JRC部活動報告 「地域防災ボランティアリーダー」養成研修に参加しました

8月1日(火)、岡山県立岡山芳泉高等学校を会場に開催された平成29年度高校生「地域防災ボランティアリーダー」養成研修に参加しました。

開会式後、昨年度「被災地における防災ボランティア研修」に参加した岡山工業高校の生徒からの報告がありました。
高校生が身の安全は自ら守る『自助』の力と自らの地域はみんなで守る『共助』の精神を育むことが地域の防災にとって重要なことであること、また、救助活動で高校生が貢献できる実践力を身に付けることが災害発生時の備えとして重要であること、を知ることができました。

次に、日本赤十字社岡山県支部のみなさまのご指導のもと救助活動の実技講習を受けました。「応急手当」と「搬送訓練」の様子を紹介します。

血液に触れないように注意して止血します

研修を受けるJRC部員2年生 孝本 春花さん(加賀中出身)

担架の代わりに毛布で搬送する方法を学びました

負傷者、高齢者、幼児等を支援するための様々な搬送方法、応急処置を学びました

お昼は日本赤十字社の炊飯袋(ハイゼックス)を使用してご飯を炊きました。空気を抜いて袋の口を輪ゴムで上手にとめるのが、袋を破裂させないコツです

午後の演習は「まちづくり推進機構岡山」のスタッフの方のお話を伺ったのち、災害時に必要な行動や高校生にしかできない災害支援についてグループで演習や討議を行いました。

被災され次々と避難場所へ避難されてくる様々な事情を抱えた方々に、避難所のどのスペースを割り当てればいいのか、グループ内で協議して決めていきました。盲導犬を連れた方、インフルエンザ罹患の方、車いすの方、お年寄りの方、怪我をされた方など様々な事情を想定した演習でした。

熊本地震の死亡者数は228名ですが、直接震災で亡くなった方は50名で、178名の方は関連死であることを知り、避難所での支援の重要性を実感しました。

体験しなければ学べない貴重な経験を研修することができました。