終業式に併せ、学習成果を発表

12月22日(木)に、2学期終業式を行いました。本校では式典前には論語朗誦や表彰伝達を行いますが、今回は学習成果の発表も行いました。

2年生でマーケティング分野の校外研修に参加した生徒たちは、研修で自分たちが考えた観光プランを、その際に学んだ演劇的な手法を用いたプレゼンテーションを活用して発表。問いかけを入れることで興味関心を持たせたり、笑いを取る場面を入れたり、会場を縦横に動いて生徒や先生の発言を求めるなど「三世代が一緒に旅をする」というアイデアもさることながら、表現の面でもずば抜けた発表で惹き付けました。

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続いては、3年生が英語コミュニケーションの授業で取り組んだ、観光大使としてある国の紹介をするという学習の成果。英語だけで約10分に渡っての発表を行いました。

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後半は、海外で学んだ生徒たち2組による発表です。まずは、夏に上海でサマーキャンプに参加した生徒たち。9か国からの参加者とともに9日間を過ごした彼らは自分たちから積極的に他の人に働きかける重要性を学びました。そして「和気閑谷高校にいるからこそできることが多くある、しかしチャンスを得るためには、自分から行動を起こすことが大切」と訴えました。

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最後は、韓国訪問交流に参加した4人の生徒の発表です。自分達が発見した日韓の文化の違い、韓国の学生たちのオープンでフレンドリーな気質に感動したこと、そして、ユネスコスクールとしての交流はどうあるべきかについても発表しました。

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論語朗誦は池上先生の指導で「くるまのぼりてはかならただしくちてすいる。くるまなかにては、内顧ないこせず、しつげんせず、親指しんしせず」を朗誦しました。

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表彰伝達では、県3位の成果を残した陸上部、多数の賞を受賞した書道部、検定の合格者などの表彰に加え、学校として受賞したESD大賞・文部科学大臣賞受賞の受賞も紹介されました。

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文部科学大臣賞の受賞については、終業式の式辞の中でもこのニュースを知った地域の方から「日々頑張っている姿や、町中での挨拶の様子を見て感心していたが、卒業生として誇りに思う」というはがきをいただいたことも紹介されました。

来年1月、また、生徒たちの元気な顔に会えることを楽しみにしています。

和気駅前イルミネーションライティングセレモニーで1,2年生が活躍

12月10日(土)、和気駅前のイルミネーションライティングセレモニーがありました。2年生の閑谷學「駅前イベントプロデュース」グループ、そして1年生を中心に十数人のボランティアがイベントを盛り上げました。img_8805-1024x768

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ボランティアの生徒は、エンターワケ内での販売や、子どもたちとベーゴマやべっこう飴を作るママほっとサロンの方々のお手伝い、駅周辺でのチラシ配布などを行いました。

2年生閑谷學「駅前イベントプロデュース」グループは、それぞれどうしたらイベントを盛り上げることができるのかを考え、それぞれがやりたいと考えた広報・マーケティング、わけまろサンタ、宝探しスタンプラリー、スノードーム作りの4チームに分かれて活動してきました。

宝探しスタンプラリーは商店街と駅の6か所にスタンプを設置し、ヒントを元にスタンプを探し出し、すべて集まったらお菓子がもらえるというもの。台紙を作り、スタンプも消しゴムを彫って作りました。

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小学生が次々と訪れ、50枚用意した台紙はあっという間になくなりました。

わけまろサンタチームは、和気町の人気キャラクター、わけまろ君とふじこちゃんをクリスマス使用に変身させました。巨大なサンタの帽子も手作りです。

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いつもと違う、サンタさん仕様のわけまろくん、ふじこちゃんは大人からは写真を撮られ、ちびっこたちが常についてくるほど大人気でした!

