卒業おめでとう!

3月1日(火)、平成27年度卒業証書授与式を執り行いました。

来賓の方々、保護者の皆様、在校生、教職員に見守られる中、普通科70名、キャリア探求科69名、計139名が証書を授与され、和気閑谷高校を巣立ってゆきました。

担任から生徒一人ひとりの名前が読み上げられ、力強い返事とともにその場で起立。各学科から1人の生徒が代表で証書を受け取りました。

担任から生徒一人ひとりの名前が読み上げられ、力強い返事とともにその場で起立。各学科から1人の生徒が代表で証書を受け取りました。

校長先生の式辞では、公職選挙法が改正され、選挙権を持つようになった卒業生に以下のようなメッセージが送られました。

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人口減やテクノロジーの進化など、確かな未来の設計図などどこにもない今、答えのない問題を考えるためにどのような心の持ち方が必要とされるのか。一つは「自分の味を出す」ということ、二つ目は「学ぶ力を捨てない」ということ、三つ目は「人を思いやる」ということ。

「人を思いやる」ことを論語では、「恕」と言い本校の論語手帳の表紙にも書かれ生徒には馴染み深い言葉です。式辞の締めくくりとして、恕にまつわる論語を卒業生、在校生、教職員が朗唱しました。

「子貢問ひて日はく、一言にして以つて終身之を行ふべき者有りや。子曰はく、其れ恕か。己の欲 せざる所、人に施すこと勿れ。」

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続く来賓の岡山県教育委員会、岡山県議のお二方はともに本校の卒業生。先輩として、伝統ある本校の歴史を受け継ぎ、お思いやりの心を育て、人間として成長し続けて欲しいという温かいエールをいただきました。

教育委員会、県議、和気町長、近隣中学校校長先生など、多数の方に列席いただきました。

教育委員会、県議、和気町長、近隣中学校校長先生など、多数の方に列席いただきました。

在校生の送辞では、最初の球技大会で一生懸命に取り組むことの大切さを教えられたことから、昨年末に本校で初めて行われた卒業研究発表会での立派な姿まで、数々のことを先輩たちから学んだこと。先輩たちとの別れの寂しさ、次は私達が先輩を乗り越えるぐらい頑張りたいことなどが心を込めて語られました。

卒業生の答辞では、溢れる想いが言葉と涙になりました。友達ができるかと不安な思いで入学した当初、閑谷合宿で仲間ができたこと、2年生の修学旅行の楽しい思い出、3年生の最後の楷楓祭、進路実現に向けて団体戦で頑張ったこと…。支えてくれた先生方や家族への感謝とともに、最後に伝えられたのは「和気閑谷高校で学ぶことができて本当に良かった」という言葉でした。

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ご家族の皆さま、本日はおめでとうございます。

卒業生の皆さん、今日、後輩たちは3年間の皆さんが学び、成長してきた姿をしっかり胸に刻みました。皆さんのこれからの幸せをお祈りしています。そして、人生の中で迷ったり不安になった時、嬉しいことがあった時、和気閑谷高校はいつでも皆さんを待っています。