英語研究会が本荘小学校で出前授業を行いました!

3月23日(水)、英語研究会が本荘小学校で出前授業を行いました。

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今回は小学2年生を対象に行いました。

今回実施した内容は、3つ。小学2年生の児童と一緒に、ショッピングゲーム、新聞のりゲーム、英語の歌をみんなで歌うことを行いました。

まず行ったのは、ショッピングゲーム。小学生に、「I am looking for ~. How much is it? Here you are.」の3つを教え、実際にショッピングをしてみました。

小学生は、高校生のお姉さんがたくさん来てくれたことで小学生もテンションが上がり、ゲームに熱中していました。

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ショッピングゲームを行う2年生。去年の夏も行っているため、慣れた様子でゲームを進行していました。

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「私は~を探しています」 「いくらですか?」 「はいどうぞ」 を学びました。

次に、顧問の先生と生徒がギターとピアノで伴奏をしながら、みんなで「All you need is love」を歌いました。♪♪おーゆーにっでぃっずらーぶ♪♪ とみんなで歌い楽しい時間を過ごしました。

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この日に向けて練習してきました。少し緊張している様子でした。

最後に行ったのが、新聞のりゲーム。だんだん折られていく新聞紙の上に乗っていられるか、というゲームを実施しました。英語と日本語で説明を行い、ゲームが始まると、小学生は大興奮。みんなで楽しく遊びました。

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新聞紙ゲームの説明を行う生徒。練習の成果が光りました。

今回も非常に楽しく、充実した出前授業でした! 小学生にとっては、あこがれのお姉さんたちと触れあう機会になり、高校生にとっては、日頃の学びを活かし、小学生に英語を教え、楽しんでもらえたことで、双方にとって良い時間になりました。

終業式

3月18日、終業式が行われました。

式に先立っての論語朗誦は、保健相談課長の西田先生の指導で、「のたまはく、じんとおからんや。われじんほっすれば、ここじんいたる」を朗誦しました。

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校長先生の式辞では、来年度に向けて、学校のスローガンを創りたいこと、そのために生徒のみなさんからの意見を募りたいということが、校長先生から発表されました。

校内の先生方、また、学校外の方も交えた魅力化推進委員会で検討したものをまとめたものを案として示し、新学期になったらクラスで考える時間を取ってほしいというお願いです。

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また、式後には表彰伝達があり、各種検定の合格者や、部活動で活躍した生徒、1年皆勤、2年皆勤の生徒が表彰されました。

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合格発表を行いました

本日、平成28年度入学生の合格発表を行いました。合格番号が掲示された瞬間から、学校内に喜びの歓声が響きました。

合格したみなさん、おめでとうございます。

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面白い授業や、充実したクラブ活動、ボランティアや地域の人たちとの関わりなど、和気閑谷高校だからこそ経験できるたくさんのことが待っています。

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フレッシュなみなさんの入学をお待ちしています!

校誌『和気閑谷』完成!

校誌『和気閑谷』の第30号が発刊となりました。『和気閑谷』は昭和61年(1986年)に創刊されました。

創刊号の巻頭言にはその発行目的として以下の4点が挙げられています。

  • 生き生きとした学校の現状を、できるだけ客観的に、多方面からとらえて歴史の資料としたい
  • 自分たちの在り方を正しく捉え、的確な文章に定着させる。いろんな教科で学んだ知識が総合されて生される場とする
  • 教員の日々の努力がどう形になったのか省みて、翌年への足掛かりとする
  • 地域の人々と学校と父母とを結ぶ『懸橋』として働いてほしい

