【閑谷學】1年生~進学・就職の違いは?

1年生の閑谷學。4月は高校生活のスタートにあたり本校の歴史やコミュニケーションについて学んできました。5月に入ってからは、卒業後を見越して3年の見通しを持ち、どのように学び何を身につけていくかを考えていきます。

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5月13日(金)には、前週に引き続き学年全体で進路学習を行いました。大学、短大、専門学校、就職それぞれの特長や、進路に向けて必要な準備について知る時間となりました。

生徒はまず、今の時点でのそれぞれについてのイメージを書き出してから、4人の先生方のお話を聴きました。大学についての説明をしたのは、本校支援職員の向さん。国際基督教大学を休学して、地域おこし協力隊として和気町に赴任している向さんは今年、1年の学年団メンバーとしても生徒と関わっています。

自らの体験も交え、大学とは幅広い教養と深い専門性を身につけるところ、自由とともに自己責任が問われるのが大学生であること、研究したこと学んだことは言葉にして表現することが必要な場であることなどを話しました。

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学びや学問だけでなく、寮生活やボランティア活動のことなど自分の学生生活の写真も交えて伝えてくれました

短期大学については、進路課の藤澤先生から大学への編入学が盛んになっているというトレンドや、実習も多いが幅広い教養を身につける場であることは変わりないことなどを解説。

就職については同じく進路課で就職指導の経験豊富な赤畠先生が、企業が求める人材や、就職するために高校時代にしておくべきことを話しました。

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企業が求める即戦力性とは「自分でものを考える力」であり、高校時代に一生懸命がんばった経験がある人や、自分が立てた目標をやり遂げた経験がある人を求めている。高校時代の過ごし方についてはイチロー選手の高校時代の話や、「性相近し、習相遠し」という論語を引いて伝えました

専門学校については学年主任の瀧川先生から、即戦力を育成する教育機関なので授業時間や実習も多く、遅刻は命取りになること、進学するためには自分のやりたいことを明確にする必要があることなどを話し、生徒たちは熱心にメモを取りながら聴いていました。

最後にあらためて、大学、短大、専門学校、就職それぞれのイメージやわかったことをワークシートに記入して授業を終えました。

生徒のワークシートを見ると、大学は「高校の続き」であったり「いいところに就職できる」「就職するために資格取得をする」「勉強するところ」といった最初のイメージから、「4年間かけて幅広い教養、専門性を身につけ、自分がやりたいことを深く学び夢を磨く場所」「自分の興味関心に合わせてスケジュールを創ることができてとても楽しそう」といったものに変わっていました。

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就職については最初「大変そう」「厳しい」「仕事」といった言葉が多かったのが、その仕事とはどういうことなのか、何が厳しいのかということを詳しく理解し言葉にできていました。また、それぞれについて「自分に合っている」「合っていない」「行きたい」「わくわくした」といったコメントを加えている生徒もおり、進路や高校生活の過ごし方について考えが深まった様子が見えました。