閑谷学校での「読初の儀」に参加しました

1月4日(月)、閑谷学校で行われた「読初の儀(よみはじめのぎ)」に運動部員や生徒会、閑谷学校ボランティアガイドの生徒が参加しました。

約70人の生徒が参加した読初の儀は、孔子廟への参拝から始まります。

約70人の生徒が参加した読初の儀は、孔子廟への参拝から始まります。

この行事は、江戸時代から閑谷学校で執り行われてきたもので、新たな年にあたっての「学校びらき」「勉強はじめ」の意味があります。明治初頭に途絶えたものが、2005年に復活し、今年で12回目になります。

普段は閉ざされている孔子像も厨子を開いています。初めて孔子像を目にする生徒も。

普段は閉ざされている孔子像も厨子を開いています。初めて孔子像を目にする生徒も。

閑谷学校が日本遺産に認定されて初の読初の儀ということで、新聞やテレビでも報道されていたので目にした方も多いかもしれません(本校の生徒も取材されていました!)

講堂では学びに関する論語を朗誦しました

講堂では学びに関する論語を朗誦しました

さて、この読初の儀、復活の舞台裏には実は本校の運動部の存在があったことをご存知でしょうか。1999年に、野球部が新年の練習始めにあたって閑谷学校まで走り講堂学習を行ったことがきっかけなのです。

学校を出発!今年も野球部が先頭です

学校を出発!今年も野球部が先頭です

その後、他の部も参加するようになって閑谷学校までのランニングと講堂学習を行い、心身の鍛錬をすることが新春の恒例行事となりました。それを見ていらした閑谷学校の方々が、明治以来途絶えていた「読初の儀」を復活させようと準備を始め、2005年に第1回が開催されました。

生徒だけでなく、先生も走ります!

生徒だけでなく、先生も走ります!

一般の参加者も交え、孔子廟に参拝し講堂学習を行うことは閑谷学校の恒例行事として定着しました。今年も、本校の生徒は学校での校長訓話ののちに約9キロの道のりを走り、制服に着替えての講堂学習の後は各部活の代表者が、一般の参加者に混じり年初の抱負を述べました。

剣道部は「自分たちが学校を変えてゆく!」と宣言。陸上部は文武両道を目指す、生徒会はそれぞれが自主性をもち、新しく入ってくる後輩たちを引っ張ってゆきたいと語りました。

剣道部は「自分たちが学校を変えてゆく!」と宣言。陸上部は文武両道を目指す、生徒会はそれぞれが自主性をもち、新しく入ってくる後輩たちを引っ張ってゆきたいと語りました。

ちなみに、今年も野球部だけは再度ユニフォームに着替えて新グラウンドまで走り、グラウンド整備を行いました。

講堂学習の後は、全員で行動の掃除を行いました。

講堂学習の後は、全員で行動の掃除を行いました。