【閑谷學】1年生 町内の専門家にインタビュー!探究基礎編Ⅱ

1年生の閑谷學は、10月から「探究基礎編Ⅱ」がスタートしました。基礎編Ⅰでは、和気閑谷高校をテーマに「仮説を立てて検証する」というプロセスを学習しましたが、Ⅱでは舞台を和気町に広げ仮説検証からステップアップして自分たちなりの提案を考えることに挑戦しています。今年のテーマは以下の8つ。

  1. [問い] 和気町の鳥獣による被害を解決するためにどのような対策ができるのか?
    [ゴール] 鳥獣の被害防止策や有効利用の提案・実行
  2. [問い] 和気の住宅問題はどうしたら解決するのか?
    [ゴール] 空き家を貸してもらうための方策提案・実行
  3. [問い] 町の広報誌に載せる魅力的なコンテンツとはどんなものなのか?
    [ゴール]「広報わけ」の記事企画&作成
  4. [問い] 納税者が増える仕組み・コンテンツはどんなものなのか?
    [ゴール] ふるさと納税のアイデアの提案・実行
  5. [問い] どうしたら商店街で行われるイベントを高校生が盛り上げることができるのか?
    [ゴール] 高校生ができる、やる!商店街のイベント出店への提案・実施
  6. [問い] 和気町に暮らす家族にとっての良い子育てのために高校生ができることは?
    [ゴール] 子育てを充実させるための企画・提案・実施
  7. [問い] 後継者の少ない尺所区の獅子舞を続けてゆくために、どんな取り組みができるのか?
    [ゴール] 尺所区の獅子舞後継者を集め、育てるための企画・提案・獅子舞の発表
  8. [問い] 高校生活をより最高なものにするために、自分たちにできることはなんだろうか?
    [ゴール] 和気高をさらに良い学校にするための企画・提案・実行

12月2日(金)の5.6限は、各テーマに詳しい町内の方々に来校いただき事前に調査した内容を元にインタビューを行いました。生徒たちはなかなか鋭い質問をぶつけ、充実した時間となりました。

1:鳥獣被害

写真はありませんが、このグループでは岡山県備前県民局農林水産事業部から森林の専門家を迎えました。生徒から挙がった質問は以下のようなもの。
「和気(備前)ならではの鳥獣対策はありますか?」「農作物を食い荒らす以外に具体的にどのような被害がありますか?」「対策をしているのに被害が止まらないのはなぜでしょうか?」

ここからは、写真と当日の生徒からの質問を紹介していきます。

2:空き家問題

あきや

「空き家バンクに登録されていない空き家はどのくらいありますか。持ち主と連絡はつきますか?」「移住者に借りてもらう以外に、地域の活性化のために、空き屋の活用法について考えていますか?」「賃貸を増やすために、移住者がDIYでリフォームする案を考えてみたのりですがどうですか?」

3:広報わけの記事企画

「創刊号と今のもので変化したことはありますか?」「記事を作る際に困ったことはありますか。その困ったことをどうやって解決しましたか?」「他の地域の広報誌で参考にしているものはありますか?」

4:ふるさと納税

ふる

「ふるさと納税によって和気町の政策への影響や住民の反響などはどのようなものがありますか?今後の政策の展開を,教えてください」「私たちは毎年1年ごとの期間限定品を作ったほうがよいと考えています。返礼品を毎年新しいものを計画する予定はありますか?」「和気町の納税額が2015年に前年より2千万以上急増しています。どのような工夫をしたのでしょうか?」

5:商店街のイベント

「なぜ店はいっぱいあるのに開店していないのですか?」「商店街が盛んだったときどのような人が商店街に集まっていたのですか?」「イベントをするにあたってイベント前とどのように変化しましたか?」

6:子育て支援

「普段されている活動を通して、実現したいことは何ですか。どういうことをした時に、それが実現されたと思いますか。それが実現することで、何か良いことがありますか?」「良い怒り方とはどうすればできますか。甘やかさないために怒りすぎないためにどうしたらよいですか?」「見知らぬ人に子どもの面倒を見てもらうことはいやではありませんか」「子育てをしてきて一番うれしかったことは何ですか」

7:獅子舞の後継者育成

「尺所区では何年前から獅子舞を始めたんですか?」「獅子舞を踊るときに工夫していることは何ですか?」「下野先生の前の後継者の人はどんな人でしたか。下野先生はなぜ後継者になったのですか」

8:高校生活
ひとつだけ他とは違い、和気町の中にある高校=和気閑谷高校をテーマにしたグループがあります。このグループでは、生徒指導課長の鈴木先生を迎え、携帯利用や学校のルールについて活発なやりとりが繰り広げられました。
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