和気閑谷高校は、平成29年度から3年間、岡山県指定事業である「高等学校学力向上プロジェクト 学力ステップアップハイスクール事業」をうけ、 学力向上に全校で取り組んでいます。研究テーマは「『一人ひとりをいかす教室』づくりによる『学力向上』を目指す研究」で、学ぶ値打ちのある探究的なパフォーマンス課題づくりと多面的な評価方法の工夫に、日々取り組んでいます。
各教科の実践報告書を掲載しています。→ここをクリック!
本校の生徒も教師もともに授業を創り、学んでいる姿を感じ取っていただければ幸いです。
和気閑谷高校は、平成29年度から3年間、岡山県指定事業である「高等学校学力向上プロジェクト 学力ステップアップハイスクール事業」をうけ、 学力向上に全校で取り組んでいます。研究テーマは「『一人ひとりをいかす教室』づくりによる『学力向上』を目指す研究」で、学ぶ値打ちのある探究的なパフォーマンス課題づくりと多面的な評価方法の工夫に、日々取り組んでいます。
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韓国派遣団はクライマックスとなる第3日目を迎えました。ホストファミリーとともに登校してきた生徒たちは、集合時間の朝8時半に校長室で当日のスケジュールを確認。お菓子などもたくさん用意してくださっていて、至れり尽くせりでした。時間になると大講堂へ移動、そこで100人ほどの生徒さんに出迎えられました。
1時間目は、両校による文化紹介のプレゼン発表。沃川高校は学校紹介をしてくれました。進学校であるだけに日々遅くまでしているんだなと感心させられました。和気高の4人も沃川高校の生徒にしっかりと質問出来ていました。一方で和気高側のプレゼンは西田先生の韓国語でのスピーチに始まり、生徒の自己紹介を行なった後、日本の伝統文化、食文化、スポーツ、芸能、ポップカルチャーなど多岐な分野に渡って発表しました。各発表で大きな拍手をもらい、質問攻めにあいました。予定していた時間を大幅に超えての1時間目となりました。最後には和気高にも来てくれたユンヨンからプレゼントももらいました!
2時間目は校内見学ツアーでした。先ほどの時間が押してしまったため、すべての施設を見学することは出来ませんでしたが、めちゃくちゃ流暢な日本語で沃川高校の生徒さんがガイドしてくれたことに一番驚きました。ありがとうございました。
3時間目は物理の授業に参加しました。オール韓国語の授業です。大気の流れについて学びましたが、不思議なもので実験が多いと韓国語であっても理解出来るんですよね。和気高の生徒も積極的に実験に参加させてもらえて助かりました。最後は空気砲でどれだけのローソクの火を消せるかというゲームをしました。先生方、準備に時間がかかったと思います。ありがとうございました。
4時間目は家庭科の授業に参加しました。昔、宮中に出されていたという今の辛い真っ赤なトッポギとは違う、「宮中トッポギ」と「キムチチヂミ」を作ります。わざわざ日本語のレシピまで用意してくださいました。感謝です。ここでは様々な野菜を切り刻んだり、トッポギを煮込んだり役割を決めて楽しくやっていました。ただ、タマネギの千切りを言い渡された妹尾くんは、みじん切りにしてしまうというハプニングもありましたが、みなさん笑顔で笑い飛ばしてくれました。
どのグループも出来上がりは完璧で美味しく仕上がりました。めちゃくちゃ美味しかったですね。みんなで作ったというのも味にプラスされています。最後に和気高生が持参したお菓子も振る舞いました。いろんな要素が組み合わさって本当にいい交流が出来ました。先生方、ここでも多大なご準備をありがとうございました。
午前中の日程が終了したところで、昼食となりました。沃川高校では全員が食堂で同じものを食べるんです。給食のようなイメージですかね。わざわざ和気高生が来るということで、今日のメニューをビビンバにしてくださったようです。「何でここまでしてくださるんですか?」って校長先生に聞いたら、「大したことはしていません。ただ、9月の和気高訪問ですごくもてなされたからです」という答えが返って来ました。ここまでした覚えはないけどなと思いながらも、ありがたい言葉をもらい、次に沃川高校が日本に来られた際もしっかりとおもてなしをしたいなと心に決めました。5時間目が始まるギリギリまで記念撮影に沃川高校の生徒がやって来てくれて嬉しかったですね。最後の丁重なお見送りもありがとうございました。
沃川高校を後にして向かったのは、国が運営する英語の教育機関です。英語を話すためのいろいろなシチュエーションを想定されて作られたセットや、数多くのネイティブスピーカーが教える教室も見学しました。宿泊施設もあり、英語漬けにするには最高の場所ですね。韓国にはこういった施設が相当数あり、英語が話せる人が多いことにも納得出来る気がしました。
明日、23日(金)に我々は帰国します。朝は4時起きと大変早いですが、寝坊しないように頑張ります。それではみなさん日本で会いましょう。一回り大きくなった生徒を見てやってほしいと思います。カムサハムニダ。
