陸上競技部 中国大会&岡山選手権大会報告

記録の更新、中国大会への出場と勢いの止まらない陸上競技部、中学生から社会人まで出場する岡山県でもっとも大きな大会でも活躍し、中国大会進出を決めました。6月に行われた二大会の様子を、顧問の矢吹先生のレポートでお届けします!

中国大会、やり投げのコーチングゾーンで石田君と話す矢吹先生(右)

中国大会、やり投げのコーチングゾーンで石田君と話す矢吹先生(右上)

第69回中国高等学校陸上競技対校選手権大会

平成28年6月17日(金)〜6月19日(日) 於:岡山県陸上競技場

今年の夏に開催される岡山インターハイの出場権をかけた戦いが上記の日程で行われました。今年は岡山開催ということもあり、部員全員が駆けつけ応援をしました。結果については次の通り。

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赤いポロシャツが和気高陸上部の目印。みんなで応援に駆けつけました。

  • 石田幸太郎(2年:上道中出身)
    • 男子やり投 45m78 (25位)
    • 1投目ファール、2投目45m78、3投目45m23
  • 磯辺歩佳 (3年:上道中出身)
    • 女子走幅跳  5m22 (12位)(自己最高記録
    • 1回目5m08、2回目5m22、3回目5m15

大会二日目、最初に石田くんがやり投に登場。練習投てきではベストに近い投てきを見せてくれていましたが、本番ではベスト記録に届かない悔しい結果となりました。上位6名に全国大会の出場権が与えられる大会という独特の緊張感の中、思うような投てきをさせてもらえなかったようです。しかし、高校から陸上競技を始め、やり投のキャリアも1年も満たない中での中国大会出場。これには大きな価値があると思います。この経験を生かして来年は必ずこの大会で、全国大会の切符を手に入れてくれるものと期待しています。

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やり投と同じ日の午後に行われた女子走幅跳に磯辺さんが出場しました。緊張の高まる舞台にも関わらず3回跳躍を見事に成功させ、2回目には自己最高記録となる5m22をマーク。次のラウンドに進む上位8人には入ることはできませんでしたが、大舞台で自己最高記録を出すことが難しいで中よく頑張ってくれました。本校の部員からの応援はもちろんですが、彼女のために他校の選手も応援してくれて、担任の先生や同級生たちも応援に駆けつけてくれました。その応援が背中を押してくれたことが良い結果に結びついたのだと思います。

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今大会、本校としては本当に久しぶりの2名の選手が中国大会に出場してくれました。部員の数は決して多くはないですが、「和気閑谷高校ここにあり」と存在感を示すことができました。今回中国大会に出場した選手の背中を見て、次に続く選手たちが頑張ってくれると思います。

 

第62回岡山県陸上競技選手権大会

平成28年6月24日(金)〜6月27日(日) 於:岡山県陸上競技場

那須(大型映像)

7位入賞、那須さんの名前が電光掲示板に。

中学校から高校、大学、一般までが出場する。岡山県で最も大きな大会である、岡山県選手権が上記の日程で開催されました。結果は次の通り。

  • 那須有香梨(3年:上道中出身)
    • 女子三段跳  10m55(7位入賞)(自己最高記録
      • 中国五県陸上競技対抗選手権大会出場決定
    • 女子走幅跳   5m05(9位)  (自己最高記録
  • 戸田天聖 (2年:赤坂中出身)
    • 男子走幅跳   5m50
  • 栗平玲奈 (2年:桜が丘中出身)
    • 女子砲丸投   7m26
  • 廣瀬永和 (1年:和気中出身)
    • 男子100m 12秒60(自己最高記録:0秒50更新
    • 男子走幅跳   5m51(自己最高記録:84cm更新
  • リレー
    • 男子4×400mR   3分53秒08
    • 廣瀬永和、高取春翔(1年:和気中出身)、坂本光貴(1年:和気中出身)、戸田天聖

3年生の那須さんが初の三段跳出場で、見事に中国大会の出場権を獲得しました。また、女子走幅跳では今までの念願だった初の5m台をマーク。今シーズン悔しい結果が続いていただけに、2つの種目でとても嬉しい結果となりました。結果が出ない中でも腐らず諦めず練習を続けていた成果がここで花開いてくれたのだと思います。中国五県大会は8月20日(土)・21日(日)と岡山県陸上競技場で開催されます。そこでの活躍に期待しています。

また、1年生の廣瀬くんが大幅に記録を更新。高校入学と同時に陸上競技を始めたためまだ日は浅いですが、今後の活躍に期待したいと思います。

部の中心が3年生から2年生に変わり、新たな挑戦が始まっています。少ない部員で活動を続けていますが、多くの種目で岡山県の高校ランキング(岡山県高体連陸上競技部のHPに掲載)にランキングされています。そうした活躍も3年生が頑張ってくれた成果だと思います。3年生がある卒業生から「和気閑谷高校の陸上競技部がさらに良くなってきていて嬉しい。」と言われたそうです。今渡されたバトンを、次にいい形で渡せるように精一杯頑張っていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。