今年度も以下のような内容で、今年度の学校の姿を伝える冊子となっています。

〈目 次〉

  • グラビア 写真に見るこの一年
  • 【巻頭言】
    • 「プロフェッショナル」(校長)
    • 「挨拶の力」(PTA会長)
  • 【和気閑谷の四季】
    • 閑谷合宿
    • 閑谷研修
    • 修学旅行
    • 楷楓祭
    • 芸術鑑賞会
    • 高校生活を振り返って
  • 【講演会・活動の記録】
    • 性教育講演会
    • 人権教育講演会
    • 探究学習
  • 【クローズアップ】
    • 論語教育
  • 【生徒会のあゆみ】
  • 【各種委員会だより】
  • 【各部だより、生徒会各部・同好会顧問一覧、栄光の記録】
  • 【各種表彰】
  • 【各課だより】
    • 学校経営計画・中間期達成状況
    • 総務課 教務課 進路指導課 生徒課 保健相談課 事務室
  • 【学校概要】
  • 【編集後記】

PTA会報『わけのわ』33号が発行されました

和気閑谷高校のPTAでは、年に一度広報誌『わけのわ』を発行しています。PTA役員のみなさんが、PTA総会や食堂試食会、楷楓祭の模擬店、寒中ウォーキングの炊き出しなどに参加したレポートを執筆し、PTAの活動内容を紹介しています。

また「ちょっとひとこと」のコーナーでは例年三年生の保護者の方々がわが子と過ごした本校での三年間を振り返ったコメントを寄せてくださっています。
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「ちょっとひとこと」のコーナーから、今春の卒業生の保護者の方の言葉を紹介します。

 長女が入学し、次女の卒業まであっという間の六年間でした。娘二人がお世話になるのだから・・・と次女の入学を機に役員を受けました。私にできるだろうかと不安でしたが、今は、役員を受けてよかったと思っています。役員として学校行事に参加することによって、娘の高校生活に関わることができ、学校の中での娘の姿を見ることもできました。

自分のことを誰よりも理解してくださる先生。嬉しいことも辛いことも一緒に笑って泣いてくれる友達。大好きなバレーボールを悔いなく三年間できたこと。娘にとって和気高での三年間はとても有意義だったと思います。本当にありがとうございました。

もうお一方の文章の一部をご紹介します。

三年間親子共にお世話になりました。

二年生の終わりまではやりたいことが見えず「とりあえず大学に行って探す。」と言っていた息子が「この仕事がしたい。」と言えるようになったのは先生方のおかげです。なかなか自分の将来が見えず考えることも多かったと思うのですが、いつも親身になって相談に乗ってくださり、励まし、時には叱り、勇気づけられていたと思います。全く縁のなかった和気閑谷高校の三年間「楽しい・面白い・大好き」という感想しか聞いたことがありません。そして私自身も役員として充実した三年間を送らせていただきました。

探究学習発表会を開催しました

3月4日(金)、午前中いっぱいをかけて1年生、2年生の探究学習発表会を開催しました。

フィールドワークやインタビューでお世話になった方々、小中学校の先生方、商店会の方々、保護者の方々、視察・取材の方々など約30人の方が来校くださり、発表後には講評もいただきました。

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会の冒頭に、校長先生からはこのようなお話がありました。

「テーマは地域、でも何のためにこの探究学習を行っているかと言えば、まず、みんなのためです。将来どんな仕事に就くとしても、自分で考えていかなければいけません。いやな仕事でもにっこり笑って頑張れることが大事。そして仕事というのは正解が一つではないことばかりです。答えがない問いに向かっていくというマインドを持つことが大事です。そしてみなさんが取り組んだ地域課題というのは大人であっても正解が見えない、答えがない問題ばかりです。将来、仕事の場で、あるいは地域で活躍してゆくために必要な学びが探究学習です」

今日の態度目標は「PDCA(Plan Do Check Action)をまわすことと”うめラいス”を実践する事」

「今日の態度目標はPDCA(Plan Do Check Action)をまわすことと”うめラいス”を実践すること」みんな実践できたでしょうか?

