1月23日(金)、1年生全員が参加して百人一首大会を武道場で行いました。冬休みの宿題や古典の授業で暗唱し、学年全体で勉強を進めてきました。
この日は、学年全体で4~5人ずつの班に分かれ、2班対抗戦を16ブロックで行いました。優雅な箏曲が流れる中、太鼓の音が会場に響き、大会が始まりました。歌が詠まれるにつれ盛り上がり、冬の寒さも忘れるほどの白熱した対戦になりました。
大会を通して新春のすがすがしい気分を味わい、日本の伝統文化に親しむとともに、級友同士の交流を深めることができました。
1月20日(火)、岡山シンフォニーホールで、第33回岡山県幼小中高PTA連合会連絡協議会研修大会が開催されました。この中で、活動発表「心豊かな子どもたちを育むために」があり、本校生徒代表4名が「地域の未来を創る活動~人・社会・自然のつながりを大切に~」と題して発表しました。
生徒会が主催するボランティア活動を基盤として地域との連携が深まり広がっていること、地域おこし協力隊がつなぎ役になり学校と地域が協働して地域の活性化に取り組んでいること、そして、これらの活動は人と人、人と自然、人と社会のつながりを大切にするESD活動であること、を発表しました。
生徒は自分たちでプレゼン資料と発表原稿を準備し、発表練習をしてきました。堂々とした発表に、会場から大きな拍手をいただきました。
また、この日は「和気町子ども塾の成果と展望」と題して、和気町立藤野小学校からも発表がありました。2つの発表をあわせて、和気町では学校-町役場-地域-子ども-高校生-保護者がつながった活動を展開していることを、参加者の皆さんに伝えることができたと思います。
1月9日(金)、1年生全員でウォーキング大会を行いました。この日は朝から良い天気に恵まれ、絶好のウォーキング大会日和となりました。
8時45分にグランドに集合して出発式を行い、教頭先生からの激励と係の先生からの諸注意を受け、9時に出発しました。富士見橋→金剛川北側土手→片鉄ロマン街道を通り、約3kmで最初のチェックポイントの和気ドームに到着。少し休憩を取り、天神山の「和気美しい森」ビジタ-センターをめざして再出発。益原地区→木倉地区を通り、天神山の山並み、のどかな田畑の風景、吉井川の河辺の景色を楽しみながらビジターセンターに到着しました。
生徒たちが歩いている間、ビジターセンターでは今年もPTAボランティアの方々が豚汁を準備してくださっていました。到着順に熱々の豚汁をいただき、それまでの疲れが一気に吹き飛びました。2杯、3杯、…とおかわりする生徒・先生も出るほどおいしい豚汁でした。
帰路、和気ドームでチェックを受けた後、班ごとに学校までの道のりで周辺のゴミ拾いを行いました。
生徒たちは、地元の自然をあらためて体感するとともに、班の中で励まし合い協力することを通じて、連帯意識を高めることができました。
1月4日(日)、閑谷学校で「読初の儀」が行われました。本校からは運動部の生徒を中心に77名が参加しました。
朝8:00玄関前で出発式を行い校長先生から激励を受けました。教頭先生のピストルの合図で一斉にスタートし、閑谷学校までの約9kmをランニングしました。
制服に着替え大成殿で孔子像に拝礼した後、国宝の講堂へ移動し、論語を朗誦しました。
続いて参加者で新年の抱負を発表し合いました。
「周りへの感謝の気持ちを忘れずに練習に励みたい。」
「地区大会を突破して県大会でベスト8を目指したい。」
など、新年の決意を新たにしました。
最後は参加者全員で講堂の床をきれいに磨きました。
この「読初の儀」は江戸時代から執り行われ、当時の人々にとっては「勉強はじめ」、閑谷学校にとっては「学校びらき」の儀式でした。
明治初頭に途絶えてしまいましたが、1999年、本校野球部が新年の練習を始めるにあたり、心身の鍛練のために閑谷学校までランニングし講堂学習を行ったことが復活のきっかけとなりました。その後、他の運動部も参加するようになり、本校運動部の年頭の恒例行事となりました。
この様子を見ておられた閑谷学校の先生方が、途絶えていた「読初の儀」を是非復活させようと取り組まれました。本校も全面的に協力し、2005年1月に記念すべき1回目が開催されました。秋の「釈菜」と並ぶ閑谷学校の恒例行事となり、今年で11回目となりました。