韓国派遣団〜3日目〜

韓国派遣団はクライマックスとなる第3日目を迎えました。ホストファミリーとともに登校してきた生徒たちは、集合時間の朝8時半に校長室で当日のスケジュールを確認。お菓子などもたくさん用意してくださっていて、至れり尽くせりでした。時間になると大講堂へ移動、そこで100人ほどの生徒さんに出迎えられました。

1時間目は、両校による文化紹介のプレゼン発表。沃川高校は学校紹介をしてくれました。進学校であるだけに日々遅くまでしているんだなと感心させられました。和気高の4人も沃川高校の生徒にしっかりと質問出来ていました。一方で和気高側のプレゼンは西田先生の韓国語でのスピーチに始まり、生徒の自己紹介を行なった後、日本の伝統文化、食文化、スポーツ、芸能、ポップカルチャーなど多岐な分野に渡って発表しました。各発表で大きな拍手をもらい、質問攻めにあいました。予定していた時間を大幅に超えての1時間目となりました。最後には和気高にも来てくれたユンヨンからプレゼントももらいました!

2時間目は校内見学ツアーでした。先ほどの時間が押してしまったため、すべての施設を見学することは出来ませんでしたが、めちゃくちゃ流暢な日本語で沃川高校の生徒さんがガイドしてくれたことに一番驚きました。ありがとうございました。

3時間目は物理の授業に参加しました。オール韓国語の授業です。大気の流れについて学びましたが、不思議なもので実験が多いと韓国語であっても理解出来るんですよね。和気高の生徒も積極的に実験に参加させてもらえて助かりました。最後は空気砲でどれだけのローソクの火を消せるかというゲームをしました。先生方、準備に時間がかかったと思います。ありがとうございました。

4時間目は家庭科の授業に参加しました。昔、宮中に出されていたという今の辛い真っ赤なトッポギとは違う、「宮中トッポギ」と「キムチチヂミ」を作ります。わざわざ日本語のレシピまで用意してくださいました。感謝です。ここでは様々な野菜を切り刻んだり、トッポギを煮込んだり役割を決めて楽しくやっていました。ただ、タマネギの千切りを言い渡された妹尾くんは、みじん切りにしてしまうというハプニングもありましたが、みなさん笑顔で笑い飛ばしてくれました。

どのグループも出来上がりは完璧で美味しく仕上がりました。めちゃくちゃ美味しかったですね。みんなで作ったというのも味にプラスされています。最後に和気高生が持参したお菓子も振る舞いました。いろんな要素が組み合わさって本当にいい交流が出来ました。先生方、ここでも多大なご準備をありがとうございました。

午前中の日程が終了したところで、昼食となりました。沃川高校では全員が食堂で同じものを食べるんです。給食のようなイメージですかね。わざわざ和気高生が来るということで、今日のメニューをビビンバにしてくださったようです。「何でここまでしてくださるんですか?」って校長先生に聞いたら、「大したことはしていません。ただ、9月の和気高訪問ですごくもてなされたからです」という答えが返って来ました。ここまでした覚えはないけどなと思いながらも、ありがたい言葉をもらい、次に沃川高校が日本に来られた際もしっかりとおもてなしをしたいなと心に決めました。5時間目が始まるギリギリまで記念撮影に沃川高校の生徒がやって来てくれて嬉しかったですね。最後の丁重なお見送りもありがとうございました。

沃川高校を後にして向かったのは、国が運営する英語の教育機関です。英語を話すためのいろいろなシチュエーションを想定されて作られたセットや、数多くのネイティブスピーカーが教える教室も見学しました。宿泊施設もあり、英語漬けにするには最高の場所ですね。韓国にはこういった施設が相当数あり、英語が話せる人が多いことにも納得出来る気がしました。

明日、23日(金)に我々は帰国します。朝は4時起きと大変早いですが、寝坊しないように頑張ります。それではみなさん日本で会いましょう。一回り大きくなった生徒を見てやってほしいと思います。カムサハムニダ。