第4回「こくさいフォーラム in Wake」

9月25日(日)、第4回「こくさいフォーラム in Wake」を、「コトバが無いとどうなる?~コミュニケーションの取り方を考える~」をテーマに開催しました。

最初に、英語ワークショップ「Paper Tower」(説明と進行はすべて英語)を行いました。A4用紙だけを使ってできるだけ高いタワーを作ります。

チーム内の戦略が理解し合えると、ハイレベルの競い合いになります。

チーム内で戦略が理解し合えると、ハイレベルの競い合いになります。

残り30秒の大逆転でこのチームが優勝

残り30秒の大逆転でこのチームが優勝!

チームとして機能するためには、英語を理解し不明な点はチーム内で解決する、目標を共有し一人ひとりが方法を考える、出された意見を整理する、役割分担を含めて戦略を練る、といった “コトバを使った” コミュニケーション力が必要ということを改めて実感しました。

次は「バーンガ」を行いました。

実は、最初のグループごとでルールが違っています。すべて無言でやり取り。ルールもグループごとに説明書で指示しています。

すべて無言でやり取り。実は、最初のグループごとでルールが違っています。ルールもグループごとに説明書で指示しています。

すべて無言です。グループに分かれカードゲームをした後、メンバーをシャッフルします。実は、最初のグループごとでゲームのルールが異なっています。グループを移動した人、他のグループから迎えた人、ともに「?????」の連続です。それを無言の状態でどう解決していくか。さらに2回目、3回目とメンバーをシャッフルしていくと…。

異文化に出会ったとき、言葉が通じないことや習慣の違いなどから大きな不安が生じることがありますが、実は、これは身近なところでも起こります。例えば、新しいクラスになったとき、進学や就職で新しい土地へ行ったとき…、知らず知らずのうちに身についていた “常識” や “ルール” が通用しない場面に遭遇したときどのように感じどのように対処・適応するか。自分のコミュニティに新しい人が入ってきたとき、その人に自分達のルールをどう伝えるか、理解してもらえなかったり反発を受けたとき、どう対処するか。これを疑似体験するのが「バーンガ」です。

今回の体験を通して、コミュニケーションを取りお互いに理解し合うことの重要性とともに、一人ひとりの価値観を尊重するとともに、言語や生活様式や文化の多様性を尊重し、平和的に共生することの必要性や価値に気づき、それを実現しようとする態度を育ててもらいたいと思います。