校長日記 21.09.25

9月も後半。穏やかな晴れの日が続きます。

総合的な探究の時間「閑谷學」では、これから年次をまたぐ1年間、1年生はグループ探究、2年生は個人探究となります。昨日、1年生は5分野(健康、教育、歴史文化、ビジネス、自然科学)のテーマ別8班ごとにそれぞれの探究課題について班員で意見をまとめる作業を行いました。

端末でワークシートを共同編集していくので、パーテーションを付けた机を寄せても離しても作業は進みます。時に顔を見合わせたり、声を掛け合ったりしながら作業に取り組んでいました。

3年生の選択授業では、先週に続いてオンラインで「社会人との対話」を行い、地元の警察署、製造所、農業分野で活躍されている方と意見交換の時間を過ごしました。生徒は、社会人としての心構え、仕事に向かう姿勢や工夫などについてアドバイスをもらっていました。

《和気閑谷高校 地域とともに 更なる飛躍へ》

「スクール・ポリシー」作成に向けて、生徒との意見交換会

9月22日(水)16:30から、本校小会議室で、生徒会長の濱本くんと、副会長の恵美さん、德永くん、そして、本校職員とが「スクール・ポリシー」作成に向けて意見交換を行いました。事前に本校職員が協議した内容に対し、学習者の視点から、様々な意見を交わしました。今後、この取組を生かし、本校の「スクール・ポリシー」を、より生徒と教職員が共に意識しあえるものにしていけたらと思います。

校長日記 21.09.17

9月に入っても日照時間が少なく、スッキリしない天気が続いています。さらに週末は台風の襲来です。

現在1年生は、2回目となる学校生活の様子を紹介するミニポスターを作成しています。今後、それぞれの出身中学校にお届けすることにしています。

3年生の就職希望者はいよいよ就職選考が始まり、それぞれの志望先で試験に臨んでいます。これまで生徒は面接等の準備を継続してきています。それでも最後の仕上げという気持ちでしょうか、予定とは別に、生徒が校長室に面接練習をお願いしにやってきます。

私からは「悔いないよう準備して、あなた自身をしっかりアピールしてきなさい。」と伝えています。校内で「明日は試験を頑張ってきます。」と声をかけてくれます。

そうした中、今日の3年生の選択授業では、事業所等に協力いただき、オンラインで若手の先輩方から、仕事のことや高校生活で大事なことなどを伺う「社会人との対話」の時間を持ちました。こうした機会や就業体験から、いろんなことを吸収してもらいたいと思います。

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校長日記 21.09.09

本校の一大行事である楷楓祭が終わりました。これからは落ち着いて勉学にいそしめる期間となります。

そうは言っても、半年間のくたびれや不安などで悩んでいる様子も耳にします。さらに3年生は来週いよいよ就職選考が始まります。悩みをあまり溜め込まず周りの人に相談して、また結果に一喜一憂し過ぎないで、着実に歩を進めてほしいと思います。

岡山県は13日から、緊急事態宣言からまん延防止等重点措置に移行するとのことですが、先日の新聞には、東備の自治体で「デルタ株まん延 警戒強化」とあり、若年層への拡大やクラスターの発生が見られます。危機感を持って過ごさなければなりません。本校のJR利用での時差通学と始業時刻の繰り下げは継続の方向です。

また、8月にまん延防止等重点措置の適用で延期としたオープンスクールについては、新たな日程で案内を配布しています。

記念会館の寄宿舎への改修工事は順調に進んでいます。この間、購買は教室棟へ移転していますが、パンやお弁当を求めて多くの生徒が利用しています。今日はとても早くにパンが売り切れました…

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校長日記 21.09.04

本日、楷楓祭の文化の部を開催しました。新型コロナの影響で、一般公開は行わず、内容も当初から一部変更しての実施となりましたが、テーマの「コロナに負けない! 笑顔と勇気をすべての人に」のもとで、生徒と教職員共同で熱量のあるものにしてもらえたと感じています。