当日の発表内容を紹介します。

■1年生 探究基礎編Ⅱ「提案!和気の困りごと解決策」発表内容

1年生は調査・問題解決・表現といった探究活動の基礎を学んだ後、11月から約2か月半、和気町の7つの課題テーマ別グループに分かれ、自分たちなりの提案を考える活動を行ってきました。各テーマ内で4人1チームとなり、グループ内で相互評価によって選ばれた優秀チームのプレゼンテーションを軸に、グループごとに工夫をした発表を行いました。

7つのテーマ

  1. 中学生向け社会教育プログラムの提案
  2. 空き家を貸してもらうための方策提案
  3. 「広報わけ」の記事企画&作成
  4. ふるさと納税のアイデア
  5. 高校生ができる、やる! 商店街の景観提案
  6. 小学生の放課後を充実させるためのサポート案
  7. 尺所区の獅子舞後継者を集め・育てるための企画提案
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尺所区の獅子舞後継者を集め・育てるための企画提案は、伝統芸能クラブの設立提案や広報のアイデア、獅子舞自体をショーアップする提案などが発表されました。

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中学生向けプログラムの提案では、女子の参加を増やすために郷土の食材を使ったお料理教室を開催することや、スマホを使って町内をめぐるプログラムの提案がありました。

■2年生 「和気⇔世界の問題」発表内容

今年度は希望進路別に4グループに分かれ、更に小チームで各自の問題関心や興味に沿ってテーマを設定し、1年をかけて探究活動をしてきました。4つのグループはユネスコスクールである本校が考えるESDの取り組み4大テーマに沿っています。和気町内の病院や福祉施設でのフィールドワークや、幼稚園、保育園、小中学校と連携して調査を行った成果をポスター発表とプレゼンテーションで発表しました。

4つのテーマ

  1. 「いのち」現在の医療・福祉の問題点、解決策
    • 対象:医療、福祉系への進学及び就職希望者
  2. 「文化」日本の良さを外国人にどう伝えるか
    • 対象:文学、外国語、国際関係など人文科学系への進学希望者   日本の技術から学びを深めたい進学及び就職希望者対象
  3. 「くらし」地域社会再生のシナリオ提案
    • 対象:経済、経営、地域政策、公務員など社会科学系進学希望者 環境について学びたい進学希望者、地元密着の仕事をしたい就職希望者
  4. 「こころ」子どもの自立心を育むための大人の接し方
    • 対象:教育、保育、心理系進学希望者
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内容や発表の仕方など、「2年生はやっぱりすごい」という感想を書いた1年生がたくさんいました。

ポスター発表は全チームが2回ずつ行いました。1回目に質問や指摘を受け、2回目には1回目より前進した発表をすることができました。

2年生のステージ発表は、4つのテーマから各1チームが代表で発表しました。フロアの観客に意見を求めたり、実際に自分たちがつくった英語版の岡山ガイドを配布するなど、工夫を凝らした発表でした。

この発表が聞きたかったんです!と卒業したばかりの先輩も来てくれました

この発表が聞きたかったんです!と卒業したばかりの先輩も来てくれました

フロアにマイクを向けて観客を巻き込むプレゼンを行った「こころ」チーム

フロアにマイクを向けて観客を巻き込むプレゼンを行った「こころ」チーム

最後に、インタビューやフィールドワークでお世話になった、地域おこし協力隊の坂口さんと、和気駅前商店会理事長の和田さんからコメントをいただきました。「聞いていてワクワクした」「こんな学びの機会があるみなさんは恵まれている」といった励ましとお褒めの言葉をくださいました。

卒業生でもある和田さんは、自分の時にはなかった閑谷學の学びは、社会に出てから必ず役立つものだから、これからもがんばって、楽しんで、とエールを送ってくださいました。

卒業生でもある和田さんは、自分の時にはなかった閑谷學の学びは、社会に出てから必ず役立つものだから、これからもがんばって、楽しんで、とエールを送ってくださいました。

1年生、2年生のみなさん、1年間良くがんばりました!

