太鼓&ダンス公演“EXPERIMENT”

6月27日に、卒業生で和太鼓奏者の加藤大陽(かとうたいよう)さんと、和気町出身のコンテンポラリーダンサー松岡希美(まつおかのぞみ)さんが本校体育館で公演をしてくださいました。

加藤さんは、昨年も所属する和太鼓集団「志多ら」とともに体育館で演奏を披露してくださいました。松岡さんはスイスのベルン市立劇場のダンサー。今回は加藤さんの呼びかけにより二人の公演が実現しました。

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まずは二人のコラボレーションによるパフォーマンス。近くで自由に見てほしいと、二人のまわりをぐるりと囲むように座るなか、太鼓のリズムと松岡さんのダンスが絡みあい創り出される世界に生徒たちはすっかり引き込まれている様子でした。

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あまりなじみのないコンテンポラリーダンスが何なのか、表現するとはどういうことなのかを伝えるため、生徒も体を動かしたり音を出したりする体験の場もありました。

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そして、二人のお話のパートもありました。加藤さんが強く伝えたかったのは、夢との向き合い方。若くして海外に渡って、挫折も経験した松岡さん。加藤さん自身も所属する和太鼓集団から離れて和気に帰ってきた経験があるそうです。

苦しい挫折の経験からどうやって立ち直ったのか、どうしたら夢は叶うのか、ストレートに強い言葉と思いを生徒たちにぶつけてくれました。あきらめなければ夢は絶対叶うから、という力強い励ましの言葉を、頷きながら聞く生徒がたくさんいました。
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最後は加藤さんによる渾身の演奏。EXPERIMENTとは、実験という意味ですがダンスと太鼓のコラボレーションという実験に加え、表現のワークショップやお話の場面など、生徒にとって豊かな体験の場を創り出してくださったお二人に感謝!加藤先輩、松岡さん、ありがとうございました。

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★昨年行った加藤さんへのインタビューはこちらをクリック

★「志多ら」のブログで加藤さんが書いた当日の様子はこちらをクリック

自転車マナーもアクティブラーニング!交通LHR

和気閑谷高校は、生徒が話し合ったり、協働して問題を考えたりする授業が盛んに行われていますが、6月3日に行われた自転車マナーについてのロングホームルームも生徒の話し合いや発表を交えたものになりました。

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各担任が進行役になり、通学中に自転車に乗っていて、あるいは歩いていて危ないと感じた場面について話し合ったり、自転車の乗り方について話し合ったりしました。

IMG_4686生徒課の先生の用意したプリントをもとにスライドを作って授業をする先生がいたり、発表時には身体を使って実演してみせる生徒がいるクラスもありました。

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ただ話しを聞くのではなく、自分たちで考え、考えたことを表現することで「自分事」として捉えることができるようになったのではないかと思います。

和気高生の夏休み♪夏期補講で新聞づくり編

和気閑谷高校の夏休みには、夏期補講と集中学習会があります。学年によって、全員参加だったり希望制だったりしますが、今年の1年生は夏期補講中の7月22日に山陽新聞の方に来ていただき新聞づくりを行いました。

2016_07_22 新聞つくりLHR② (1)今回は、山陽新聞社読者局NIE推進部の新田真浩さんを講師としてお招きして、2限目に講演会(新聞作成するときのポイント等)を開催し、3限目には実際に新聞つくりを始めました。

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生徒は口々に「何について新聞をつくろうか」「新聞の名前はどうしようか」「どんな写真が必要か」等と言いながら、どこに何の記事をどれくらい載せるかを考えながら、レイアウトを考えていました。

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授業をしてくださった新田さんが、生徒の作品作りの様子を見ながら、アドバイスをしてくださいました。

生徒たちは、新聞つくりを通して「思考力・判断力・表現力」を駆使していました。

仕上げは夏休みの宿題。9月に行われる楷楓祭には完成した作品を展示する予定なので、みなさまぜひ見にいらしてください!

Jiading International Youth Friendship Camp report

Two students had participated in an international camp in this summer. Here we present a report by a sophomore student.

To read Japanese version, click here.

Jiading International Youth Friendship Camp report

Masataka Ishida

I had participated in the Jiading International Youth Friendship Camp from August 1st to 9th in Jiading, China. There were more than 40 participants from nine countries in the camp. The goals of this camp were to make contact with different cultures and to understand each other, and also to develop a deeper friendship between us. At this camp, I had gained knowledge about cultures of each country, skills to talk in English, and skills to communicate well with others. Those nine days were very fulfilling for me.

