぐり、「論語手帳」の使い方、部活動紹介…高校生活とはどんなものか、ひとつひとつのやり方、決まりごとの意味を知り、仲間をつくり、どんな風に過ごしていくか考える。中学生から高校生になるためのたいせつな助走期間です。
和気閑谷高校の1年生がこの1週間どんな風に過ごしてきたのか。入学式の日から、写真を中心に紹介しましょう。
4月9日(木) 入学式
入学式の前後を紹介します。まずは朝の登校風景から。入学式の後には上級生との対面式が行われました。2年生、3年生もどんな後輩が入ってきたのか興味津々。生徒会プロデュースによる対面式で生徒たちからも仲間として迎え入れられました。
4月10日(金) クラス開き
高校生活2日目は高校生活の基本、生活の環境やルールを知ったり、クラスでの仲間作りのための時間が用意されています。放課後は部活動紹介の時間、11の文化部、10の運動部、3の同好会が持ち時間45秒をどう使うか、知恵を絞った紹介が続きました。部活動紹介については次号をお楽しみに。
4月8日(水)始業式。少し肌寒い花冷えの今日、新しい学年が始まりました。
クラス発表のあとはさっそく新任式、そして始業式と続きます。始業式では校長先生からの式辞の後、昨年度、介護職員初任者研修修了証授与式、続いて新学年団の発表、教務・進路指導・生徒課の各課長から今年度の生徒に期待することなどについてお話がありました。
校長先生からは今年度から3学期制になることについて背景の説明がありました。そして「3回成長を振り返るチャンスがある」ことと受け止めてほしいとメッセージ。続いてその人が成長するにあたってのヒントとして論語から「克己復礼」を引いてお話しくださいました。
「孔子は大変な苦労人で、父を幼少期に、母を今のみなさんぐらいの年に亡くしています。弟妹の面倒をみるために働くに際して一番に考えたのが ”クビにならない” ためにどうするか。上司・同僚から信頼を得る。誰からも ”イイね!” と言われるように努めたのです。
“己(おのれ)に克(か)ちて礼に複(かえ)るを仁と為(な)す” とは、弱い自分に勝って正しい態度をとるように努めれば、”仁” つまり人にぬくもりや温かみを与えることができるということです。
みなさんにも正しい態度をとることで人にぬくもりを伝えていってほしいと思っています。」
続いて、介護職員初任者研修修了証授与式が行われました。修了した生徒の名前が読み上げられ、10人の代表者が壇上で修了証を授与されて、その努力が讃えられました。
続いて学年団の発表がありました。2年生、3年生の担任や学年団付きの先生が紹介されると、生徒から拍手が起こったり歓声が起こったり。
最後は1年のスタートにあたり学ぶこと、学校生活、進路についてのお話です。
教務課長の池上先生からは「学校にとって一番大切なもの」についてのお話です。それはもちろん授業。そしてその授業は先生がやってくれることではなくて、生徒と先生が一緒に創り上げていくもの。だから、共に前向きな気持ちで授業を創っていくためにも、今年度から各教室に掲示する「授業心得」についてお話しされました。
進路指導課長の大場先生は、卒業後の進路と日々の生活がどうつながっているのかをお話しなさいました。日々、生活や授業態度をきちんとすることや、探究学習で取り組んでいる自分の頭で考えることや人に伝えることが、進路のその手前にある入試や面接を突破するためにも大切と語りかけました。
生徒課長の鈴木先生が伝えたのは、心と体を大切に、何事にも前向きに取り組むことで、楽しく充実した1年にしてほしいということ。自分を大切に、そして自分に負けない、という校長先生のお話とも通じるメッセージでした。
始業式の後は大掃除です。気持ちよくさっぱりした校舎で明日、新入生を迎えます。
4月8日(水)、新しい先生方を迎える新任式、昨年度末で退任となった先生方にお別れと感謝を伝える退任式が行われました。
今年、和気閑谷高校は17人の新しい教員・職員を迎えました。17人のうち3人は、和気町からの支援職員。水島新教頭が代表して「明るく、楽しい学校にしていきましょう」とご挨拶なさいました。
始業式を挟んで行われた退任式では、次の学校での任務もあるなか4人の先生方がいらしてくださいました。
生徒会が司会進行や運営を担った退任式は、先生方からの思いのこもったメッセージ、生徒からの感謝の歌などに彩られ、笑いあり涙ありのあたたかな式となりました。
日本史の梅田先生
「大阪城を作ったのは誰でしょう?―答えは大工さんです。名もなき人が歴史や文化を創っているのです。みなさんにもそんな風に歴史をつなぐ人になってほしい。自分を信じて、手を抜かず、がんばってほしい」
地理の久戸瀬先生
『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』の一節を紹介しながら、思いを貫き通すことの大切さを語ってくださいました。泣きながら先生のメッセージを受け止める担任クラスの生徒も。
養護の脇元先生
「今日はみなさんに『ありがとう』を言いたくてここに来ました。いろんな生徒が来てくれる保健室で、皆さんと話をして私が一番元気をもらっていました。ちょっとした幸せを感じる敏感さと、感謝を伝えることを大切にしてください」
情報の立石先生
「自分はまだまだと思っている人もいると思うけれど、みんななら大丈夫。卒業までにちゃんと成長できると信じています。当たり前のように思える高校生活がほんとうに当たり前なのか考えて、一日一日を大切にしてほしい」
最後は、吹奏楽部による歌のプレゼント、生徒全員による校歌を離任される先生方のために歌いました。
4月6日(月)、今日は新入生の制服渡しの日です。
あわせて課題の解答も配りました。キチンと取り組んで、中学校の内容を復習しておきましょう。
入学式は9日(木)、新しい学校生活の始まりもすぐそこです!
和気閑谷高校生徒福祉委員会では、使用済み切手を集めています。
ボランティア団体を通じて、海外支援、難病支援などに活用してもらっています。
ショーウインドウプロジェクトでこの活動を紹介したところ、町内にお住まいの方から使用済み切手をいただきました。
ありがとうございました。
大切に使わせていただきたいと思います。