韓国訪問交流 1日目

今日から3日間、4人の生徒が韓国を訪問しています。Wake”恕”upプログラムの一環として、忠清北道の沃川郡というところにある沃川(オクチョン)高校を訪問交流するのが主な目的です。

先輩に教わりながら入国書類を書く

先輩に教わりながら入国書類を書く

今回訪問する生徒は、論語作文によって選抜された1年生2人、2年生2人。訪問する高校での学校紹介プレゼンテーションを作ったり、韓国語の話せる2年生によるミニ会話レッスンを受けて準備してきました。

昼過ぎに仁川空港に着いて、まずは車で2時間半ほど南に下った清州市へ。グーテンベルクより古い、世界最古の金属活字による印刷物である直指(チジ)にまつわる展示のある清州古印刷博物館を見学しました。

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今回の訪問交流先の紹介などで大変お世話になっているユウ先生のご配慮で、専門家の方に直接解説をしていただけました。ユネスコ世界記録遺産にも選ばれている直指、知らない人が多いと思いますが、私たちも初めて知ることばかりでした。

金属活字を作る技術や、韓国の歴史や文化と活字の関係も興味深いものでした。王族による直接統治を行っていた高麗、朝鮮時代を通して、中央集権国家ゆえに大切にされた文書による通達と活字文化。西洋の活字文化との比較など発見がたくさんありました。

博物館に続いては近くにある、Cheongju English Centerを訪問しました。ここは、小中学生が外国語を学ぶための、道立の施設。生徒は日本語クラスに参加し、一緒に歌を歌ったり小中学生と質問をしあったり。楽しく交流をしたおかげで、4人の仲も深まった様子。

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その間、引率の教員はセンターの方々との情報交換や施設見学を行いました。韓国は英語教育に力を入れており、この施設での授業は無料!ホテルや病院を模した部屋で体験をしながら学んだり、アート、サイエンス、映画などあるテーマに沿った英語の授業があるなど教員も刺激を受けました。

古い韓国と新しい韓国の両方に触れ、移動の間にガイドのムンさんからも韓国の今昔について様々なお話を伺い、学びの多い1日目となりました。