終業式と全校集会が行われました

7月19日に、終業式が行われました。式典行事の前にはいつも論語朗誦を行いますが、今回は教頭先生が講師となって行いました。

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教頭先生の選んだ論語は
のたまわく、あやまちてあらためざる、これあやまちとう」(衛霊公第十五 『論語百章』44) 
この1学期を振り返ってほしいと投げかけながら、失敗を糧にしてほしいと語りかけました。IMG_0300先生方も一緒に朗誦します。

論語朗誦に続いては、3組のグループが1学期の活動や学びの内容を発表する全校集会が行われました。集会自体だけでなく、英語で行うプレゼンテーション、生徒による論語朗誦など本校初づくしの集会でした。

1番目に発表したのは、2年生の生物選択者による調査結果の発表です。学校周辺のタンポポは外来種と在来種のどちらが多いのか、またその分布状況はどのようになっているのか、事前のタンポポについての学び、フィールドワークとその結果考察を発表しました。

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写真や図を使って理解しやすい発表。金剛川側に在来種が多く、住宅地側に外来種が多い理由をそれぞれのタンポポの好む土壌の違いから考察するなど、約10分に渡る発表も興味深く、飽きさせることがありませんでした。IMG_0314時に観客席にマイクを向けてクイズも交えての発表でした。

2つ目のプログラムは英語研究部による「こくさいフォーラム in Wake」の活動発表。留学生を招いて部員たち自身が企画・運営にあたってきた回、外部講師を招いてSDGsを学んだ回、これまで2回の活動を日英両語で発表しました。

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留学生を招いた和気町内ツアーの様子は写真入りで。このプレゼンテーションのために、作ってはお互いにフィードバックをしあい完成度を高めました。
IMG_0337こういった活動によって和気町の活性化や、海外へのPRにもつながると生徒たちは考えています。

続いては生徒による論語朗誦です。1学期に全学年で取り組んだ「論語作文」の優秀作品を書いた生徒が、その作文で取り上げた論語について語り、生徒全員で朗誦しました。

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1年生のAさんは友についての論語を選び、中学から一緒に本校に進学した、尊敬する友人とのエピソードを語りました。IMG_03672年生のBさんの選んだのはこの写真にある句。日々、問題意識を持ち、どうして?なぜ?どうすれば?と考えながら世の中と関わってゆきたいと語りました。

今年の夏は、和気町の友好都市である中国上海市嘉定区で行われる国際サマーキャンプに、本校の生徒2人が派遣されます。世界数か国からの参加者と共に過ごすキャンプに向け、参加する2人がそれぞれの想いを述べました。

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最後に、2年生の閑谷學で「論語出前授業」と「English Camp」のグループに所属する2人から、今後、生徒が地域や世界に出て活動する行事の紹介がありました。

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同じ学校にいても、部活動や選択授業での学びの内容は知ることが少ないものです。ダイナミックな活動や深い学びを体験した生徒の発表は、聞いている側にとっても大きな刺激になったことと思います。