くすのき広場では、書道部のパフォーマンスや、ダンス部と吹奏楽部のステージ発表などに、しばしば先生たちも加わって、まさに和気あいあいの時間が流れました。

また、各ホームルームの取り組みでは、2年生と3年生は展示、1年生は作成した動画の上映でそれぞれの思いを形にしてもらいました。

今年度もキャリア探求科2年生がガチャガチャ商品を製作し、3種類がお披露目されました。いずれも和気町にちなんだゆるキャラをキーホルダーとしています。

本校のような小規模校の行事では、生徒一人一人が担う役割や、少人数で行う機会がより多くありますので、その機会を経験することで、たくましく成長していってもらいたいと思います。

《和気閑谷高校 地域とともに 更なる飛躍へ》

校長日記 21.09.01

今日から9月、暑さは少し和らいでいます。

和気閑谷高校では、楷楓祭(9/4文化祭、9/6体育祭)に向けた準備が詰めの段階です。

楷楓祭については、緊急事態宣言の発令に伴い、一般公開は中止とさせていただいており、保護者や同窓会、地域の方々に直接おいでいただけないのが残念です。楷楓祭の様子は動画配信することとしていますので、本校ホームページの案内をご覧下さい。

また、県内の高校生の新型コロナ感染が日々伝えられ、緊張が続く中、感染防止に取り組んでいます。教室の各生徒机に飛沫防止パーテーションを取り付け、防止策の一つとしています。端末や教科書などを置かなければならないので少し窮屈そうですが、感染防止と学習を両立させてもらいたいと思います。

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校長日記 21.08.24

和気閑谷高校では、昨日23日に始業式を行い、2学期がスタートしました。

新型コロナ感染防止のため、生徒が体育館に一堂に集まることはできず、挨拶も「一年前と同じオンラインでの実施となりました。」からです。

さらに本日、県では感染状況悪化に伴い、明日25日から県立学校の対応レベルを一段引き上げるとの決定がありました。対応レベルの上げ下げが続きます。

この2学期は楷楓祭や修学旅行など大きな行事が多く、3年生は進路に関わる大切な時期です。昨年度よりも厳しい感染状況ですが、感染リスクを下げ、生徒の安全を確保しつつ、授業や学校行事などの工夫実施で、達成感や充実感、実りにつながる学校生活としていきたいものです。

以前に引用した「新型コロナウイルスとの闘いは長いマラソン」。今は何キロ地点でしょうか?

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企業訪問(エムズ・アウェイク)2

夏休みが終わり、学校祭が近づいて来ました。今年の文化祭では、キャリア探求科2年次「商品開発」の授業で商品化したオリジナルキャラクターのキーホルダーをガチャガチャで販売します。

協力していただいている和気町のエムズ・アウェイクを訪問し、作業工程の見学や、デザイン・大きさ等の詳細確認をしました。

私たちが考案した和気町をPRするオリジナルキャラクターは3種類あり、各キャラクターそれぞれに4パターンのデザインがあります。たくさんのデザインが形になって、とてもワクワクしています!

残念ながら、今年の文化祭は、外部の方は来ていただけないのですが、文化祭後も校内外での販売を予定していますので、ぜひご覧いただきお買い上げください!!

校長日記 21.08.20

午後、久しぶりに晴れ間がのぞきました。本校の楷の木は、今年は緑の葉がよくついています。

本日の本校のオープンスクールは、まさに本日から本県で「まん延防止等重点措置」が適用となったことから、急遽延期させていただきました。入学生への調査からは、オープンスクールを、高校へ行き、直接に生徒や先生、学校の様子に触れることができる大切な機会ととらえています。改めて準備、開催させていただきます。

また、2学期初め、9月第一週の楷楓祭(文化祭、体育祭)の実施にも変更が生じます。3年生からは「コロナにことごとく邪魔される」との恨み節が聞こえます。2年生で修学旅行中止もあった学年、気持ちは大いに理解できます。