3/27 吹奏楽部がフレッシュコンサートに出演します

フレッシュコンサートは、平成3年度から和気吹奏楽団と中学・高校の吹奏楽部が、毎年開催している演奏会。今年も、本校の吹奏楽部が出演します。

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入場は無料です。どうぞお出かけください。

■日時
3月27日(日)午後2時開演

■場所
和気町総合福祉センター(和気町役場内)

■出演
和気吹奏楽団
和気閑谷高等学校吹奏楽部
和気中学校吹奏楽部
吉永中学校吹奏楽部
佐伯中学校吹奏楽部
磐梨中学校吹奏楽部
三石中学校吹奏楽部

■主催
フレッシュコンサート実行委員会

■後援
和気町社会福祉協議会

おかやま新聞コンクールで個人賞、特別賞受賞!

岡山県、岡山県教委、岡山市、岡山市教委、山陽新聞社主催による第5回「おかやま新聞コンクール」で、本校の1年生4人、2年生1人、3年生3人が賞を受賞しました。

また、学校を挙げて熱心に取り組んだ高校として、山陽新聞社山陽会長賞(特別賞)を受賞しました。

1年生4人が受賞したのは「新聞づくりの部」。3人が入選し、1人が奨励賞を受賞しました。入選3作を紹介します。

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2年生、3年生が受賞したのは「新聞感想の部」。本校では今年度、積極的に新聞投稿を行ってきましたが、多数掲載された中から4人が選ばれました。

受賞者のみなさん、おめでとうございます!

初の3年生卒業研究発表会

12月18日(金)、本校ではじめての試みである、3年生の卒業研究発表会が行われました。

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3年生の閑谷學は卒業後につながる学習として自身の志望分野に関して「●●博士になる」ことが目標です。1学期の間は進路実現に向けて分野別の講師へのインタビューや、志望分野についての調べ学習、志望理由書をまとめるなどの進路学習を行いました。そして2学期から、3年間の進路学習の集大成として、分野で探究したことを活かし、他分野と協力して理想のまちづくりを行うというテーマで以下の4つのグループに分かれて活動を行ってきました。

  1. デパート
    • 名物のあるデパート~和気町物産展~特産品を企画する
    • 志望分野:製菓・調理、技能・労務、デザイン、事務、営業・販売
  2. 学校
    • 子どもたちにとってより良い学校を提案する
    • 同:保育、教育心理、動物、文学、英語
  3. 病院
    • 地域に愛される病院のあり方を考える
    • 同:看護、リハビリ(理学・スポーツ)、福祉、技術(IT)
  4. 役場
    • 他の3テーマを融合させ、町づくりを牽引する
    • 同:経済、公務員、就職(運送、技術)

発表会は「和気町の魅力発見ツアー」と題して、移住を検討する家族がデパートでの物産展や学校説明会を聞いて回るという、芝居仕立てで進行しました。

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はじまりはじまり

 

 

 

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まずは、和気町がどんなところか、その魅力を紹介

デパートでは物産展が開催されています。

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商業科目の学びも活かし、価格やパッケージも練った論語クッキーや、特産の果物を使ったスイーツなどが提案されました。

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下級生たちも真剣に発表を聞いていました

学校グループの発表は理想の教育システムを供えた学校の、説明会という仕立て。

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理事長役の生徒が堂々と発表をします

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提案内容は近隣の小中学校にご協力いただいたアンケートなども活かしたものでした

病院グループの発表は、病院のパンフレットを用意

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役場チームの提案は防災や交通システムなどさまざまなテーマがありました。

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和気町のこれまでの公共交通の歴史を調べたうえで、今後の和気町に必要な新しい交通システムの提案を行いました。

防災をテーマとしたグループでは、「和気町防災検定」を作成し、クイズ仕立てで発表を行いました

防災をテーマとしたグループでは、「和気町防災検定」を作成し、クイズ仕立てで発表を行いました

1限から4限までと長い発表会でしたが、飽きさせない構成と、3年生の充実した発表内容で後輩たちの聞く態度も最後まで真剣でした。

閉会式では生徒の感想を聞く場面も

閉会式では生徒の感想を聞く場面も

終了後は各教室に戻り、3年生の発表から学んだこと、これからの自分たちの探究学習に活かしたいことをまとめました

終了後は各教室に戻り、3年生の発表から学んだこと、これからの自分たちの探究学習に活かしたいことをまとめました

3年生のみなさん、後輩にすてきなプレゼントを残してくれてありがとう!

