校長日記 21.04.05

新年度の授業準備を行っています。

各年次では「学級(学年)開き」に向けた研修を行いました。コロナ禍での不安も重なる中、入学やクラス替えのある4月当初に、学級開きの時間を設け、体験活動などを通して相互理解を促し、生徒が学級集団に馴染み、安心感を持って生活のスタートが切れるようにしたいと取り組んでいます。

また、タブレット型端末の活用に向けた初回の研修では、Google Apps Scriptによるフォーム作成を行いました。今年度は、全教科で統一して、各授業での振り返りに、Googleフォームを活用した小テスト等によって、生徒の学習定着状況を把握することとしています。

新年度で教職員も変わりました。各々が力を十分発揮できるよう、風通しよく、支え合える関係でありたいと思います。

《和気閑谷高校 地域とともに 更なる飛躍へ》

長島愛生園での「聞き書き」

3月31日(水)の10:00から約1時間、長島愛生園で「聞き書き」を行いました。入所者自治会長の中尾伸治さんに、本校生徒1名がお話をお聞きしました。お話の内容は、園内の作業を皆で分担したことや「らい予防法」廃止に向けた取組など、当事者の視点からの具体的なものばかりでした。また、当時のハンセン病への差別、偏見と同じようなことが、現在のコロナ禍でも起きてることを指摘され、だからこそ、長島愛生園での歴史を今後風化させてはならないこと、高校生をはじめ、若い世代の人たちに、語り部になり伝えていってもらいたいことなどを強く語っていただきました。最後に、「今回の『聞き書き』の取り組みは始まりであって、これからも長島愛生園への継続した取組をしていってもらいたい。」と言っていただき、今後の継続的な取組に向け、新たな気持ちになりました。

助成/公益財団法人福武教育文化振興財団