韓国派遣団〜2日目〜

韓国派遣団の2日目の朝は早いです。7時に朝御飯なのでモーニングコールを6時にお願いしたんですが、時間通りにかかってこず。15分遅れでかかってきましたが、もしやこれはオートマティックではなくアナログかと思い、受話器を取ると間髪いれず「ヨボセヨ~」と言ってみると、やはり相手は「モーニングコールイムニダ~」との返答。「カムサハムニダ~」と感謝すると、「ネ~♪」と返ってきて会話成立。朝からめっちゃ面白い。ガッツポーズをした後、テンション高めで朝食会場へ向かいました。

さて、朝8時からの見学は南大門市場です。さほど大きな土地ではないんですが、所狭しと店がギュウギュウにひしめき合っていて、びっくりでした。地下はもっと小さな店が密集していて巨大迷路のようでした。日本語を話せる店主が多くいて、やはりどの業界も外国語の取得は大事なんだなと痛感させられました。絶対有利ですね、2ヶ国語以上話せるのは。自分も勉強しなきゃなー。反省…。

さあ、南大門市場の見学も終えて、気持ちも新たに活版印刷の発祥の地、清州に向かいました。活版印刷技術の発明者といえば、真っ先にドイツのグーテンベルクが思い浮かびますが、実はそうではなかったんですね。金属加工の活版印刷はこの韓国が78年も先に始めたということなんです。それがユネスコに認められて世界遺産に登録されました。当時の人は気の遠くなる作業を通じて、出版に命をかけていました。

歴史的な見学を終えて沃川に向かいました。沃川高校に到着するとユン先生が出迎えてくれていました。今年の楷楓祭以来の再会ですね。すぐに校長室に通され、出迎えの言葉を校長先生から頂きました。両校の今後についての話合いもあったりと充実した時間となりました。

沃川高生はこの日、全国統一模試ということもあり、ホストファミリーの生徒に会えたのは16:30でした。それでもホストファミリーの生徒は全員、前回の楷楓祭に来てくれた生徒で和気高に恩返ししたいということでホストファミリーに名乗りを上げてくれたそうです。泣けますね。

兎にも角にも、みんな旅立ちの時です。しっかり楽しんでこいよー、そして日韓の交流してこいよー!って言うまでもないですけどね。すでにマックスで楽しそうでした。さあ、明日はどんな1日になるかな。

韓国派遣団〜1日目〜

午後12時過ぎ、韓国派遣団は無事にインチョン空港に到着しました。機内ではフライトアテンダントさんがある乗客に飲み物をこぼしてしまうという出来事がありました。どうなるのかなと思って心配していましたが、その後の素早い対応に感心して見ていました。組織としての無駄のない動きに、いい会社だなと勉強になりました。生徒たちは見ていてくれたかな。

さて、インチョン空港は国際空港だけあって、すごく大きな空港でしたね。入国審査は日本語の音声ガイダンスに従ってと、技術の進歩に感心する一方で、審査官と面と向かって話したかったなという寂しさもありました。バゲージクレームでも荷物が出てくるのが早かったですね。何の問題もなくクリアでした。

税関審査を抜けて、晴れてインチョンの町へ。待ち構えてくれていたガイドさんとともにバスに乗り込み、昼食会場へ移動しました。

韓国上陸初ご飯は、石焼ビビンバでした。本場の辛さに滝のような汗が滴り落ちました!ハンカチでは間に合わず、バスタオルが欲しかったです。

昼食後はソウルに向かったのですが、かなり時間はかかりました。距離ももちろんあるんですが、ソウルだけあってやはり交通量は多いですね。最初の目的地の昌徳宮には15時くらいの到着となりました。昌徳宮は1405年に李氏朝鮮王朝の宮殿として建てられたそうです。

600年以上の歴史があるんですよね。旧閑谷学校の倍とはいきませんが、かなりの歴史があります。この屋根にいるのは何だかわかりますか? 西遊記をモチーフにして、先頭が三蔵法師、そして孫悟空などその弟子たちが続きます。

これはかなり正確な日時計です。

18時過ぎからは明洞の街並みを見学し、夕食をとりました。今日は素晴らしい文化遺産を見て、日本も深く関わっているなど歴史の勉強ができました。明日もまた見聞を広めたいですね。いよいよ沃川高校に向かいます。