平成27年度卒業式 答辞

続いて、卒業生代表の答辞を紹介します。3年間の思い出、成長、感謝、そして後輩への想いが記されています。

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答辞

 

厳しい冬の寒さも次第に和らぎ、吹く風にも春の気配が感じられる季節がやってきました。そして、この今日の良き日に、ご来賓の皆様のご臨席を賜り、私たちのために厳粛かつ盛大な卒業式を挙行していただき、ありがとうございます。卒業生を代表して心よりお礼申し上げます。

思い返せば、希望と不安を胸に抱えながら、校門をくぐってはや三年。あっという間でしたが、たくさんの思い出が今でも鮮明に蘇ってきます。

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三年前の春、真新しい制服に身を包み、和気閑谷高校に入学しました。入学式の前にクラスごとに並びましたが、近くに中学校からの友達がおらず不安だった私に、隣の列にいた二人が話しかけてくれたことを今でもよく覚えています。それからすぐに行われた閑谷合宿は、早起きをして勉強に取り組んだり、みんなで校歌を歌ったりしました。勉強では、同じ机に座った友達と二人のグループで意見をやり取りしたことをよく覚えています。そのとき一緒のグループだった子と同じクラスになったとき「そういえば同じグループだったよね」と一緒に思い出し笑いをしたこともまたいい思い出です。校歌のクラス対抗合唱大会では、練習方法に迷ってしまって少し言い合いになってしまうときもありましたが、話し合ってよりよい練習方法を考え、合唱をしました。歌い終わった時の達成感は今でも忘れません。

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一月に行われたウォーキング大会、寒さと足の痛みと闘いながら山頂を目指しました。途中で友達と「もう下りちゃおうよ」と冗談交じりに会話したり、「あそこの木にどっちが速くつけるか競争しよう」とゲームをしたりすると、あっという間に時間が過ぎてしまいました。登りおわった後の豚汁は、寒さと疲れもあったけれど、一緒に目標を達成したみんなで食べたので、何倍も美味しく感じました。初めての体験ばかりで、毎日が忙しく感じた一年生。友人と協力してやり遂げることの大切さを学びました。

二年生の修学旅行、友達との初めての旅行でしたが、最高に充実した四日間を過ごすことができました。中でも印象に残っているのが、大自然の中の急流を下っていくラフティング体験です。山奥の青々とした木々の中を通る清流は、本当の自然の美しさを感じさせてくれました。少し濡れてしまった人もいるようですが、それもまたいい思い出として記憶に残っています。他にも、関東コースではディズニーリゾートや東京スカイツリー、北海道コースでは旭山動物園や白い恋人パークなど、それぞれの場所で思い出作りをすることができました。

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そのほかにも、中心学年として部活動や委員会活動のリーダーを任されるようになり、まわりを引っ張っていったり、まとめたりといったことが多くなりました。ときには、友達と意見がぶつかり合ってケンカになってしまったことや、他のメンバーとの連携が上手くいかなくて悩むこともありましたが、仲間一人ひとりが自らの得意分野を生かしながら協力することで、納得のいく活動ができたように思いました。学校生活にも慣れてきて、任されることの責任も大きくなった二年生。自分が担う役割の大切さについて学びました。

三年生になると、進学や就職に向けて動き出す人も多くなってきました。そのような中で迎えた最後の楷楓祭。入試が間近に迫っているというのに、弱音も吐かずにクラスの準備を手伝ってくれたこと。夏休みにもかかわらず、登校して応援幕の制作をしてくれたこと。そのほかにもたくさんのことを手伝ってくれました。そのおかげで、納得のいく楷楓祭となり、最後の締めくくりにふさわしいものとなりました。