First thing to mention about English, I don’t have any issues with it, because I had studied at a local school in the Philippines for four years without Japanese. When I went to the Philippines, it was easy to communicate with others because everyone was so friendly. However, in this camp, it was completely different. It was hard for me to make opportunities to communicate with other campers. In the first few days of the camp, I couldn’t communicate with other participants very much because most of the time, they only talk with people from their own countries. But by playing some games like UNO during free time, or participating in the programs, I became able to communicate well with others and I made a lot of friends. Therefore, those days were very interesting for me.

In the first few days of the programs, most of the participants were hanging out with people from the same countries often, so it was not easy for me to talk to them. However, because of this situation, I was able to acquire skills to talk to strangers, and also it was a great opportunity to test my English skills. In order to communicate with others, I started talking to them on the bus or while eating lunch and dinner. On the fourth day, I was able to talk with most of the participants, especially I’ve made friends with students from Slovakia. With students from Slovakia, we talked a lot about each country and a physics competition called “International Physics Olympiad” because I loved physics.

On the sixth day, there was time to vote for “Star of art”, “Star of vitality,” and “Star of wisdom.” At the closing ceremony I was awarded as a “Star of art.” “Star of art” is a title for a person who is talented with art, and I was surprised that I was chosen for this award. At the closing ceremony, I sang “One call away” to other campers. In that song I put my message for others which means “I’m only one call away so don’t be sad, we’re bonded deep inside our hearts, someday we can meet again for sure.” Actually, this song is made for a person who is in love with others, but I think it is also about friendship between people. So I decided to sing this song for other campers. Those nine days were too short for me, but I had a lot of good experiences.

Even after the camp, I’ll continue to communicate with others via Facebook or other SNS and I want to deepen our friendships.

Through the experiences at this camp, I have gained three important things: The first one is the skill to communicate with foreign people in English. The second one is the skill to communicate with foreign people that I haven’t met before. The last one is that I gained a lot of new knowledge about cultures and images of each country. My impressions for each country has become better than before. As a matter of fact, as to China, I had a bad image for them because of watching the news on TV and reading it in the newspapers. I heard of many problems about China like territorial disputes in the South China Sea. But since I went to China and I saw many kinds of people there, I like China now. I want to use those skills that I’ve learned at this camp in the future and also want to tell what I’ve experienced and learned to my families, friends, and others.

上海サマーキャンプ報告その2

上海でのサマーキャンプレポート第2弾は2年生の石田君から。石田君は英語でもレポートを書いてくれました(英語版はこちらをクリック

中国嘉定サマーキャンプ(JIADING INTERNATIONAL YOUTH FRIENDSHIP CAMP) 報告

2年 石田正貴

今回、8月1日から9日までの9日間中国嘉定サマーキャンプに参加しました。今回のキャンプは日本を含む9か国から高校生を集め互いに異国の文化に触れてそれぞれの国についての理解と友情を深めるというもので、色々な国の文化を知りそれぞれの国の人たちと友達になることができ、とても充実した9日間でした。

参加者と一緒に

参加者と一緒に

英語に関しては4年間フィリピンの現地校で日本語なしの英語とタガログ語の授業を受けていて問題なく使えたのですが、話のきっかけ作りがなかなかできず、始めはあまり上手くコミュニケーションが取れませんでした。ですが、自由時間にUNOなどで遊んだり、キャンプでの活動を通してだんだんコミュニケーションをとるようになり、沢山の人と友達になりとても充実した日々を過ごせました。

カラオケにも行きました!

カラオケにも行きました!

キャンプの初めのうちはどの国もそれぞれの国ごとに固まり、話しかけにくかったりしましたが、おかげで会話のきっかけを作る会話力を身に着けることができ、さらに自分の英語力を試す良い機会にもなりました。5日目くらいにはほとんどの方と気楽に話せるようになり、特に私はスロバキアの方々と仲良くなりました。

上海の町は近代的でした

上海の町は近代的でした

キャンプでは6日目に”Star of art”, “Star of vitality”, “Star of wisdom”のそれぞれ3つの賞にあった人に投票をする時間があり、閉会式で私は”Star of art” という最も芸術的な人に与えられる賞を頂きました。キャンプは9日間という短い間でしたがとてもいい体験ができました。キャンプ後もFacebookやWeChatでそれぞれの国の参加者と情報交換をしてさらに友情を深めていきたいです。