空き瓶を使ってスノードームを作るワークショップを開催したスノードームチームは、試作を行い材料を購入しと事前準備も大変でしたが、当日もお客さんが絶えることなく大忙しでした。

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次々やってくる小中学生や、親子連れに丁寧に作り方を教える姿が印象的でした。

昨年より多くの参加者があったイルミネーションライティングセレモニーの実行委員の方からは、「広報・マーケティングチームがポスターとチラシを作り、町内の小中学校にお願いして子どもたちに配布してもらったことが効果があったのではないか。また、和気高生ががんばって盛り上げてくれてよかった。」という言葉をいただきました。

閑谷學の駅前イベントチームは、事前のインタビューや打ち合わせ、空き瓶を集めていただいたり商店街の各店の方々と交渉していただいたりと、実行委員の方には大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。

【閑谷學】2年生 NPO育て上げネットによる金銭基礎教育

2年生の閑谷學では、就職希望者は「しごと分野」に所属し、夏のインターンシップから始まって仕事や働くことについての考えを深める学習をしています。

12月2日(金)は東京からNPO法人育て上げネットの方々に来校いただき、新生銀行とともに開発した金銭基礎教育「Money Connection」を実施していただきました。img_8730

これは、一人暮らしをしていくとしたらどれぐらいのお金が必要なのかをゲーム形式で考えていくというもの。働き方や月収がランダムに配られたカードで決まり、生きるために必要なお金をどのように稼ぐか、働き方や月収により生活スタイルはどのように変わるのかをシミュレーションします。

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暮していくために必要な費用として、食費や娯楽、通信費用などは容易に想像できても、健康保険や税金、年金については自分が支払っていくものという実感がなかなか持てない高校生。家賃についてもどれぐらい支払うのかを考えたことはなかったかもしれません。

生徒の感想を見ると「生活コストの相場を初めて知った」「思った以上に生活にはお金がかかる」「高校時代にがんばりたいことは、将来についてしっかり考えることのできる、余裕のある人になりたい」「若い間にしっかりといろんなことにトライしていきたいと思う。今日の授業では先を考えることの大切さを知ることができた」といった声が挙がっていました。

吹奏楽部定期演奏会(12月25日)のお知らせ

第31回となる吹奏楽部定期演奏会を開催します。当日はOBとの共演も予定。生徒も練習に力が入っています。
同窓生の皆さま、地域の皆さま、保護者の皆さま、ぜひお越しください。

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  • 日 時 : 平成28年12月25日(日) 開場13:30 開演14:00
  • 会 場 : 和気町総合福祉センター(和気町役場内)
  • 料 金 : 300円
  • 主 催 : 和気閑谷高校吹奏楽部
  • 後 援 : 岡山県高等学校吹奏楽連盟・本校PTA・本校生徒会
  • 連絡先 : 和気閑谷高等学校 Tel(0869)93-1188

【閑谷學】1年生 町内の専門家にインタビュー!探究基礎編Ⅱ

1年生の閑谷學は、10月から「探究基礎編Ⅱ」がスタートしました。基礎編Ⅰでは、和気閑谷高校をテーマに「仮説を立てて検証する」というプロセスを学習しましたが、Ⅱでは舞台を和気町に広げ仮説検証からステップアップして自分たちなりの提案を考えることに挑戦しています。今年のテーマは以下の8つ。

  1. [問い] 和気町の鳥獣による被害を解決するためにどのような対策ができるのか?
    [ゴール] 鳥獣の被害防止策や有効利用の提案・実行
  2. [問い] 和気の住宅問題はどうしたら解決するのか?
    [ゴール] 空き家を貸してもらうための方策提案・実行
  3. [問い] 町の広報誌に載せる魅力的なコンテンツとはどんなものなのか?
    [ゴール]「広報わけ」の記事企画&作成
  4. [問い] 納税者が増える仕組み・コンテンツはどんなものなのか?
    [ゴール] ふるさと納税のアイデアの提案・実行
  5. [問い] どうしたら商店街で行われるイベントを高校生が盛り上げることができるのか?
    [ゴール] 高校生ができる、やる!商店街のイベント出店への提案・実施
  6. [問い] 和気町に暮らす家族にとっての良い子育てのために高校生ができることは?
    [ゴール] 子育てを充実させるための企画・提案・実施
  7. [問い] 後継者の少ない尺所区の獅子舞を続けてゆくために、どんな取り組みができるのか?
    [ゴール] 尺所区の獅子舞後継者を集め、育てるための企画・提案・獅子舞の発表
  8. [問い] 高校生活をより最高なものにするために、自分たちにできることはなんだろうか?
    [ゴール] 和気高をさらに良い学校にするための企画・提案・実行