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それからは、進路実現のために自分との戦いの日々が続きました。進学先や就職先の下調べをしたり、志願理由書を書いたりなど、毎日頭の片隅で進路のことを考えていました。挫けそうになったり、あきらめかけたことも何度もありました。そんなときは先生がおっしゃった「進路実現は一人での戦いではない。団体戦だ。」という言葉を思い出すことで、クラスのみんなのためにも頑張ろう、という気持ちになりました。そして当日、いつになく緊張していましたが、面接の直前までみんなからもらったメッセージを何度も読み返し、「自分ならできる」と気持ちを奮い立たせました。試験は合格、無事志望校に受かることができました。私たちはこの時期を通して、自分で考えて動くこと、主体性を身に着けることができました。

在校生のみなさん、先ほどは心のこもった温かいメッセージをありがとうございました。私からみなさんに伝えたいことは、後悔をしないように一日一日を過ごしてほしい、ということです。私は、この高校生活でたくさんの後悔をしています。小さな後悔から大きな後悔まで、すべて挙げるときりがないほどです。それは、自分がしたいこと、やりたいことを行動に起こさなかったからだと思っています。だから、みなさんには後悔をしないように、やりたいと思ったことは行動に起こしてください。それは、たとえどのような結果になったとしても、自分にとっての経験になり、成長に繋がります。高校生の時期は特に、多くの経験をして学んでください。そうすることで、視野が広がり、将来の可能性の幅が広がるはずです。よりよい進路実現に向けて頑張ってください。

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三年間を共に過ごしたみんなへ。初めて会ったときはこんなに仲良くなるとは思っていませんでした。時にはケンカをしたこともあったけれど、いつの間にか仲直りをしていましたね。ほかにも、私が一人で悩んでいるときに、誰よりも早く気づいてくれて声を掛けてくれたこと、私の話を親身になって聞いてくれたこと、たわいもない話で笑いあえたこと。みんなと過ごした三年間だからこそ時間があっという間にすぎてしまいました。楽しい幸せな時間をありがとう。これからは、それぞれが違った目標を目指していきます。今までのように一緒に過ごすことはできませんが、みなさんが幸せに過ごせていることを願っています。また会う機会があれば、その時は笑顔で会いましょう。

三年間支えてくださった先生方、今までしたことのなかった経験をすることができたのは、先生方のバックアップがあったからです。そのおかげで、私たちは人として大きく成長することができました。この学校に来て、先生方に出会うことができ、本当によかったです。今までありがとうございました。

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私たちを一番近くで見守ってくれた家族へ。家族の支えがあったからこそ、今の自分があると思います。いつも感謝しているけれど、なかなか言えないのでこの場をお借りして伝えたいと思います。お母さんとお父さんの子どもに生まれてよかったです。これからも迷惑を掛けてしまうかもしれないけれど、よろしくお願いします。

私たちはこの三年間で、さまざまな経験をしてきました。いろいろな方々と出会い、成長していく過程で、自分のあるべき姿を見つけられたような気がします。この学校に来たことによって、自分を変えるきっかけを与えてくれた先生方に出会うことができました。さらに、共に信頼し合い、これからも一緒にいたいと思える友人にも出会うことができました。

この学校に来て本当によかったです。ここで得た三年間を糧に、これからは自分で選んだ道を目標に向かって精一杯頑張って生きます。

最後になりましたが、本日私たち一三九名の卒業式にご出席くださいました、すべての皆様方の健康とご多幸、そしてこの伝統ある和気閑谷高校のますますのご発展をお祈り申し上げ、卒業生を代表して答辞といたします。

 

平成二十八年三月一日

岡山県立和気閑谷高等学校 卒業生代表

延原梨奈