備前警察署より善行表彰

備前警察署より、本校野球部が善行表彰を受けました。

かねてより交流のある、障がい者野球チーム岡山桃太郎との交流や、練習の支援、グラブの開発等が評価されてのことです。

代表生徒として、主将の石野翔大朗(和気中)が表彰を受け、代表者挨拶も務めました。

(以下本人のスピーチ)

僕たちが、岡山桃太郎さんと交流する中で、最初に取り組んだことは障がい者野球について知ることです。岡山桃太郎さんと交流を持つまでは、僕たちは障がい者野球についての知識が全くありませんでした。そのため、交流をして初めて知ったことがたくさんありました。例えば、障がい者野球の選手は、手が自由に動かせなかったり、握力がとても弱いなどの不自由がある中で、今ある道具を工夫して使って野球をしていることです。また、岡山桃太郎さんと試合や練習をする中で、野球を楽しむ姿が見られたことも発見の一つです。そして障害をそれぞれの個性と捉えているということも学びました。体にそれぞれの個性があるだけで、野球を楽しむ気持ちは僕たちと同じと感じました。このように、どんな工夫をして野球をしているのか知ることができました。 これからも僕たちは障がい者野球専用の道具を提案し、製作に関わり続けていきたいと思っています。今年の3月に完成したエースの早嶋選手専用のグラブは左手にハンデのある早嶋選手が今あるグラブを工夫して使うことで、健常な右ひじにもダメージを負ってしまうという事実を知り、僕たちにできることはないか考えたのがきっかけです。結果的に、早嶋さんのことを思い考えた僕たちの案を、グラブ職人の森川さんが形にしてくださり、製作することができました。早嶋選手にも喜んでいただきましたし、試合で使っている様子も見られ、とても嬉しかったです。 障がい者野球の選手の抱える障がいは一人一人違います。僕たちはたくさんの野球選手の力になれるようにこれからも新しいアイディアを出して新しい道具を作っていきたいと思います。