文化を学んだ一コマ。うちわは切り絵を作りました

文化を学んだ一コマ。うちわは切り絵を作りました

今回のキャンプで私は主に英語で会話をする力、話のきっかけを作る力そして沢山の友を得ました。今回の経験をこれからの生活に生かし、友とのつながりを大事にして今回のキャンプで学んだことを周りに伝えていきたいです。

和気高生の夏休み♪楷楓祭準備編

夏休み前にブロック結団式が行われ、夏休みの間も楷楓祭の準備に登校する生徒がちらほら。今年は体育の部だけでなく、文化の部もブロック対抗となり、模擬店や展示なども含めての総合評価でブロック優勝が決まります。

IMG_0284教室で応援幕の制作や、展示の準備、部活のステージ発表の練習などが行われています。

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2年生は、修学旅行の大学・専門学校・企業研修で学んだことを展示発表します。準備の様子。

今年は例年より日程が早まったため、準備も大変。登校日の後は更に本格的に準備が進んでいます。

3年生向け就職講演会で卒業生が来校

夏期補講の後半がはじまっています。

3年生の就職希望者は、8月16日(火)~25日(木)まで5日間、午前中3限分を使って毎日、就職補講を受講しています。内容は、適性検査、一般常識問題について、履歴書の下書き、面接練習など。

今日、8月19日はハローワークから学卒ジョブサポーターの方と、卒業生を迎えて就職講演会を行いました。

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ハローワークの方のお話は、①働くことの意義 ②企業が求める人物像 ③面接試験についてという内容でした。

そして今年4月から新社会人になった卒業生7人が、仕事の内容や、社会人になってわかったこと、就職に向けて準備すべきこと、高校時代をどう過ごすべきかなど、後輩たちに真剣なアドバイスをしてくれました。
IMG_0467笑顔や挨拶、メモを取ることが大事、といった社会人としての基本的な事柄を実例を踏まえて語ってくれたり、応募前職場見学に行く時の心構えを伝えてくれたり。3年生も熱心に耳を傾けていました。

また、面接時に思いもよらないことを聞かれることがあるので、原稿をまる覚えするような面接練習はやめた方がよいといったアドバイスもありました。IMG_0473

7人の話に共通していたのは、挨拶や敬語、言葉遣い、メモを取るといった習慣は今から身につけておいた方が良いということ。

数か月前には同じ学校にいたのに、すっかり社会人として大人の物腰を身につけた卒業生の姿は頼もしいものでした。
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平日の午前中にもかかわらず、勤務時間扱いとして派遣してくださった各社、事業所の皆さま方に感謝申し上げます。

上海サマーキャンプ報告その1

この夏、和気町からの派遣で2人の生徒が上海でのサマーキャンプに参加しました。生徒のレポート第1弾をお届けします!

サマーキャンプに参加して

3年 森下朋美

私は、今回のサマーキャンプで、英語で話す自信を身に付けることができました。当初の目標は、英語力の向上、中国を隅から隅まで感じること、夢である看護師に繋げて、環境問題を考えるきっかけを作ることでした。日本とは違う風景があると考えていましたが、実際はそれほど変わりませんでした。ただ、嘉定区は田舎なのですが、商店街のように連なったお店やカラオケ店などがあり、とても賑やかな場所でした。

上海中心部の様子

上海中心部の様子

キャンプの内容は、主に見学や文化体験で、他の参加者と話すタイミングは自分で作るという状態でしたが、5日目には殆どの参加者と話をし、雰囲気に慣れることができました。きっかけは、自分の特技を発揮することや、多くの人と感情や経験を共有することができたことだと思います。

切り絵にも挑戦しました!

切り絵にも挑戦しました!

