第4回探究学習発表会を行いました

3月3日(土)に第4回探究学習発表会を開催し、1年次生と2年次生が1年間の閑谷學探究学習の成果を発表しました。今年度の発表会の目標は、
「自分の言葉で探究活動の成果を発表する」
「他者の発表を理解し発表に対して自分の考えを持ち表明する」
です。

 

 

1年次生は「提案!地域に学ぶ和気高の問題解決」として、学校内の課題を解決するために地域を学習フィールドに、次の5テーマで探究活動を行ってきました。
1. クラス環境×職場環境(×出前授業)
2. 校内新聞×和気町内広報媒体
3. スポーツテスト×和気スポーツクラブ
4. 和気高イベント×町内イベント
5. 校内にビオトープ×佐伯自然保護センター
各テーマでチームに分かれて、より良い学校づくりのための提案に向け、調査や話し合い、実践をしてきました。発表会ではチーム全員が探究成果についてポスターセッションで、生徒の考える学校の課題を説明し、自分たちなりの解決法を提示することに挑戦しました。

 

 

2年次生は進学志望者と就職志望者に分かれて探究活動を進めてきました。進学志望者は3ゼミ(いのち、くらし、こころ・ぶんか)に分かれ、地域の課題と解決法の研究、そして教育実践に取り組んできました。就職志望者は、昨夏のインターンシップ体験を元に労働や産業に関するテーマで探究を行いました。それぞれ体育館と武道場に分かれ、1年間の実践報告と課題解決の提案を行いました。また、株式会社桃谷順天館と共同で化粧品を開発したチームは、自らの商品コンセプトを説明するなど、企業人さながらの発表ぶりでした。

 

 

今回の発表会では、発表以外でも生徒一人ひとりが自分の考えを表明できる場を設けました。それは、優秀発表をみんなで選ぶ投票です。今年は、1年次生と2年次生の優秀発表に選ばれたチームには「閑谷賞」が授与されました。また、特別審査員である和気町長と和気商工会長からは「和気町長賞」と「和気商工会長賞」を授与していただきました。賞に選ばれた生徒も選ばれなかった生徒も、1年間の活動をしっかりと自分の言葉で説明できたことが、大きな成果となりました。

 

地域の皆様にはいろいろな場面でお世話になり、ありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。