一方で感染防止にはまさに人流抑制や防止策の徹底ですから、そのことを前提に、生徒会を中心に自分たちの実現したいことを考えてもらいたいと思います。今こそ、課題解決力の発揮です。

放課後には、3年生はそれぞれの進路に向けて、自習や相談、受験準備を行なっています。また、有志の生徒はオンラインで、全国高校生まちづくりサミットに参加し、他県の高校生、大人や企業の方と交流を深めていました。

《和気閑谷高校 地域とともに 更なる飛躍へ》

English Fes 2021 レポート

こんにちは。英語研究部2年の坪田唯花です。

先日8月6日(金)に 、岡山県青少年教育センター閑谷学校で、『English  Fes 2021』を開催しました。

このイベントは毎年、和気町の小・中学生に英語で触れ合う機会を提供し、外国の方と英語でコミュニケーションを取れることの楽しさを知ってもらうことを目的に、和気町教育委員会と和気閑谷高校の共催で行われます。

私たち地域系部活動である英語研究部が中心となって、企画から運営までをほぼ全て行っています。

昨年度同様、今年も新型コロナウイルスの影響で本来なら1泊2日のところ日帰りという形で行いました。

今年のテーマは「つながり」。

そのテーマにした理由は、このコロナ禍だからこそ、みなさんと一緒に”人とのつながり”というものを改めて感じられる機会になればと思ったからです。

今回も参加者は、町内の小中学生・我々和気高生・大学生・ALTと、年齢・性別・国籍が多様な人たちがあつまりました。

最初にアイスブレイクを行いました!

『◯❌ゲーム』や『サイコロ自己紹介』を通して、緊張をほぐしながら楽しく遊び、みんなで打ち解け合いました!

メイン活動の前半では巨大スゴロクの中のミニゲームを通して、グループのチーム力を育み、

後半では「つながり」をテーマにグループごとに創作活動を行いました。

「つながり」という大きなテーマにどのグループも頭を悩ませながら話し合い、最後にはそのグループならではの作品が出来上がりました。一つとして同じ作品はなく、それぞれに込められた思いや工夫が作品を通して、ダイレクトに伝わり、見ていてとても楽しかったです。

そして、夕方には予定されていたキャンプファイヤーが熱中症対策から室内のキャンドルサービスに変更になりました。

ゲームをしたり、「We will rock you」などの英語の歌を歌ったりして、盛り上がりました!

最後にみんなで1日を振り返り、共有して、この『English Fes 2021』を締めくくりました。

振り返りで出た感想を少し紹介したいと思います。————————–

・昼食のあとにやったアクティビティーで工作などはあまり得意ではなかったけど、みんなでやったりするととくいではなかった工作も楽しくできたので、みんなで協力して、何かを作るのは楽しいということがわかった。

・キャンドルサービスでたくさんの人とふれあえて楽しかった。

・外国の人と話すときは言葉が通じなくてもジェスチャーなどで会話することが大切だと思った。

・Today was fun. I think everyone enjoyed themselves and learned something new also.l hope to join this English camp again !(今日は楽しかった。みんな楽しんでいて、何か新しい学びがあったのではないかと思う。また、このEnglish  campに参加したい!)

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新型コロナウイルスの感染対策を踏まえた企画運営など、さまざまな困難を感じながら私たちはこのイベントの企画・準備を行ってきました。

当日も急な変更が出る中、みんなで助け合いながら、ひとつずつ心配事を解決し、最後まで走り切って、無事終了させることができました。大大大成功!!!

私はこのEnglish  fes を通して、「参加する方々の立場に立って企画をすることがとても重要であること」「参加者を楽しませるだけでなく、自分自身も楽しめる余裕を持って臨むことで、当日の自信やより良いパフォーマンス・配慮につなげられること」を学びました。

この経験は、私たちにとって、とても大きなものになりました。

1人では決して得ることができない感動、達成感、学びを得ました。どれもこれからの私たちの成長の糧となるものです。

このイベントが参加者の皆さんにとっても、より良いものになっていたら幸いです。

英語研究部 2年 坪田唯花