韓国の先生から教えていただいた言葉があります。「Don’t be afraid. I like me. Everyone likes me.」今、自分の力に不安があっても、挑戦することで人は変われる。最終日の1日前には、日本の生活に戻ることが不安になるほど中国での生活が楽しかったです。

他の国からの参加者とともに

他国からの参加者とともに

私は、この9日間で第二のふるさとを作り、外国人との壁がなくなったことを感じました。この経験をフルに生かし、過ごしていきます。そして、このような機会に挑戦する人が増えるといいなと思います。ありがとうございました。

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自撮りでぱちり

和気高生の夏休み♪インターンシップ編

閑谷學の一環として、2年生49人が7月22日から8月16日のうち3日間、“探究型インターンシップ”に挑戦しました。生徒はそれぞれ3日間の日程を、受け入れ先に電話をかけて相談して決めました。IMG_6915

閑谷學では1年生から和気町を舞台に探究学習を行ってきました。2年生は、1年生の時に培った探究学習のスキルを活用し、課題解決のための案を考え、実行してふりかえり、さらに改善策を加えての発表(提案)をします。

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IMG_6891 和気町役場では14の課で1人ずつの生徒が活動しています。6人の生徒が初出勤した8月1日(月)には、町長からの訓示、辞令の交付、代表者の宣誓等の場を用意してくださいました。

学年の生徒全員が町に出てフィールドワークを行い、社会(世界)がどのようなものかを知り・考えたり、自分はどう社会と関わり生きていくのかを考えることも2年次生の目標。

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和気高生の作ったポスターが信用金庫の掲示板に!

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理容室ではカラリングとヘアセットの体験もさせていただきました。実習中の生徒の様子を「仕事が丁寧で早い、よく気が付いて先を見て行動できる。手先も器用」と褒めてくださいました。うれしい!

今回のインターンシップは、就職を考えている49人の参加ですが、町内の事業所の方の働き方・生き方に触れて自らの将来を考えることと同時に、地域社会から見える世界のあり方や、働くことについての現代的な課題について考えてゆくためのフィールドワークとして設定しています。

佐伯の工房メーベルで、木工作家さんに弟子入り中

佐伯の工房メーベルで、木工作家さんに弟子入り中

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和気町の誇る佐伯蒟蒻さんでは暑い中、パッケージ作業などがんばりました

フィールドワーク先は町内と一部近隣地域の47か所。役場や幼稚園、図書館、歴史資料民俗資料館等の公的機関に加え、和気商工会会員の事業所が受け入れてくださっていました。

先生たちもよくお昼を食べに行くおうどん屋さんでも生徒が仕事中。おばあちゃんに「明日までなんてさびしい」と言われていました。

先生たちもよくお昼を食べに行くおうどん屋さんでも生徒が実習中。おばあちゃんに「明日までなんてさびしい」と言われていました。

各受入れ先、事業所の皆様にはお忙しい中の受け入れだけでなく、生徒がどうしたら成長できるかを考えて接していただき、感謝してもしたりません。本当にありがとうございました。

和気高生の夏休み♪社会貢献活動編

和気高生の夏はボランティアの夏!

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職員室前に掲示されたボランティアボード。参加したい活動があれば募集用紙に名前を記入して提出します。

1年生から3年生まで、たくさんの生徒が和気町内で活動しています。広く全校に呼びかけているのは、学校のある尺所地区の方々が行っているわんぱく広場の清掃、和気町社会教育課主催のこども塾キャンプの補助、同じく水辺の楽校のサポート、和気町最大のお祭り・和文字焼祭の薪組みなど。

わんぱく広場の清掃活動。草だらけだった広場周辺がさっぱりすっきり!

わんぱく広場の清掃活動。草だらけだった広場周辺がさっぱりすっきり!

地域の方々と一緒になって、子どもたちが楽しく安全に過ごせるように見守ったり、みんなが楽しみにしているお祭りの準備をしたりしています。

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生徒の活動の様子は新聞でも報道されているので、ご覧になった方もいるのでは?

お客さんとして楽しむ側になるだけでなく、楽しませる側、運営を担う裏方の仕事をすることは高校生にとって貴重な体験です。

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子ども塾キャンプでは、一緒にテントをたてたり夕食作りを行ったりしました。小学生にすっかりなつかれた1年生。小学生たちも高校生に遊んでもらえてうれしそうです。

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去年も参加したという3年生はさすがの参加姿勢。まだ少し緊張感の残る1年生とは違い、小学生との対応も堂に入っています。自分から仕事を探して、キャンプファイヤーも率先して盛り上げました。

また、その場で大学生や大人と話すなど普段ではできない体験をすることもあるでしょう。今年のこども塾キャンプには、去年、高3でボランティアとして参加した際に、和気町社会教育課の方からスカウト(?)された卒業生も参加していました。高校での体験がきっかけになって、自分の興味関心のあることを深めたり、地域とかかわることを続けていく卒業生の姿も頼もしい限りでした。