校長あいさつ

 岡山県立和気閑谷高等学校公式ホームページにアクセスしていただき、まことにありがとうございます。

 和気閑谷高等学校は、1670年に岡山藩主の池田光政が、地域のリーダーを育成するために、武士だけでなく、庶民の家に生まれた少年や他藩の少年も学ぶことができる学校を閑谷の地に開いて以来、来年2020年に350年を迎える、日本で最も長い歴史と伝統を誇る高等学校です。

 旧閑谷学校には「勤・倹・信」という教えがあります。
「勤」は、勤勉の勤です。真心をこめて一心に励むということです。
「倹」は、倹約の倹。お金や時間を倹約してつつましく生活をし、学びに集中することが求められています。
「信」は、言ったことは必ずやり遂げるという意味です。信頼は、他人に対して言ったことを必ずやり遂げることから生まれます。自信は、自分に対して言ったことを必ずやり遂げることから生まれます。

 現在の校訓は、「誠実・勤勉 自主・自律 敬愛・協調」です。旧閑谷学校の「勤・倹・信」の精神を承け継いでいます。
 「誠実・勤勉」とは、言ったことをやり遂げ、真心をこめて一心に励むことです。
 「自主・自律」とは、してはいけないこと、しなくてはならないことを自分自身で考え、学ぶことにエネルギーを集中させていくことです。
 「敬愛・協調」とは、自分を愛するように友だちを敬い、互いに協力し合い、高め合うことです。

 今日のグローバルな世界では、単に知識や技能を得るだけでなく、自ら課題を発見して自分自身で考え行動する力やコミュニケーション力が求められています。自分自身で考えて行動する、互いに協力し合って高め合う、そして真心をこめて一心に励む、いずれも「誠実・勤勉 自主・自律 敬愛・協調」という校訓の精神と態度そのものです。

 本校の生徒たちは、これらの言葉を自分たちの言葉に翻案して、スローガンと行動憲章を創りました。

 スローガン(すべての生徒が目指す姿を一言で表現したもの)
  「挑愛~伝統と絆を未来へ~」
行動憲章(スローガンを実現するためにどう行動すればよいかを具体的に示したもの)
(1)勤:絶えず目標を立て、懸命に取り組む。
(2)倹:失敗を意味あるものにする。
(3)信:仲間の挑戦を支える。

 こうした生徒たちの取組は、「論語」の英知を自らの在り方生き方の参考にしていけるように、論語の章句をちりばめたスケジュール帳「論語手帳」を活用したり、折々に全校で「論語朗誦」をしたりする文化の中から生まれたものです。 現在、本校は、地域課題探究学習「閑谷學」(4単位)や「地域協働探究」(2単位)などのカリキュラムを開発し、生涯にわたって探究する人材の育成をめざす一方で、一人ひとりの学びの個別最適化を図るために、AIを搭載した学習ソフトなどを組み入れたiPadを一人1台配布して、生徒たちが主体的に自らの強みを伸ばし、弱みを克服できる環境を整えるとともに、一人ひとりが自らの学習履歴を電子ポートフォリオとして積み上げたり、それを保護者との3者懇談の際に生徒たちがプレゼンして自らの学びの足跡を説明したりする最新の学びを経験できる工夫をして、最も古く、最も新しい高校であろうとしています。

 こうした教育活動が認められ、2019~2021の3年間、文科省から地域協働推進校(地域魅力化型)として指定を受けました。

 これからも、本校教育に皆様の温かいご理解とご協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

 令和元年5月
              岡山県立和気閑谷高等学校長  香 山 真 一


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