韓国派遣団の2日目の朝は早いです。7時に朝御飯なのでモーニングコールを6時にお願いしたんですが、時間通りにかかってこず。15分遅れでかかってきましたが、もしやこれはオートマティックではなくアナログかと思い、受話器を取ると間髪いれず「ヨボセヨ~」と言ってみると、やはり相手は「モーニングコールイムニダ~」との返答。「カムサハムニダ~」と感謝すると、「ネ~♪」と返ってきて会話成立。朝からめっちゃ面白い。ガッツポーズをした後、テンション高めで朝食会場へ向かいました。
さて、朝8時からの見学は南大門市場です。さほど大きな土地ではないんですが、所狭しと店がギュウギュウにひしめき合っていて、びっくりでした。地下はもっと小さな店が密集していて巨大迷路のようでした。日本語を話せる店主が多くいて、やはりどの業界も外国語の取得は大事なんだなと痛感させられました。絶対有利ですね、2ヶ国語以上話せるのは。自分も勉強しなきゃなー。反省…。
さあ、南大門市場の見学も終えて、気持ちも新たに活版印刷の発祥の地、清州に向かいました。活版印刷技術の発明者といえば、真っ先にドイツのグーテンベルクが思い浮かびますが、実はそうではなかったんですね。金属加工の活版印刷はこの韓国が78年も先に始めたということなんです。それがユネスコに認められて世界遺産に登録されました。当時の人は気の遠くなる作業を通じて、出版に命をかけていました。
歴史的な見学を終えて沃川に向かいました。沃川高校に到着するとユン先生が出迎えてくれていました。今年の楷楓祭以来の再会ですね。すぐに校長室に通され、出迎えの言葉を校長先生から頂きました。両校の今後についての話合いもあったりと充実した時間となりました。
沃川高生はこの日、全国統一模試ということもあり、ホストファミリーの生徒に会えたのは16:30でした。それでもホストファミリーの生徒は全員、前回の楷楓祭に来てくれた生徒で和気高に恩返ししたいということでホストファミリーに名乗りを上げてくれたそうです。泣けますね。
兎にも角にも、みんな旅立ちの時です。しっかり楽しんでこいよー、そして日韓の交流してこいよー!って言うまでもないですけどね。すでにマックスで楽しそうでした。さあ、明日はどんな1日になるかな。
午後12時過ぎ、韓国派遣団は無事にインチョン空港に到着しました。機内ではフライトアテンダントさんがある乗客に飲み物をこぼしてしまうという出来事がありました。どうなるのかなと思って心配していましたが、その後の素早い対応に感心して見ていました。組織としての無駄のない動きに、いい会社だなと勉強になりました。生徒たちは見ていてくれたかな。
さて、インチョン空港は国際空港だけあって、すごく大きな空港でしたね。入国審査は日本語の音声ガイダンスに従ってと、技術の進歩に感心する一方で、審査官と面と向かって話したかったなという寂しさもありました。バゲージクレームでも荷物が出てくるのが早かったですね。何の問題もなくクリアでした。
税関審査を抜けて、晴れてインチョンの町へ。待ち構えてくれていたガイドさんとともにバスに乗り込み、昼食会場へ移動しました。
韓国上陸初ご飯は、石焼ビビンバでした。本場の辛さに滝のような汗が滴り落ちました!ハンカチでは間に合わず、バスタオルが欲しかったです。
昼食後はソウルに向かったのですが、かなり時間はかかりました。距離ももちろんあるんですが、ソウルだけあってやはり交通量は多いですね。最初の目的地の昌徳宮には15時くらいの到着となりました。昌徳宮は1405年に李氏朝鮮王朝の宮殿として建てられたそうです。
600年以上の歴史があるんですよね。旧閑谷学校の倍とはいきませんが、かなりの歴史があります。この屋根にいるのは何だかわかりますか? 西遊記をモチーフにして、先頭が三蔵法師、そして孫悟空などその弟子たちが続きます。
これはかなり正確な日時計です。
18時過ぎからは明洞の街並みを見学し、夕食をとりました。今日は素晴らしい文化遺産を見て、日本も深く関わっているなど歴史の勉強ができました。明日もまた見聞を広めたいですね。いよいよ沃川高校に向かいます。
韓国・沃川高校訪問団がいよいよ出発します!沃川高校は姉妹校でお互いにユネスコスクールとして結びつきは強いんです。今年の楷楓祭では、本校に訪問してもらった生徒さんたちが素晴らしいブースを出してくれました!
さて、11月20日午前7:45、たくさんの方に見守られて出発式を行いました。かなり肌寒い朝でしたが、韓国はめちゃくちゃ寒いとのこと。そりゃそうですよね、日本の東北より位置は北なんですから。
生徒代表挨拶では、この訪問に対する決意表明がありました。学校の代表としてしっかり頑張りましょう!
校長先生からも温かい言葉をいただくとともに、生徒全員は身の引き締まる思いになりました。最近両国の間で暗いニュースが多いですが、日本と韓国の架け橋になれるよう交流してきます!
岡山空港での出発前の風景。さあ、どんな冒険になりますかね。23日、元気に帰ってきまーす!