12月2日(金)の5.6限は、各テーマに詳しい町内の方々に来校いただき事前に調査した内容を元にインタビューを行いました。生徒たちはなかなか鋭い質問をぶつけ、充実した時間となりました。

1:鳥獣被害

写真はありませんが、このグループでは岡山県備前県民局農林水産事業部から森林の専門家を迎えました。生徒から挙がった質問は以下のようなもの。
「和気(備前)ならではの鳥獣対策はありますか?」「農作物を食い荒らす以外に具体的にどのような被害がありますか?」「対策をしているのに被害が止まらないのはなぜでしょうか?」

ここからは、写真と当日の生徒からの質問を紹介していきます。

2:空き家問題

あきや

「空き家バンクに登録されていない空き家はどのくらいありますか。持ち主と連絡はつきますか?」「移住者に借りてもらう以外に、地域の活性化のために、空き屋の活用法について考えていますか?」「賃貸を増やすために、移住者がDIYでリフォームする案を考えてみたのりですがどうですか?」

3:広報わけの記事企画

「創刊号と今のもので変化したことはありますか?」「記事を作る際に困ったことはありますか。その困ったことをどうやって解決しましたか?」「他の地域の広報誌で参考にしているものはありますか?」

4:ふるさと納税

ふる

「ふるさと納税によって和気町の政策への影響や住民の反響などはどのようなものがありますか?今後の政策の展開を,教えてください」「私たちは毎年1年ごとの期間限定品を作ったほうがよいと考えています。返礼品を毎年新しいものを計画する予定はありますか?」「和気町の納税額が2015年に前年より2千万以上急増しています。どのような工夫をしたのでしょうか?」

5:商店街のイベント

「なぜ店はいっぱいあるのに開店していないのですか?」「商店街が盛んだったときどのような人が商店街に集まっていたのですか?」「イベントをするにあたってイベント前とどのように変化しましたか?」

6:子育て支援

「普段されている活動を通して、実現したいことは何ですか。どういうことをした時に、それが実現されたと思いますか。それが実現することで、何か良いことがありますか?」「良い怒り方とはどうすればできますか。甘やかさないために怒りすぎないためにどうしたらよいですか?」「見知らぬ人に子どもの面倒を見てもらうことはいやではありませんか」「子育てをしてきて一番うれしかったことは何ですか」

7:獅子舞の後継者育成

「尺所区では何年前から獅子舞を始めたんですか?」「獅子舞を踊るときに工夫していることは何ですか?」「下野先生の前の後継者の人はどんな人でしたか。下野先生はなぜ後継者になったのですか」

8:高校生活
ひとつだけ他とは違い、和気町の中にある高校=和気閑谷高校をテーマにしたグループがあります。このグループでは、生徒指導課長の鈴木先生を迎え、携帯利用や学校のルールについて活発なやりとりが繰り広げられました。
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ESD大賞 文部科学大臣賞を受賞!

本校が第7回 ESD 大賞(主催:NPO法人日本持続発展教育推進フォーラム 後援:文部科学省、日本ユネスコ国内委員会、株式会社教育新聞社、公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟)において最優秀賞である文部科学大臣賞を受賞しました!

主催者(NPO法人日本持続発展教育推進フォーラム)のHPはこちら
→ここをクリック!

今回の受賞は、論語を基盤として多様な主体との連携と海外研修をあわせるこ とにより、仁怒の精神と国際感覚を有し、自分と地域と地球の課題や関係性を結び付けて考え実践できるグローカル人材育成プログラムを研究開発する、本校のESDの全体計画を評価されたものです。

12月3日(土)に金沢大学で開催された第8回ユネスコスクール全国大会/ESD 研究大会で授賞式が行われ、本校のESDを牽引してきた主幹の大野先生が賞状を受け取りました。

第4回審査員特別賞につづいて文部科学大臣賞の受賞となりました。本校の活動にご協力くださったすべての皆様に感謝申し上げます。

第4回の審査員特別賞につづいて文部科学大臣賞の受賞となりました。本校の活動にご協力くださったすべての皆様に感謝申し上げます。

これからも、閑谷学校ガイドを中心としたボランティア活動、「閑谷學」を中心とした探究学習を通して、地域を支え未来を拓く若い世代の育成を目指して、地域の皆様ととともに頑張っていきたいと思います。どうぞ応援よろしくお願いします。

