1年生閑谷研修(1日目)

4月19日(木)~20日(金)、1年生は閑谷研修です。その様子をお伝えします。

和気閑谷高校のルーツである閑谷学校。1泊2日の研修で、学びの精神を受け継ぐとともに、仲間との関係を深めることが大きな目的です。

前日の4月18日(水)には、和気町教育委員会の森元先生から事前研修をしていただきました。

『和気閑谷高校の源流を知る』と題して、閑谷学校の歴史と本校のつながりについて教えていただきました。

【1日目】

お天気に恵まれました。バスに分乗して出発です。

バスの中では校歌を練習しながら向かいました。

入所式では、本校の卒業生であるセンター所長 徳光先生から、「入学式の様子を見て、和気閑谷高校の先輩として心強く思った。この研修では、112名がチームとして1つにまとまり、3年間助け合い励ましあいながら過ごせるようになってほしい。また、閑谷学校は皆さんの学校の源流なので、未来の閑谷を担う気持ちを学んでほしい。」と、お話をいただきました。

今日の青空のようにすがすがしくはつらつとした気持ちを大切に持ってほしい。

講堂学習では、学ぶとは、師とは、友とは、…を考える、和気閑谷高校での学びのスタートにふさわしい論語を朗誦しました。

国宝の講堂での論語朗誦。4つの論語を取り上げ、高校生活で大切にしたい心得を確認しました。1670年に日本で初めて庶民に開かれた郷校の歴史を引き継ぐ和気閑谷高校に入学したことを改めて実感しました。

子曰、學而時習之、不亦説乎。有朋自遠方來、不亦樂乎。人不知而不慍、不亦君子乎。
子曰、不憤不啓。不悱不發。擧一隅、不以三隅反、則不復也。
子曰、三人行、必有我師焉。擇其善者而從之、其不善者而改之。
曾子曰、君子以文會友、以友輔仁。

講堂学習の終わりに、徳光所長から「志を持ち、友を選び、書を読め」と吉田松陰の言葉を引用しながら、「3年間はあっという間にすぎる。充実した生活を送ってほしい。」と励ましの言葉を送ってくださいました。

奥深く静かで気持ち良い閑谷の地。素晴らしい学びの環境です。

午後は、道徳教育ワークショップ『仲間づくり』を行いました。いろいろなアクティビティを通して、みんなが同じ目標に向かって進むためにコミュニケーションを取りながら、みんなが同時に同じ気持ちになることの大切さを体験しました。

自分自身、友人、クラス全体、それぞれの変化とお互いの結びつきを感じることができたワークショップでした。

1日目の締めくくりは、校歌熱唱大会。道徳ワークショップで「課題解決はみんなで工夫・協力して」を体験した成果が表れて、各クラスそれぞれに、入場、クラス決意表明、隊列に練習の跡が見られました。

クラスごとの校歌練習。これでみんなが一つになった。

Aコース。

Bコース。

Cコース。

3組。

入学して間もないですが、どのクラスも3番まで歌詞を全部覚えて、大きな声で披露しました。最後は全員で輪になって歌い、和気閑谷高校生としての団結ができました。