閑谷學2年生「探究学習中間報告会」を行いました

11月10日(金)、本校体育館で2年生による探究学習中間報告会を行いました。

県外から多くの学校関係者の皆様(広島県44名、宮崎県2名、岐阜県3名)が来校されました。

  • インターシップ発表

夏期休業中にインターシップに参加した「しごと分野」生徒の代表が、その学びを発表しました。


「開店に備えた入念な準備をされる従業員の皆様に感心した」
「不良品を出さないよう緊張感をもって作業した」
「大量の商品を手作業で運搬して大変だった」
「組織の一員として働くことの大切さや難しさを感じた」
「不明なことは質問しながらも、一人で判断し、責任をもって仕事ができるようになりたいと思った」
など、実習期間は3日程度と短期間でしたが、現場で実際に働くことでしかわからない貴重な経験を発表してくれました。

  • ポスター発表(報告5分、質問5分、計10分)

生徒自身で仮説を立て、現場に出かけて調査やアンケート、インタビューを行い自分たちの考えが正しかったのか、中間時点での成果を5分以内に発表した後、5分間の質疑を行う流れで行いました。






設定した課題は多岐に渡り、探究学習の成果を生徒は詳しく説明することができていました。1年生からの質問の中には、2年生の考えの不十分な点を補う貴重な意見もあり、アドバイスともなりました。

  • 2年主任から

「探究学習の完成を目指し、新しくすべきことを十分に詰め、3月3日の最終発表会を迎えてほしい」と激励。

和気町の皆さんへ 12月9日(土)高校生と未来を語りませんか?

『多様な主体による協働会議 ~学校が地域にできること 地域が学校にできること~』を開催します。

日時 12月9日(土)13:30~16:00
場所 和気商工会3階大会議室(和気町尺所2番地)

講師に生重幸恵さんを迎え、基調講演をいただきます。生重さんは、ご自身がPTA会長をなさっていたご経験から、区内の他のPTA経験者とともにスクール・アドバイス・ネットワークを設立され、全国の教育委員会やPTA等の研修会を通して「学校支援」「地域活性化」のプロジェクトに参画されています。東京都生涯学習審議会委員(H15~)、内閣府地域活性化伝道師(H19~)、文部科学省中央教育審議会委員(H22~)などを歴任されています。

探究学習を行っている和気閑谷高校生の発表のあと、グループに分かれて、地域の方と高校生が町の未来について語り合いたいと計画しています。

昨年のこの会では「2030年の和気町の理想を描く」をテーマにディスカッションしました。
今回は、自分自身が、自分の周りの人が幸せを感じて生きていくことができる町は、どのような町なのか、綺麗事だけではなく、学校が地域に対して、地域が学校に対して抱く「本当のこと」を話しあい、真の協働の在り方を考えたいと思います。

参加費無料です。未来に向けての熱い思いをもって、お気軽にいらしてください! ご参加お待ちしています!

ユネスコスクール実践交流会に参加

11月11日(土)、岡山県ユネスコスクール高等学校ネットワーク実践交流会が行われました。

2014年11月に岡山市で開催されたユネスコスクール世界大会高校生フォーラムでは県内9校が共同で運営にあたりました。これをきっかけに9校はネットワークを結成し交流を進めることにしました。今年はおかやま山陽高校が加わり10校となり、さらに今回はブルガリアの高校生4名と先生1名を迎え「未来をつなぐ高校生ESD」をテーマに交流を行いました。本校からは英語研究部11名が参加しました。

午前中は
・大切にしたいコトバと態度の学習
・「高校生カンボジアスタディツアー」参加報告
・10校がブルガリアについて調べたことの発表
・10校およびブルガリアの高校生が取り組んでいるESD活動の発表
を行い、学習を深めました。

ブルガリアについて本校は「ブルガリアの地理」を担当し、発表しました。

ブルガリアの地理について英語でまとめました

本校の活動紹介では、ボランティア活動、論語、探究学習、国際理解学習についてポイントを押さえて発表しました。特に、国際理解学習では、こくさいフォーラムやEnglish Campの経験をもとに、「外国の方と関わることで自分の視野が広がる」「いろいろ国の文化を知ることでその国に対する考えが変わる」「英語に対する意識が高まり勉強意欲も上がっている」など、自分たちの成長を振り返るとともに、「これからも国際理解学習に楽しく励んでいきたい」と締めくくりました。この発表では、ブルガリア高校生に対して生徒2名が英語で通訳をしました。

他校やブルガリア生徒の発表を、疑問点や参考になる点について付箋にメモしながら参加者全員が集中して聴いていました。

午後は午前中の発表への質問や意見をもとに、10校の生徒が混じり合ってワールドカフェ形式のグループワークを行いました。付箋を使って、良い点、提案、疑問点、…、様々な意見を交換しました。発言はとぎれることなく、交流を深めていきました。

そして、ワークでの気づきや自分たちのこれからの活動を進める上で学んだことを学校グループに戻ってまとめ、順番に発表しました。

ブルガリア高校生が一人ずつ参加しての感想を述べてくれました

この経験を持ち帰り、学校全体で取り組んでいけるよう期待しています。