校長日記 21.06.15

今週は、全教員で授業を見合う週間としており、今日は今春新採用の教員2人(数学、理科)の研究授業を行い、週末にはその協議を行うこととしています。さすがICTの使い方にも慣れており、授業力の上達に向け意欲的です。

本校では昨年度も新採用教員が2人着任しており、若手教員が多いことから、年齢が近い生徒との関わりにも活気が出ます。部活動の指導にも力が入り、生徒も嬉しそうです。

小規模校であるので、一人何役もこなさなければなりませんが、新採用の教員は、ベテランの先生をはじめ様々な年代の先生たちに囲まれ、日々奮闘しています。

《和気閑谷高校 地域とともに 更なる飛躍へ》

カフェ、どうする?三重県立飯南高校とzoom会議!

2年次閑谷學「梅村さんちをカフェにしよう」ゼミの生徒たちが、三重県立飯南高校3年生次の探究学習「いいなんゼミ」でカフェをテーマに活動しようとしている生徒さんとzoomで意見交換をしました。

お互い緊張気味で会話がスタート

飯南高校の参加者は、美術部の活動で地元の特産品であるお茶を広めることを目的に、緑茶やほうじ茶を使ったラテアートを出店する活動をしてきた生徒さんです。3年生の個人研究のテーマとして、近所にできたカフェの方と一緒に活動をしようとしているそう。

和気高の生徒たちも、岡山市内のカフェでバリスタの方からラテアートを教えてもらったり、接客について学び、今、ワンデーカフェを開店しようと準備中。画面越しに見せてもらった抹茶ラテアートのクオリティにはびっくりしていました。

飯南高校の生徒さんのラテアートは
美術部のフェイスブックページから見ることができます
https://www.facebook.com/354093561870840/

どうしたら人が来てくれる?

高校生がカフェをする意味ってなんだろう?

自分が活動して地域に残せるものはどんなもの/ことなんだろう?

お互いの持つ問いを深めていくには少し時間が足りませんでしたが、それぞれのしてきた活動に刺激を受け、SNSで繋がってこれからも意見交換をしていくことになりました。

最後はオンライン越しに記念撮影をして和やかに終了

【閑谷學】 福武文化振興財団様と打ち合わせを行いました

本日の閑谷學で、2年生の健康ゼミの生徒7名が、福武文化振興財団様とオンラインで打ち合わせを行いました。

このゼミでは、地域で医療・福祉に従事されている方々にインタビューを行ってきたのですが、この度、探究活動の成果を「仕事図鑑」として冊子にまとめたいということで、福武文化振興財団様に特定助成について、ご説明いただきました。

冊子を作り、近隣の施設や学校に配りたいそうです。特に中学生に手に取ってもらい、医療・福祉の仕事に関心を持ってもらいたいとゼミの生徒が話していました。

冊子の製本代に対して助成をいただきいと考えていた生徒たちでしたが、ご担当の方から、冊子のデザインなどの費用にも助成できるなど、当初考えていたよりも幅広く活用できるなどのアドバイスをいただきました。

緊張している様子の生徒たちでしたが、しっかりと受け答えをすることもでき、アイディアも広がった様子でした。

校内インターンシップスタート!

今年から始まった「地域協働探究」は、学校外での学習で単位を認定する、和気閑谷高校独自の科目です。

選択した生徒は、毎週金曜日の午後に地域の事業所での就業体験を行い、火曜日には体験のふりかえり※。さらには、体験を通して発見したことや疑問に思ったことをもとに、自分が社会でどのように活躍したいのか、どのように生きていきたいのかを探究していきます。

今日から始まった校内でのインターンシップ。自分の頭を自分で刈っている野球部A君は植木を丸く剪定するのも上手!

目標は「体験を経験に変える力」をつけること。何かした時に、そこから自分なりの気づきや、他のことにも応用できる学びを得られるようになってほしいと願っています。

これまで2回、町内の美容院やチョコレート屋さん、商工会などで実習を行ってきましたが、岡山県に緊急事態宣言が発令されたため校外での活動ができなくなりました。

そこで、今日からの2回、校内インターンシップを行うことになりました。受け入れ先は図書室、事務室、保健室、英語科、体育科、そして校長先生。

事務室は「事務室コース」「環境整備コース」に分かれての受け入れ

図書室では蔵書整理から始まり、最後は図書室に入れる本の選定を行う予定です。英語科や体育科は準備室の整理など。事務室では、事務仕事や環境整備、次回は電話応対も任務になります。

保健室での仕事は、各教室で使う除菌ティッシュを作って小分けする作業。校内のコロナ感染防止に貢献しています。
校長秘書担当のB君は、先生と一緒に授業を見回り何やらメモを。何を書いていたのでしょうか?

