外部講師として社会人の方々がいらっしゃいました。

5月29日(金)5・6限の時間に、閑谷學(総合的な学習の時間)の一環で外部講師として様々な分野で活躍する社会人の方々が来校されました。

この日は計8人の講師に、それぞれの分野に関する社会人ならではのお話を聞かせていただきました。

【社会人講師】
玉田浩二郎先生 : 学校法人本山学園 西日本調理製菓専門学校
西家忠治 先生 : 岡山理科大学専門学校
梶原慶三 先生 : 就職アドバイザー
高橋洋子 先生 : コーワン株式会社 総務部長
菅原直樹 先生 : 元介護福祉士
森元純一 先生 : 和気町役場社会教育課 係長
岩崎恵子 先生 : ひとり企画会社 イワサキケイコキカク
松石 享 先生 : 和気町国際交流協会理事

玉田浩二郎先生 西日本調理製菓専門学校での経験をもとに、学校のことはもちろん、お菓子作りに関してのこだわりや想いを語ってくださいました。

玉田浩二郎先生  西日本調理製菓専門学校での経験をもとに、生徒の質問に対して的確に答えてくださいました。「今はヨーロッパに留学しないでも国内で良い料理人の元につけば十分学べる」や「数学に強くなれ、新しいレシピの開発には分量などの数字が感覚的に分かるのも大切」といった話が印象的でした。

西家忠治先生 

西家忠治先生 「動物が好きなだけじゃ仕事にはならない。」 好きなことがそのまま仕事につながるとは限らず、仕事を続けていくには強い想いや、根気が必要であることを語ってくださいました。また、動物が好きでも、安楽死といった辛い選択を迫られることもあるため、どこかで一線を引くことも大事だと教えてくださいました。

梶原慶三先生

梶原慶三先生 来年度の就職事情として、アベノミクスやインフレ・デフレ、円安・株高などについてわかりやすく解説してくださいました。その後、就職試験の基本的な流れや、面接試験の注意点などを説明してくださり、実際に就職が控える生徒たちは真剣なまなざしで梶原先生の話を聞いていました。

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高橋洋子先生 コーワンでの経験から、「事務は来客の対応もあり、会社の顔である」というお話や、「電話対応も笑顔で行うと全然印象が違う」というお話をしてくださいました。5S(整理、整頓、清潔、清掃、しつけ)の大切さも語ってくださり、基本の大切さを再確認できました。

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菅原直樹先生 「福祉ってなんだとおもう?」というところから始まり、現場の生きた声を聞かせていたいただきました。生徒が持っている命題である「現在の医療・福祉に関する問題点への解決策を考える」ということに対して、視点を広げてくださり、生徒は課題に対して考えやすくなった様子でした。

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森元純一先生 森元先生のクラスでは、先生から投げかけられた問いに対して生徒が答え、それに対して先生がより深まるような投げかけを行いました。「自立心を育むかめに、大人は子どもにどう接することが必要か」という命題に対して、「自分たち自身は自律・自立できているの?」という森元先生の問いが印象的でした。

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岩﨑恵子先生 生徒らの質問に対して、ひとつひとつ丁寧に対応してくださいました。今までは漠然と「こんなことをしたら町は元気になるだろうなー」と思っていた生徒も、現実と向き合い、どのようにしたら本当に自分が考えていることを実現できるのか、もしくは、考えを改めないといけないということを確認できたようです。

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松石享(すすむ)先生 外国の方に日本の良さを説明する時に気をつけたら良いこととして、「ガイドブックに載っていないことを教えてあげる」「なぜ?と聞かれたときに答えられるようにいろいろなことに対して日頃から準備しておく」ということを教えてくださいました。

どの授業においても、外部の社会人講師の方々がされる現場感あふれる専門的な話を聞いて、教室中にメモをとるカツカツという音が響いていまいした。学校に外部講師の先生がいらっしゃることで、生徒は自分の興味関心分野について、その道のプロならではの専門性の高い話や、現場の生の声を聴くことができ、いつにもまして真剣なまなざしで授業に臨んでいました。
どの生徒も自分の興味関心を深めるのためにとても有意義な時間を過ごせたようです。