英語研究部が善行少年表彰

11月15日(火)に、今年度の善行少年表彰が備前警察署で行われました。この表彰はボランティア活動などに積極的に取り組んだ備前市、和気町の児童・生徒を対象にしています。%e8%a1%a8%e5%bd%b0%e7%8a%b6

今年度、本校からははじめて、英語研究部が表彰されました。和気町の小中学生を対象にしたEnglish Campの企画運営や、こくさいフォーラム in Wake への参加など、地域の英語教育や国際理解のための活動を評価されたものです。

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同好会から部に昇格した初年度から、このような賞をいただいた英語研究部。これからも活躍を期待しています。

第3回高校生による岡山の歴史・文化研究フォーラムに参加

11月13日、岡山北西ロータリークラブ主催の「第3回高校生による岡山の歴史・文化研究フォーラム」に、生徒会メンバーが参加しました。

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発表したのは、生徒会が運営する閑谷学校のガイドボランティア活動の内容です。2・3年生6人が約1か月かけて準備をし、発表を行いました。

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閑谷学校の紹介や活動の内容だけでなく、現在抱えている参加者数の減少などの課題についての改善案についても発表。

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県内十数校が参加した会で、他校のプレゼンから学ぶことも多くありました。

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オリジナル製品を販売!2年生「商品開発」の授業で

キャリア探求科の専門科目「商品開発」を履修する生徒たちが、地元企業と組んで開発した商品を販売しました。11月23日には和気ドームで行われた「和気町ふるさと祭り」で、26日にはバレーボール・岡山シーガルズのホーム開幕戦で販売しました。新聞にも取り上げられたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。また、実際に、お買い上げいただいたみなさま、ありがとうございました。

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開発した商品は、美作そうめん山本さんにご協力いただいた「トマト麺」、パスタソースと組み合わせた商品です。佐伯蒟蒻さんとは、フルーツの粉末を加えた蒟蒻をシロップ漬けにした「にゃくにゃくポンチ」を開発しました。

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開発にあたっては、本校の魅力化推進委員の皆様にも試食でご協力いただきました。上の写真は数種類のパスタソースを食べ比べて、合うソースを検討していただいている様子です。

新聞記事はここをクリック!

(山陽新聞デジタル版11月21日「赤いパスタと甘いこんにゃく開発 和気閑谷高生ら23日に販売」)

販売実習を行った2日間の様子を写真で紹介します。

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人気商品は、右奥に見えるシロップ漬けの蒟蒻「にゃくにゃくポンチ」

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美作そうめん山本さんと一緒に開発したトマト麺は、当日会場でもお召し上がりいただきました。

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左がトマト麺のボロネーゼソースかけ。右は、にゃくにゃく蒟蒻を刻んでタピオカ風に使い、フルーツジュースとともにいただくドリンク

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ふるさと祭りには、練習試合を終えた野球部の保護者の皆さまが立ち寄ってくださいました。おかげさまで売上大幅UP!

3日後に販売を行ったシーガルズ開幕戦でもふるさと祭りでの経験を活かして、ポップを工夫したりお客様に声をかけておススメしたり、がんばりました!

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会場ではいポーズ

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ふるさと祭り以上に多くのお客様の訪れたジップアリーナ。売れ行きは?

12月10日には、JR和気駅前で行われる、イルミネーションライティングセレモニーでも販売予定です。

吹奏楽部♪岡山白陵、備前緑陽、邑久高校と合同演奏

11月23日(祝)に倉敷市民会館で行われた、岡山県高等学校吹奏楽連盟結成60周年記念吹奏楽祭で、吹奏楽部が岡山白陵、備前緑陽、邑久の3校と一緒に演奏を行いました。

演奏したのはこれまで2回の合同練習で仕上げた「宝島」と「汽車の歌メドレー」。

小編成ながら地域のイベントなどさまざまなところで活躍している吹奏楽部ですが、大編成での舞台はふだんとは違う楽しさがあった様子。

参加した部員の感想は
「同じパートに人がいっぱい!はじめて同じパートでハモることができてよかった(涙)!」(フルート女子)。
「音が多い、音が大きいというのは単純に気持ちよくて楽しくて。ぜひ来年もやりたい!」(部長)。

またこんな機会があるといいですね!