※来年度以降はまる1日、地域の事業所で働きます

校長日記 21.05.14

本日(5/14)の「閑谷學」の時間では、1年生は地域で調べたことのまとめ、2年生はグループ探究の活動、3年生は個人探究の活動を行いました。

「閑谷學」では地域へ出たり、地域の方に来ていただいたりしながら学習を深めていく機会が多くあります。また、この時期は教科や行事で外部講師を招いた活動や、独自の科目で事業所での就業体験もスタートします。

しかしながら、このたびの緊急事態宣言の発令により、急遽、授業や行事の実施方法などの確認と調整を行うこととなりました。オンライン授業準備の確認もしています。しばらく辛抱が続きます。

《和気閑谷高校 地域とともに 更なる飛躍へ》

1年次閑谷研修

4月19日、晴天の中、1年次生が閑谷研修を実施しました。

午前中は、備前市・赤磐市・和気町の3コースに分かれて、地域の魅力を知るバスツアーに出掛けました。

市町の職員や地域おこし協力隊、ボランティアガイドなど多くの方々に、普段自分ではあまり行くことのない市町の魅力的な場所を説明していただきました。

今後、1年次生の「閑谷學(総合的な探究の時間)」では、このバスツアーで見聞きしたことなどをより深めて、地域の魅力を発信するウィキペディアを作る予定です。

〈備前コース〉

〈赤磐コース〉

〈和気コース〉

午後からは、本校の源流である備前市の旧閑谷学校へ行き、講堂学習や史跡探訪をしました。

道徳ワークショップ(3年次)4/19

元JICA職員の守都未来さん、一般社団法人まなびとの江森真矢子さん、中村哲也さんの3名を講師に招いて、貿易ゲームというワークショップに取り組みました。そのワークショップを通して、「みんなが幸せになるには何をすべきか」という課題について考えました。ゲーム内容は、各班に紙や道具が配られ、円や長方形など決まった形を作り、それを売って利益を得るというものです。各班の紙の枚数や道具などには差があり、各班でいろいろ考えないと利益を得ることができないようになっています。どの班も最初は、自分たちのチームの利益を考え、どうすれば利益が増えるかということばかり考えゲームに取り組んでしました。ゲーム終了後、一番多く利益を上げた班は数十万円の利益を上げていました。一番少ない利益となった班は借金が生じたところもありました。その結果や道具・人の動きが、現在の世界情勢そのものを表しているのだということを教えていただき、「本当の意味での幸せとは何か」を考えさせられる時間となりました。

未来航路課題研究発表会

3月5日(金)、岡山県立岡山操山高等学校にて「未来航路課題研究発表会」が開催されました。操山高校は、文部科学省からWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業の指定を受け、「幅広く深い教養」や「他者と協働する」などの様々な資質・能力の向上により、未来の岡山と世界のWell-beingの実現に貢献するグローバル・リーダーの育成を目指しています。その取組の一つとして、今回、課題研究発表会を実施しました。 そこに招待していただき、私たち一年生閑谷學「健康ゼミ」と「ビジネスゼミ」の代表チームが参加しました。

【健康ゼミ】:患者と高齢者・障がい者が幸せに暮らすために「今」自分たちにできること
<発表内容>:私たちのメンバーは全員が医療・福祉の仕事に興味を持っています。そこで、閑谷學の時間を活用して「医療チーム」と「福祉チーム」に分かれ、実際に病院や施設を訪れました。その中で、「仕事のやりがいや魅力」「心がけていること」などについて直接インタビューをしました。今後は冊子づくりや課題を見つけ、自分たちにできることを実践すること。

【ビジネスゼミ】:備前焼を盛り上げる方法を考え、実施する

<発表内容>:「灰や粉を用いてカラーリング」「カフェとコラボ」をさらに発展するために先輩から引き継いだチームです。日生の「アマモ」を使用した作品の試作やカフェとのコラボに向けて、様々な色を出せる素材の研究や若い人に注目してもらえるような魅力を発信していくこと。

全体発表@岡山県立岡山操山高等学校

【発表を終えて】 発表に向けてスライドを作ったり原稿を考えたりするのがとても大変で難しかったです。なぜならば、スライドに関しては、どのように示したら聞き手に分かりやすく伝わるのかまた、言葉ではどのように伝えたら良いのか考えながら作成しなければいけないからです。 しかし、作り終えたときにはとても達成感がありました。

発表を通して、すごく緊張したし大変だったけどやりきったあとには、とても達成感がありました。また、他校の発表を聞いて自分たちとは違ったスライドの工夫があり、とても刺激を受けました。

このような大きな規模の発表会はあまり経験することができないので、そのような場所でしっかり発表して、自分たちの成果を伝えることができてすごく自信になりました。

ここで学んだことを今後の発表の機会に生かしていきたいです。

1年5組 丸山