創立記念式、芸術鑑賞会

10月2日(月)、創立記念式、芸術鑑賞会を行いました。

9:00~ 創立記念式
論語朗誦は、「子曰、君子成人之美、不成人之悪。小人反是。」

校長が論語朗誦の講師を務めました。

「立派な人物は、他人が良いことをするのは助けるが悪いことをするのは助けません。つまらない人間は、その反対です。」
「成(なす)」を、人を助けると解釈し、自分の人生を通して、他人を助けることを大切に考えてほしい、他人が良いことをしていることを見かけたら、その人のフォロアーとして続いてほしい。
良い人のフォロアーになることは、自分の人生を豊かなものにし、社会を変えることができます。リーダーシップは大切です。良い人のフォロアーとなることは、それ以上に大切です。

10:00~ 芸術鑑賞会
和気町総合福祉センターで行いました。

今年は、「学校寄席」と題した落語の鑑賞会でした。当日のプログラムの順にご紹介します。

1)  寄席入門 三遊亭円馬さん

座布団は、縫い目が客席に向かないように置くのだそうです。これは、「切れる」「切れ目」がお客様との間に生じないようにという意味が込められているからだそうです。

2) 上方落語 林家染雀さん
写真はありませんが、一席後、後ろ面踊りを披露していただきました。

3) 体験コーナー
生徒が小噺に挑戦しました。ダジャレを落ちにした楽しい小噺でした。

高座のめくりに用いられる寄席文字は、紙面いっぱいに、独特の太文字で書かれています。これは、お客様がよく見えるための工夫であり、また、客席隙間を埋め尽くすほどにという思いが込められているそうです。

4) 色物 鏡味味千代さん

あごにを乗せた竿の上に板や茶わんを左右に積み重ねていく「五階茶碗」や傘の上へ鞠を乗せて回す回す「傘の曲」を披露していただきました。

「傘の曲」に生徒が挑戦しました。紙風船でしたが、傘の上で回えすのだいぶ苦戦しているように見えました。

5) 落語 三遊亭円馬さん
岡山を初めて訪れたのは、高校の修学旅行の時だったそうです。画像がありませんが、見事な江戸落語を披露してくださいました。

会話によってテンポよく話を進めて、登場人物の細かい気持ちの変化や会話をとりまく情景などを仕草で補う。声調や言葉づかい、話し方、間のとり方などによって登場人物の個性を印象づける…、江戸時代に成立し現在まで伝承されている伝統的な話芸。
「学校寄席」にふさわしく、落語を楽しみつつ、落語について学ぶことのできた芸術鑑賞会でした。